2008.03.16(日)
埼玉県・東部 3:00PM 晴れ 16℃ (暖かい)

昨年に続き「埼玉インセクトフェスティバル」に行ってみた。個人的には標本や生体の販売に興味は無いが、何となく“2008年”の感覚を味わう為に足を運ぶといった感じである。・・・しかし、今年は1人でフラっと会場に来た事もあって、「むし社」の土屋さんと挨拶程度に会話をした以外、何もする事が無くなってしまった。

「埼玉インセクトフェスティバル」
「埼玉インセクトフェスティバル」



・・・どちらかと言うと、フェア見学と言うより、この後の“毎年恒例”的な初探索がメインなので、15分程度で会場を後にしてしまった...。




久々のフィールド。この場所は、2004年2005年2006年2007年と、2004年9月にカブトムシの幼虫を確認してから、毎年シーズン前の“オープン戦”とて足を運んでいる。本格的なシーズンはもう少し先になるが、まずはフィールドに出る喜びを味わいたい。今年は少し早い事もあって、桜の蕾はまだ小さかった。あと2週間ほどで開花予想が出ていたので、日々蕾は大きくなっていくのであろう。

桜の蕾
桜の蕾



地面を見ると土筆(つくし)が生えている。もうこれだけで春の感覚を充分に味わえるので嬉しくなってしまった。・・・因みに「つくしんぼ」を漢字にすると「土筆坊」になる様だ。

つくし
つくし



その横で何やら動いているものがいるので良く観ると、ナナホシテントウであった。2008年フィールドにて初の虫になる。なんだか気分が良いので、暫くその動きを観察してしまった。

ナナホシテントウ
ナナホシテントウ



とりあえず“2008年”カブトムシの幼虫をこの場所で確認しておこうと、倒木などを除けてみる。・・・しかし、年々この場所も果ててきている感があり、倒木などもカラカラに乾いている状況から見ても、大型甲虫の住める環境ではなくなってきている事を感じる。場所としては市街地に近く、2004年に林だったこの場所も完全に伐採されてしまって以来、年々雰囲気が無くなってしまった。

今まではこの裏に...
今まではこの裏に...



例年であればこの倒木の下には多くのカブトムシ幼虫が確認できたが、今回裏返してみると完全に乾ききってしまい、何も確認できなかった。3月と言ってもまだ気温の低い日もあるので、土中深く潜っている可能性もあったので少し倒木周辺を掘り返してみたが、乾いた土が出てくるばかりで、虫の雰囲気を感じる事が出来なかった。

林は...もう無い
林は...もう無い




昨年辺りまでは、カブトムシの幼虫を何とか確認できたこの場所であったが、今回数時間に渡って探索してみたものの遂にカブトムシの幼虫を確認する事はできなかった。・・・もっと郊外に行けばカブトムシの幼虫であれば、容易に確認できる事は分かっている。しかし市街地に近いこの場所で、年々個体数の少なくなっている状況から、同所にてカブトムシの幼虫を確認する事が楽しみになっていたので、この果ててしまった環境に無念を感じる。毎年恒例としてこの場所に拘って足を運んでいたが、このオープン戦は今年で終了になるかも知れない...。


成績:ボ〜ズ

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