2012.12.06(木)へっぽこ遠征inタイ王国(1日目)
海外・タイ王国 10:30PM 晴れ 30℃ 同行者:うしやんさん(タイ王国在住)

第10回となるタイ王国遠征。本来であれば10月の第9回タイ王国遠征にて2012年は終了の予定であった...。しかし、タイ王国在住のうしやんさんより「今年は11月に入ってもギラファが確認できる!」との報告を戴き、すぐに遠征の手続きを進めた。ギラファと言えば日本でも人気のノコギリクワガタであるが、以前タイ王国でギラファを確認したのは2010年7月であったが、今年は時期的にかなり遅い発生となっている。天候不順などが影響しているのだろうか?どちらにしても12月という日本では冬の時期にタイ王国ではギラファが確認できる可能性があるのであれば、非常に興味深いものがある。

第10回タイ王国遠征
第10回タイ王国遠征
(熱帯モンスーン気候。言葉はタイ語。面積は日本の約1.4倍。人口は約6200万人。仏教95%を占める。)



自宅から成田空港に向かう。今まではJAL(日本航空)を頻繁に使用していた為、京成電鉄の「空港第2ビル」駅降車であったが、前回のタイ航空や今回搭乗予定のANA(全日空)は終点の「成田空港」駅に降車する。羽田空港もそうであるが、意外と間違えやすいので事前に確認は必要であろう。

成田空港
成田空港



成田空港内はクリスマスムードが漂っている。当然季節は冬であり、これからギラファノコを探索しに行くのが不思議な感覚である...。

クリスマスモード
クリスマスモード



まずは搭乗手続きを行おうとANAのカウンターに並ぶ。すると某外国人が順番を守らずどんどん割り込んでくる。見かねたANAの職員が私に別のカウンターを勧めてくれたので移動すると、そこにも某外国人は流れてきた...。順番が守れない人というのは非常に残念な事である。とりあえず自分の番が回ってくるまで、ひたすら待ち続ける。・・・ようやく自分の番が回ってきたと思ったら「タイ航空とのコードシェア便なのでタイ航空にてチェックインして下さい。」と言われ、理解してなかった自分が悪いと思う様にしてタイ航空にて並び直す。結局タイ航空でのチェックインを行ったのだが、ANAのマイレージは付かなかった...。海外への航空会社選択はコードシェア便が多いので、チケット購入時に詳細を確認しておいた方が良いと思う。

コードシェア便は面倒...
コードシェア便は面倒...


なんとか全ての搭乗手続きを済ませ、搭乗口へと向かう。ボードにはタイ航空の便名と共に、ANA(全日空)の便名も表記されている。ANAの航空券を購入したはずなのに、実質タイ航空機材を意味している。コードシェア便の意味をしっかりと理解しておく必要があると感じた。

ANAという名のタイ航空...
ANAという名のタイ航空...



搭乗時刻が来たのでタイ航空に乗り込む。まだ17時30分前であるが、窓の外は夜の帳が下りて真っ暗である。確実に冬を意味しているのに対し、私はこれから夏のタイ王国に向かうのだから世界は広いと感じる。

タイ航空に乗り込む
タイ航空に乗り込む



座席に着きフライトスケジュールを確認してみる。往路は約7時間かかる。因みに復路は約5時間30分であるが、飛行機は気流の影響が大きい。この移動時間が長く感じるのだが、考えてみれば沖縄本島へ行く3倍ほどの距離を飛ぶのだから遠くて当たり前である...。

約7時間のフライト
約7時間のフライト



当初はANA(全日空)のつもりであった航空機だが、タイ航空機材という事で喜ばしい点もある。前回もそうであったがタイ航空の座席にはUSBが付いているのである。長時間のフライトの為、自分はDSや3DSを楽しむ時間に費やしているが、同時に充電も出来るので非常に重宝する。

