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2008.07.31(木)へっぽこ遠征in奄美諸島(1日目) 鹿児島県・沖永良部島 8:00AM 晴れ 31℃ 3年ぶりの沖永良部島遠征。前回は梅雨の末期という事もあり非常に難儀したが、その時の教訓を基に今回は梅雨明けに遠征する事にした。個人的に前回はオキノエラブノコを確認できなかったので、今回は何とか確認してみたいと思う。また前回は運良くクロマルカブトの確認も出来たので、今回も更なる確認に至ればと思う。3年ぶりの沖永良部島として“へっぽこ”なりに、どう違いを見い出せるか楽しみである。
まずはいつも通り羽田空港に向かうのだが、今回は途中の高速道路で事故渋滞にハマってしまい、途中から全く動かなくなってしまった。 ・・・一応、この様な事態を想定して多少時間に余裕を持っているのだが、実際に渋滞にハマると少々焦りを感じてしまう。
・・・渋滞でかなり時間ロスしたが、何とか羽田空港に到着。幸い遅れは致命的なものではなかったので、そのままチェックインを行う。
まずは鹿児島空港に向かう。羽田空港から沖永良部島への直行便はないので、経由地の鹿児島空港を経て沖永良部島入りする。 滑走路に向かう途中、機内アナウンスが流れる。・・・やはり今回も滑走路が込み合っており、離陸の順番待ちとなっている。
羽田空港を発って暫くすると、いつもの富士山周辺にやってきた。今回はどの様に富士山が見えるのか探してみると、雲の絨毯の中にその頭を突き出した富士山の姿を見つける事が出来た。
その富士山をよく見ると、その頂に白いものを窺う事が出来る。もしかすると未だに山頂付近には雪が残っているのかも知れない。
鹿児島空港に到着するまで暫く時間が掛かるので、つい先日発売されたクワガタマガジン42号を読みながら時間を過ごす。42号の“へっぽこ採集記”は2006年11月に行った与那国島遠征であるが、自分にとってこの時の経験はもの凄く大きな財産になったと感じているので、改めて今後も自分のスタンスで楽しんで行きたいと感じた。
暫くすると鹿児島空港上空に辿り着いた。窓の外には鹿児島の台地が広がっている。考えてみれば鹿児島県といっても過去に奄美大島・沖永良部島・徳之島と離島ばかり足を運んでるので、機会があれば九州の地でも探索を行ってみたいと思う。
鹿児島空港到着後は、そこから沖永良部島行きのプロペラ機に乗り換える。3年前に沖永良部島に行く際は「YS−11」に乗った記憶があるが、現在は退役している。
鹿児島空港を発って40分ほどで沖永良部島上空に辿り着く。海の色を見ると“南国の色”に変わっている。やはりこの色を見えるとテンションが上る。
逆サイドの窓を見ると、窓の向こう側には沖永良部島の風景が広がっている。いよいよ到着間近である!
沖永良部島に到着後、飛行機の外に出ると直射日光が眩しい。おそらく気温も30℃を越えているであろう。3年ぶりという事もあって久々の沖永良部島にワクワク感が増す。
荷物を受け取りレンタカー屋と挨拶を交わす。空港の外に出ると沖永良部島の案内図がある。これは3年前にも見た事を思い出す。 ・・・実はこの沖永良部島には親戚が住んでいたりもする。
レンタカーを借りた後、海が見えたので少し寄ってみる。南西諸島の海だけあってやはり蒼い。毎度の事ながら南西諸島に足を運びながら水着など一度も持参した事がない...。私の離島遠征も終盤を迎えているが、どこかでゆっくり離島らしい“一般的な”楽しみ方を満喫するのも良いかも知れない。
とりあえず飲み物や備品を購入しようと島のスーパーに向かう。・・・しかし、島らしいというか制限速度“以下”で走る、島時間な車が「逸る気持ちを抑えろ!」と言わんばかりに行く手を遮る。いつもながら離島は本土以上に低速な車が多いが、それが離島であり、自分自身も“都会モード”から“離島モード”に切り替えなければいけないと感じた。
沖永良部島には2店の大型スーパーがあるので、買い物には困らない。今回もここで身支度を整えてから探索に向かった。
とりあえず3年前にも足を運んだ林道に入ってみる事にした。久々の沖永良部島なので非常にテンションもあがる。幸いにして前回の遠征時と違って、天候にも恵まれたので前回とは一味違った雰囲気を感じる。
今回も先月の南大東島同様に、クワガタマガジン用の動画撮影としてハンディカメラを持参している。クワマガ用に“使える動画”が撮れるか分からないが、少しでも自分なりの足跡を残せればと感じている。
林道突入後は早速、今回のフルーツトラップ作りから始める。毎度の事ながらこのフルーツトラップは、殆どが2泊3日というサラリーマン遠征?(それ以上休めない)の中で、試行錯誤しながら“短期間でも集まりやすいレシピ”を考えているのだが、現実はなかなか上手く行かないのが正直な所である。因みに今回も自分なりの試みを行いながら設置していく。
せっかく明るい時間帯に林道に居るので、オキノエラブノコが居ないかルッキングを開始してみる。タブの樹に集まると書物で目にした事があったが、とりあえずは広葉樹の雰囲気のありそうな樹を覗き込んで見る。
