2007年年4月1日より、神津島動植物の保護に関する条例第4条第1項、第5条第2項及び同条例施行規則第4条第2項に基づき、ミクラミヤマクワガタは採集禁止となりました。 |
2024.05.13(土)へっぽこ遠征in伊豆諸島(1日目) 東京都・神津島 8:00AM 晴れ 19℃ 同行者:ロンストさん 2023年最初の“へっぽこ遠征”は、東京都の離島である神津島になった。 神津島は“2007年にミクラミヤマクワガタの採集禁止”になっているが、今回は“例え個体が確認できたとしても一切手を触れず撮影のみ”として訪れる試みとした。今回の同行者はロンストさん。ミヤマクワガタ好きのロンストさんは、離島のミクラミヤマを観た事が無いので、私と同じく“観察のみ”の条件で同行してくれた。
17年振りに東京都調布飛行場に向かう。竹芝桟橋からジェットフォイルでも良かったのだが、飛行機なら1時間掛からずして神津島に到着できるので時間を優先するのなら航空機だと思う。
・・・天気予報は今回の日程全般かなり悪いので心配だったが、神津島周辺の雲は高く問題なく着陸できた。
まずは予約していたレンタカーを借り、本日の宿のチェックインを行う。2010年以来13年間神津島を訪れてなかったが、村の雰囲気はほとんど変わりない様に窺える。
しかし、飲み物を購入しようと以前「神津ストア」という島で唯一のスーパーがあった場所を訪れてみると、何と100円ショップ「CAN★Do」になっていた。何もない神津島に100均が出来ていたのは衝撃的だった...。
天気予報は終日雨だったが、今のところ雨粒は落ちてきてないので、早速林道に向かってみる。
神津島は大きく分けると二か所ミクラミヤマクワガタが生息しているポイントがあるので、時間の限り両方回って林道に歩行してくる個体をチェックしてみたい。
・・・と、黒い物体がひっくり返っていたので驚いて確認してみたがクワガタではなかった...。
調査を続けている内に気温も上がってきた。オカダトカゲなどがガサゴソと草むらへと逃げていく。よリ雰囲気が増してきたので期待も膨らむ。
調査を続けているとノコギリクワガタ♂の頭パーツを見つけた。現在は亜種のミヤケノコギリクワガタになったのだろうか?未だに良く理解してない。この亡骸も当然撮影のみとした。
時計を見ると17時を回っており辺りは暗くなり始めている。過去に何度もミクラミヤマを確認しているポイントを何往復しても何故か個体が確認できない...。体力の限界を感じていたので車の中で休憩していたが、同行してくれたロンストさんが徒歩で林道を確認していると、明日葉の根っこにコクワ♀が居ると言う。車でそこまで行き確認してみると、確かにコクワ♀が佇んでいた。
・・・随分と時間を掛けて神津島を探索してみたが、亡骸すら確認できず全くミクラミヤマの雰囲気が感じられない。採集禁止になる前から何度も足を運んでいた場所なので生息地は把握しているが、時期としても外してないだけに不思議に感じる。過去の例を考えるなら農薬を散布したのだろうか。
・・・結局、初日はミクラミヤマの姿を確認できなかった。天候は悪くなかっただけにミクラミヤマを観察できなかったのは、何らかに見えない力が作用したのだろうか。・・・それなら仕方ないと早めに宿に戻る事にした。
18時過ぎに宿に戻ったのだが、ここが神津島である事をすっかり忘れていた。伊豆諸島の神津島は南西諸島に比べ、夕食など予め用意してもらってないと喰いっぱぐれてしまう...。今回も数件夕食が出来ないか電話してみたが、どこも予約のみで飛び込みは受け付けてなかった。仕方ないので最後の砦として島の温泉施設に出向き、そこでやっと外食が出来た。
・・・明日の天気予報はかなり悪いのだが、可能性は否定せず明日に備えたい。 調査内容:コクワ♀×1 (撮影のみ) |
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