2008.08.01(金)へっぽこ遠征in奄美諸島(2日目)
鹿児島県・沖永良部島 10:30AM 晴れ 32℃ (暑い)

沖永良部島遠征、2日目の朝。

いつもの様に天候が気になり、窓の外を見ると“へっぽこ”遠征らしからぬ快晴であった。昨晩は3年前の様なトラブルが無かった事やあまり遅くまで無理をしなかった事もあって、目覚めも良い。・・・まずは朝食をとりながら本日の流れを考えていく。

快晴の沖永良部島
快晴の沖永良部島



朝食後は天候も良いので、のんびりせずにレンタカーに乗り込み林道を目指す事にした。


昨日は幸いにしてオキノエラブノコ♀を確認できたが、正直な所“偶々”という感じだった。遠征2日目の本日は、タブの樹のルッキングなどで沖永良部島のクワガタを確認できればと思っている。まずはフルーツトラップの確認から行っていく。

林道に入る
林道に入る



正直な所“いつも通り期待してなかった”のだが、やはりクワガタの姿は無かった。・・・何と言うか、元々フルーツトラップのレシピを試行錯誤しながら続けているが、沖永良部島は他の南西諸島以上に虫の集まりが良くないと感じてしまう。

フルーツトラップは全く来ない
フルーツトラップは全く来ない



樹に何かが付いているので確認してみると、ニイニイゼミっぽいセミ亡骸であった。しかしこの沖永良部島ではニイニイゼミは分布してないらしいので、何という名のセミなのであろうか?

?ゼミ亡骸
?ゼミ亡骸



島のあちらこちらでハイビスカスを見かける。おそらく人為的に植えられたものだと思うが、南国モードとしてのテンションは高まる。ハイビスカスを見ていると、どこからか黒いアゲハチョウが数多く飛来する。・・・しかし思い出してみると3年前の方が、蝶の種類も数も多かったと思う。時期的なものなのか、それとも他の要素が関係しているのか分からないが、今回の遠征の方が圧倒的に数は少ない...。

ハイビスカス満開
ハイビスカス満開



オキノエラブノコのルッキングを開始する為、5メートルの長網を準備する。運良く高所に付くオキノエラブノコを見付けた際には、是非とも活用して行きたい。

5m長網
5m長網



雰囲気のありそうな場所を確認しながら探索を続ける。・・・しかし、昨日同様になかなか個体を確認する事が出来ない。時期的には3年前の遠征より良いはずなので、あとは“観付ける事が出来るか”にかかってくる。

ルッキングしていく
ルッキングしていく


時間を掛けてルッキングを行っているものの、やはり簡単にはオキノエラブノコを確認する事が出来ない。仕方が無いので昨日の様に樹を蹴ってみる事にした。・・・すると、またしてもハナムグリが落ちてきた。この個体は今の時期、沖永良部島にてかなりの個体数が確認できる様である。
・・・ハナムグリは見飽きたので、そろそろオキノエラブノコを確認したい所である...。

ハナムグリは多い
ハナムグリは多い



タブの樹が一番可能性が高い事は分かっているが、アカメガシワなど他の広葉樹も確認してみながら可能性を見い出していく。

ルッキングを続ける
ルッキングを続ける



島中の様々な箇所を探索して行く。ある程度、林が濃い場所や畑の脇にある様な数本の樹も含め、雰囲気のありそうな場所は先入観を抜きにしてチェックしてみる。

真夏の沖永良部島
真夏の沖永良部島



・・・するとある樹の枝に小鳥の巣があった。リュウキュウメジロだろうか?見た所、既に用が済んでから随分と時間が経っている様に見受けられたが、何となく猛暑の沖永良部の夏の中で和む一瞬であった。

鳥の巣を発見
鳥の巣を発見



・・・しばらく探索を続けたが思う様な内容に至らなかったので、流れを変える意味も含めて一度市街地に戻り昼食にする事にした。


昼食は時間帯が昼時を回ってしまったので選択肢が限られてしまったが、幸いにして島のうどんを食べる事が出来た。通常に離島遠征なら“沖縄そば系”を選択する所だが、今回は「肉うどん」をオーダーしてみた。運ばれてきた肉うどんを見ると、“沖縄系のバラ肉と鹿児島のさつま揚げ”の入った沖永良部らしい仕上げになっていた。・・・ただ、残念な事に味の方はダシとうどんのコシがイマイチであった。