・・・しかし、最近目が悪くなったのか?いまいち虫らしい影を観付ける事が出来ない。・・・そこで樹を蹴ってみると、ハナムグリが落ちてきた。やはり見えてない場所に虫は付いている様である。
その後もルッキングを続けるものの、なかなかクワガタらしいシルエットを確認できない。このままでは進展がないので、先ほど同様に雰囲気のありそうな樹を蹴ってみると・・・。
少し離れた場所に「カチッ!」という音と共に甲虫が落ちてきた。先ほどのハナムグリとは全く異なる色彩に思わず近寄ってみると、オキノエラブノコ♀であった。3年前の遠征では全く確認できなかった、自身初のオキノエラブノコなので非常に嬉しい!個体をよく見ると、図鑑で見た様な“トカラっぽい”オレンジ色をしている。個人的にトカラ列島(現在、採集禁止)の採集が叶わなかったので、このオレンジ色はその想いを晴らしてくれる美しい“琉球オレンジ”だと感じる。
その後もルッキング&蹴り採集を行いながら、フルーツトラップを仕掛けていく。どこまでこのフルーツトラップが効いてくれるか分からないが、期待をしていきたい。
林道を歩いていると「オオシオカラトンボ」の姿をあちこちで見掛ける。3年前に遠征した際にはあまり気付かなかったが、今回はやたらと林道脇の小枝に静止している個体を見掛けた。
少し目先を変えようと移動してみる事にした。開けた場所に出ると畑にはサトウキビも見られる。この沖永良部島は鹿児島県の離島ではあるが、位置的には奄美大島や徳之島よりも沖縄本島に近い。やはりこのサトウキビ畑を見ると、蒼い海同様に南西諸島を感じる。
何とかオキノエラブノコを確認できたので、今まで探索した事のない場所を進んでみる事にした。“採れなければ仕方が無い”というスタンスで探索を続けているが、先ほどの個体確認によって、初日から新たな林道探索が出来る余裕が持てるのは大きい。
とりあえず樹を蹴ってみる。・・・が、やはり確認できるのはハナムグリばかりである。名前は良く分からないが見た目は艶のあるシロテンっぽい感じがする。オオシマオオハナムグリ・リュウキュウツヤハナムグリ・イシガキシロテンハナムグリなど沖永良部島に生息するハナムグリ図鑑を見てみたが、結局イマイチ判らない...。
それなりに探索を続けてのだが、オキノエラブノコ♀以外の確認には至らなかった。時計を見るとすでに夕暮れを迎えており、夜の探索に備えて一度宿に戻る事にした。
宿にて夕食を取った後、再びレンタカーを走らせる。フルーツトラップの確認に向かう前に、自販機の明かりに飛来している虫が居ないか確認していく。コカコーラ社の自販機を確認すると虫はいなかったが、都内では最近見かけなくなったジョージア・テイスティを販売していたので購入する。 ・・・以前はこればかり好んで飲んでいたが、最近は見かけなくなった事もあるが、他社の味がかなり向上している気がする。
その他の雰囲気のありそうな外灯も確認していく。3年前の探索ではクロマルカブトを確認しているので、今回も観てみたい気持ちが強い。 ・・・しかし、前回クロマルカブトを多数確認した有望自販機は既にその存在が無くなっており、残念ながら他の外灯や自販機を確認していく。
するとある自販機の明かりが目に付いた。場所が良いのか、他の自販機や外灯以上に虫の集まりが良い。集まっている虫の中には3年前にも確認したコガネが居るので、少し時間を掛けてチェックする事にした。
それにしても“黒く小さな”虫が多い。もしやと思い確認してみたが、これはクロマルカブトではなかった。大きさもクロマルカブトと紛らわしく、しかも頻繁に飛び回るので非常に鬱陶しい存在である。・・・残念ながら時間を掛けたもののクロマルカブトは確認できなかった。
その後も探索を続けていく。外灯回りを一段落した所でフルーツトラップ確認に切り替える。1箇所、2箇所と確認していくが、甲虫らしい姿は全く集まってない。ある林道にてフルーツトラップを確認していると、ふと何かが光った気がしたのでよく見ると、ホタルが飛んでいた。素手でキャッチしてみると本土で観掛ける様なタイプであったが、おそらく「オキナワスジボタル」であろう。沖永良部島はそれほど深い山は無いが、林道の中で見た淡い光に癒される一瞬であった。
・・・結局フルーツトラップには大量の蛾やカタツムリばかりで、クワガタの姿を確認する事はできなかった。3年前も全く同じ状況であったが、とりあえずは遠征初日という事もあり、本日の探索を切り上げる事にした。一応、帰りがけに3年前にオキノエラブヒラタを確認した樹に立ち寄ってみたが、何も居なかった...。
何とか遠征初日にオキノエラブノコを確認する事が出来たが、個人的な感想として相変わらず沖永良部島の難しさを感じる一日であった。やはり樹液の出る樹を見付けられないと、フルーツトラップに頼らざるを得ないので、そのトラップが上手く効かないと手詰まりになってしまう感がある。これは南西諸島全般に言える事でもあるが、今年は例年以上に上手く行かない気がする。 ・・・とりあえず、明日に期待したい。 成績:オキノエラブノコ♀×1 (確認後、最終日に全てリリース) |
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