2007.08.05(日) 兵庫県・東部 2:00AM 晴れ 33℃ 先月の関西採集で、今までで一番良い感触をつかんでいた。その時は「また来年、機会があれば...。」と思っていたが、自分なりに“今までに無い可能性”を感じていたので、昨日の愛知県探索の延長で兵庫県まで足を伸ばしてみる事にした。やはり可能性と行動できるチャンスがあるなら“出来る内にやっておきたい”気持ちが強かった。・・・東名高速を走り、関西に向かう。
関西に到着した頃には、すっかり夜の帳が降りていたが、とりあえず前回の場所に標準を定めていたので目的地へ向かう。途中カソリンスタンドに立ち寄ると、明かりにニイニイゼミが飛んできた。
・・・その後、車を走らせ目的地に到着する。すぐに身支度を行い林道に入っていく。前回、非常に良い手応えがあったので、期待に胸躍らせ樹液場を確認すると、“カブトムシの天下”になっていた...。
他の樹を確認していくが、どこの樹液にもカブトムシばかりで、クワガタの姿は一切確認できなくなってしまった。カブトムシの多さに触る事無くスルーして行く。クワガタ達はどこへ居てしまったのだろう...。
そんな中、クヌギの根元を見ると昆虫ゼリーが落ちていた。・・・“落ちていた”と言うより、誰かが“トラップ”として設置したのだろう。樹液の出ている樹の根元に設置した様だが、近くに樹液の出ている場所があるのなら、虫達はそちらを選択するだろう。
樹液そのものは前回来た時より、数段にも増して出ている。ヨツボシケシキスイや小さな昆虫は多く集まっているが、大きな甲虫はカブトムシしか居ない。・・・もう時間も遅いので、他の採集者に先を越されてしまった感もあるが、時期的にカブトムシの勢力に押されてしまっている感もある。
立ち枯れしている樹を発見したので、何かクワガタ♀の姿でも確認できないかと思ったが、クワガタは全く確認できなかった。
そんな中、台場クヌギの洞にスジ♂が潜んでいた。・・・やっとクワガタを確認できた。前回は同所でミヤマもそれなりに確認できたのだが、今回は全く居る雰囲気すらなかったので、このスジ♂×1頭の確認は“安い”と思われるだろうが、救われる思いもあった。
・・・その後も時間を掛けて数本の台場クヌギを見て回ったが、これ以上のクワガタの姿は確認できなかった。結局、先月の兵庫探索に比べて、全くと言って良いほど内容が伴わなかった。
・・・気が付くと“関西までやって来た”なりの内容を残せないまま、朝を迎えてしまった。先月はミヤマやネブトを確認できただけに、今回は“より新たな発見”を期待していたので、カブトムシばかりの状態は残念であった。時期的なものもあるが、やはり“付け焼刃”の様な採集では結果は残せないのかも知れない...。相変わらず計画性の無い自分の採集に、進歩の無さも感じる。・・・このまま東京に帰っても良かったが、せっかくなので仮眠を取った後、道頓堀に出向き“てっさ”を食べて帰る事にした。
・・・しかし、この後、この大阪で個人的な“ある大きな出会い”があった。 成績:スジ♂×1 カブトムシ♂×3 ♀×2 (確認後、全てリリース) |