2009.05.31(日)
広島県・東部 7:00AM 晴れ 24℃ 同行者:知り合い

広島県、2日目の朝。

実はこの広島県に知り合いが居り、週末は山の手入れをされているというのでお伺いを立ててみた所、案内して頂ける事になった。広島県・東部という未知なる場所で非常に楽しみである!

山へ向う
山へ向う



まずは朝食を購入する為にコンビニへ入る。関東では見慣れぬ“おにぎり”がある。その「山賊むすび」を迷わず購入。昨年、山口県に行った際、本場の山賊むすびを食べる事が出来たが、この中国地方ではコンビニにて限定メニューとして販売している様である。

朝食はコレにする
朝食はコレにする




暫く移動し目的地に到着した。目の前に広がる里山を見て「素晴らしい!」というのが第一印象であった。すでに山に入る前から様々な事を妄想してしまう...。

素晴らしい里山
素晴らしい里山



山に足を進める。当然、この里山の所有者は知り合いなのでご本人の許可を頂いた形になる。堂々と入山できる喜びを感じる。まずは針葉樹の林を抜けて行く。どうやらこの周辺ではイノシシが出現するらしい。その寝座も確認する事が出来た。

ご本人の許可を頂いて入山
ご本人の許可を頂いて入山



暫くすると辺りは広葉樹に変わる。やはり場所柄アベマキが多い様である。そしてクリの樹も意外と多かったりする。同行している知り合いは全くクワガタに興味は無いのだが、私が離島遠征時にフルーツトラップを使用しているクワガタマガジンの記事を見て、昨年この森にフルーツトラップを仕掛けてみたと言う。するとノコやコクワ、そしてミヤマが集まったと言うのである。私は立場上、恐縮する限りであったが、ご自身の森の可能性を見い出す姿勢に感服してしまった。

アベマキとクリの樹が多い
アベマキとクリの樹が多い



知り合いが山で作業している中で「凄く樹液が出ていた場所がある。」というので拝見すると、凄まじい樹液痕のある樹が2本確認できた。驚いて近寄ってみると現状として今年はまだ樹液は出てないが、梅雨を向かえ樹液が出始めるとすれば、非常に興味深いものを感じる。

凄まじい樹液痕×2
凄まじい樹液痕×2本



樹皮めくれも残っている。場所柄、他人が入ってくる事はまず無いとの事で、これはひょっとすると凄い場所なのではないか?と興奮してしまった。

樹皮めくれも期待大!
樹皮めくれも期待大!



近くには栽培しているサクランボの樹もあり、その場で頂く。小粒ながら甘酸っぱくて最高に美味であった。

サクランボを食べる(美味!)
サクランボを食べる(美味!)



まだまだ確認できる場所は多くあり、アベマキらしき樹の樹皮めくれや雰囲気のある山桜の立ち枯れなど、まさに宝の山に感じた。

アベマキらしき樹皮めくれ
アベマキらしき樹皮めくれ



自分の知り合いにこの様な方が居るとは幸せな限りである。東京からここまでの距離を考えれば、常に探索する様な事は難しいが、この夏の樹液が出ている間に「もう一度探索してみたい!」と強く感じた。・・・本当に知り合いに感謝である!

虫が付いていた
虫が付いていた



・・・帰りの飛行機の時間が迫ってきたので、山を下りる事にした。今回クワガタの姿は確認できなかったが、非常に充実感を得る探索となった。




腹も減っていたので最後は広島らしい食事を取る事にした。そば入りにしようか、うどん入りにしようか迷ったが、そば入りにした。・・・やはり東京で売ってる“広島風”とは別物である。

広島県・そば入りお好み焼
広島県・そば入りお好み焼



今回の探索は単なるクワガタ探索だけではない、この場で言葉に言い表せないほど個人的に有意義なものとなった。毎週末の様に山の手入れをしている知り合いの姿を見て、「自分もその様な歳の重ね方をしてみたい...。」と憧れの様なものを抱いてしまった。今シーズン中にもう一度この場所を訪れてみたいと共に、感謝すべきものの大きさを感じてしまった。・・・次回が非常に楽しみである!

また来ます!
また来ます!


成績:ボ〜ズ

採集目次に戻る