さつま揚げが入っている
さつま揚げが入っている


昼食後は再び林道に戻る。今回は前回の遠征の様な雨に悩まされる心配が無いのは良いのだが、その分かなり暑い。

午後も探索
午後も探索



とりあえずフルーツトラップを確認してみたが、やはり甲虫の姿は無く、蝶のみの飛来であった。トラップ設置場所の問題もあるかも知れないが、他の島ではクワガタは来ないまでも他の甲虫が集まるなど、もう少し雰囲気は感じられるのだが、沖永良部島では“それ”すら感じる事が出来ない。

トラップには蝶のみ
トラップには蝶のみ



・・・結局、夕方まで探索を行ったがクワガタの姿は確認できなかった。正直な所、採集者として腕が無いという事は承知しているものの、ここまでオキノエラブノコ探索が上手く行かないとは思ってなかった。“へっぽこ採集記”らしいと言えば形になるかも知れないが、改めてな情けなさを実感してしまった...。

・・・仕方ないので宿にて仕切り直しをした上で、夜に再出撃する事にした。




夜の帳が下りた頃、再びレンタカーを走らせる。夜空を見上げると月がよく出ている。外灯回りをするには良い条件とは言えないが、それでも可能性を求めて探索を開始する。それにしても雲ひとつない夜空で、ガス状に見える天の川もハッキリと肉眼で見る事が出来る。やはり空気が澄んでいるというのは素晴らしい。

月が出ている
月が出ている



とりあえずフルーツトラップを確認してみるが、やはり何も来てなかった...。もはや期待はずれもいい所だが、“へっぽこ経験”ながらも島ごとにフルーツの種類や発酵具合など様々なレシピを試みているが、南大東島と沖永良部島は全くと言って良いほど雰囲気を感じる事が出来ない。やはり私のレシピが悪いのだろうが本当に厳しいものを感じる。

フルーツトラップはダメ...
フルーツトラップはダメ...



次に外灯回りを行っていく。雰囲気の良さそうな外灯や自販機を確認していく。残念ながら3年前にクロマルカブトを確認した場所がなくなってしまったので、島の中を走り回り他の場所を確認していく。

自販機をチェックしていく
自販機をチェックしていく



昨晩雰囲気の良かった場所に来てみると、今晩も多くの“小さな黒い虫”が飛来している。改めて確認してみると当然クロマルコガネではなく、どうやらカメムシの仲間の様であった。その他に大型のカメムシも飛来しており、虫から見ると良い場所の様なので更に確認して行く。

カメムシ大小
カメムシ大小



・・・するとカメムシの中にオレンジ色した虫の姿が見えたので、驚いて確認してみると何とオキノエラブノコ♀であった。元々クワガタ探索をしているので嬉しいはずであるが、何と言うか「ここには居ないのではないか...?」と、少々後ろ向きに感じていたので、本当にクワガタが居たという事実に意識が追いついてない感覚であった。

沖永良部島・オキノエラブノコ♀
沖永良部島・オキノエラブノコ♀



その後も外灯回りを行っていく。するとある外灯に近づいた所、明らかに大型甲虫が地面を歩いている姿が目に入った。驚いて車を降りる。
オキノエラブヒラタ♂を想像しながら大型甲虫に近付いてみると・・・。

外灯を確認する
外灯を確認する



大型甲虫の正体はタイワンカブトであった。久々に観るタイワンカブトなので新鮮さはあるが、やはりオキノエラブヒラタを意識していただけに少々拍子抜けしてしまった。それでもタイワンカブトに出会えたという事に楽しい思いも感じる。

沖永良部島・タイワンカブト♀
沖永良部島・タイワンカブト♀




その後も探索を続けたが、結局それ以上の個体は確認できなかった。夜も更けてきたので夜回りを切り上げようと思ったが、最後にもう一度フルーツトラップを確認して回ってみた。しかし、結果は何も来てなかった。初日に比べればより発酵も進んでいるはずであるが、元々自宅にてトラップ作成後数日置いたものを持参している訳であるが、やはりトラップが島にシンクロするまでまだ時間が足りないのだろうか?今年は特にフルーツトラップの内容が伴わない感もあるが、多すぎる失敗の中にも前進を信じて歩を進めていくしかないと思う様にしている...。

フルーツトラップは、、、やはり来ない
フルーツトラップは、、、やはり来ない



・・・明日は遠征最終日であるが、フルーツトラップの最後の可能性やタブの樹ルッキングで沖永良部島のクワガタを確認したい所である...。



成績オキノエラブノコ♀×1 タイワンカブト×1
(確認後、最終日に全てリリース)

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