2006.04.06(木) 埼玉県・東部 4:00PM 晴れ 14℃ 昨年の11月に石垣島へ遠征してから5ヶ月が経過した。本当にこの5ヶ月は色々と、文字通り“冬の時代”であった。とにかくこの長かった冬は、「早く樹液シーズンになれ!」と願いながら耐え忍んできた。・・・昨年の採集記を見直すと、昨年の今頃は既に“オープン戦”を行なっているので、まだまだ樹液シーズンに突入した訳ではないが、今年も準備運動とばかりにフィールドに足を運んでみる事にした。 今年は桜の“持ち”が良い。気温がそれほど上がらないせいもあってか、花びらがなかなか散らずに満開状態が例年以上に続いている。「桜前線」とは良く言ったもので、神奈川方面ではすでに葉桜になっている場所が多いが、埼玉ではまだ満開である。それでも花見が出来るのはあと2〜3日程度だろう。
ふと地面に目をやると「つくし」が生えている。今までの感覚だと3月の上旬頃のイメージがあったが、場所によってはまだ確認できるのかも知れない。
暫く探索すると腐葉土を発見。とりあえずカブトムシの幼虫を探してみる。枝のきれっぱしを見つけて少し掘ってみる。
するとすぐに大量のカブトムシ幼虫の糞が出てきた。この分だとすぐ近くに幼虫は居るであろう。周辺を調査してみる...。
突然ゴロっと塊が転がった。・・・カブトムシの3齢幼虫であった。おそらくこの調子で探せば、もっと多くの個体を確認する事が出来るだろう。しかし今はこの1頭の幼虫が確認できただけで充分であった。今日は“フィールドの風”を感じる事が目的だったので、すぐに埋め戻した。
今回は少しでもフィールドの雰囲気を味わえればと思っていたので、気持ちとしては満足であった。草むらを歩いていると“カサカサッ”と何かが動いたのでその方向に目を向けると、カナヘビの姿が確認できた。随分とおなかが大きかったので産卵前なのかも知れない。4月のフィールドは思っている以上に生命の息吹が多い。
時間的には短い散策であったが、久々のフィールドは気持ちが良かった!あともう少し先の樹液シーズン開幕まで“オープン戦”と考え、これから徐々に慣らせて行きたいという感じである。 成績:ボ〜ズ |