タイ航空は座席にUSB
タイ航空は座席にUSB


成田空港を発ち、暫くすると夕食が運ばれてきた。海外へのフライト時は機内食が出るのだが、今までそれほど期待できるものではないと感じていた。しかし、このタイ航空はちょっとチョイスが変わっていて、前回は食べやすいタイカレーであり、今回はカツ丼だったので食べてみたところ、それなりに美味しかった。航空会社によってそれぞれ方向性がある様で、タイ航空は面白く気に入っている。

機内食(カツ丼)
機内食(カツ丼)






・・・うつらうつらしながら5時間ほどが経過した。

隣の座席にはタイ人の若い女性が座っているのだが、少し会話してみると、どうやらタイ王国にて日本人の男性と結婚するとの事で、日本語が堪能であった。日本人的な気の遣い方が上手で、その様な方が近くに座ると、こちらも気を遣いやすく長旅も安心できる。長時間のフライトになると、トイレなどお互い席を立つタイミングなど座席間での移動があるので、やはりお互いの気の遣い方は大事になってくる。

長時間のフライト
長時間のフライト


7時間のフライトを経て、新バンコク(スワンナプーム)国際空港に到着。結果的に今回もタイ航空で良かったかも知れない。航空機から降り、専用のバスにて入国審査のある建物に向かうのだが、外の空気を感じた瞬間“暑い夏”がそこにあった。7時間前の冬の日本から来た自分にとって、気温10℃→30℃では汗の掻き方を忘れた自分に気付く...。

タイ王国に到着
タイ王国に到着



まずは入国審査(イミグレーション)を受ける。前回から随分とスムーズに進むことが出来るので、時間のロスも少なくストレスも少ない。

入国審査(イミグレーション)
入国審査(イミグレーション)



機内預けの荷物を受け取り、うしやんさんとの合流ポイントを目指す。前回はここから電車にてバンコク都へと移動した良い経験が出来たが、今回は通常の合流となる。やはりその方が“いつものタイ王国遠征”らしい。とりあえず自動的に海外仕様に変わった携帯にて、うしやんさんに連絡を入れてみる。

うしやんさんとの合流ポイントへ
うしやんさんとの合流ポイントへ



うしやんさんと合流。10月の遠征から2ヶ月での再会となったが、会えばすぐに話が弾む。今回で10回目となるタイ王国遠征であるが、やはりうしやんさんあってのタイ王国なのである。本当に頼りになる、ありがたい“兄貴”である。

「うしやん号」
「うしやん号」



まずは本日の宿に向かいながら、お約束のセーウェン(タイ王国のセブンイレブン)に立ち寄る。何度も紹介しているが日本と変わらないコンビニであり、何でも揃っているので非常に重宝する。今回はホットドッグと飲み物を購入した。

セーウェン(セブンイレブン)に立ち寄る
セーウェン(セブンイレブン)に立ち寄る


今回の探索予定はタイ王国・東部になるのだが、宿に向かう前に外灯だけチェックしてみる。12月であっても気温は30℃ほどあり、外灯には蛾が舞っている。・・・やはり完全に夏である。

外灯をチェック
外灯をチェック



いくつか外灯をチェックしていくと、明らかに大型甲虫と思われるシルエットが見えた。慌てて車から降りて確認してみるとサイカブトであった。タイ王国遠征の初日はほとんど時間がない為、結果が伴わないことが多いのだが、今回は初日からサイカブトを確認する事が出来た。

タイ王国・サイカブト
タイ王国・サイカブト



・・・時間帯は現地時間で25時。日本時間では深夜3時を回っているので、明日の為にもここで終了として本日の宿に向かう事にした。




・・・宿に到着。チェックインを済ませ、部屋に入り明日に備える。

・・・明日から丸1日タイ王国を堪能できる。・・・果たして12月にギラファは確認できるのであろうか?

・・・明日から楽しみだ zzz



成績サイカブト×1
(確認後、リリース)

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