2014.06.19(木) ・・・2014年も6月の下旬を迎えて、やっとフィールドに出ることが出来た。
シーズンインとしては遅すぎるかも知れないが、自分にとってはフィールドの風が久しくもあり、心地よく感じる。樹液場に向かう前に水生昆虫の確認を行ってみようと、用水路に立ち寄ってみる。
何度か網を入れてみると、卵を背負ったコオイムシ♂の姿を確認する事が出来た。・・・とにかく楽しい。
夜の帳が下りたので、新規の樹液場に向かってみる。ワクワクする自分が嬉しい。
場所によってはまだ樹液の出てない箇所もあるのだが、頭上1メートルに僅かに染み出す樹液に黒い姿が確認できた。遠目であっても”それ”だと判る。
近くに落ちている枝を利用して個体を手前に導いてみる。手にとって確認してみると2014年初となるコクワ♂が確認できた。何の変哲も無い小さなコクワであるが、シーズン最初のコクワは特別なものを感じるし、特に今年は昨年までの自分とは状況が大きく異なるので、より特別なものを感じる。確認したコクワに感謝しリリースする。
探索としては短いかもしれないが、今の自分にとっては、今回フィールドに出ることが何よりも大きな意味があったので充分満足できた。 「人生いろいろ」 誰かの歌であったり、誰かの答弁だったかも知れないが、人それぞれの人生がある。私も改めて今後の可能性を否定せず、夢と現実を見て行きたいと思えた大変有意義な1日であった。 成績:コクワ♂×1 (確認後、リリース) |