ご注意!

2007年年4月1日より、神津島動植物の保護に関する条例第4条第1項、第5条第2項及び同条例施行規則第4条第2項に基づき、ミクラミヤマクワガタ採集禁止となりました。下記、採集記は規制以前のものです。


2006.04.22(土)へっぽこ遠征in伊豆諸島(1日目)
東京都・神津島 2:00PM 曇り時々晴れ 10℃ (寒い) 同行者:ミヤマ☆仮面さん

昨年の5月以来になる神津島。今回はミヤマ☆仮面さんと共に遠征することになった。・・・実はミヤマ☆仮面さんとは、今年の初めから「神津島遠征」を企画していたが、度重なる天候不良や諸般の事情などで数回延期になっていた。そんな中、スケジュール的にも天候的にもこのタイミングが合いそうだったので、思い切って遠征を敢行する事になった。4月の後半に差し掛かった時期なので、ミクラミヤマが発生しているかがポイントになるが、“ピークでない時期の探索”が、へっぽこ採集記の醍醐味でもあると思っているので、“枠に囚われない楽しい探索”が出来ればと思っている。・・・離島遠征で、他の採集者の方と同行するのは初めてなので少々緊張気味である。また最近、伊豆沖で震度3前後の地震が頻繁に起こっているので、なにか大きなトラブルにならない事を願いつつ自宅を出発した。

1年振りの神津島
1年振りの神津島



ミヤマ☆仮面さんとJR武蔵境の駅で合流後、「東京都調布飛行場」へ向かう。どうしても話の内容は、プロレスの話の方が多くなってしまう。一プロレスファンとして“現役のプロレスラー”から直接話を伺えるという事は、なかなか無いので非常に貴重な体験になる。レアで書けない内容も盛りだくさんの中、テンションが上がっていく。当然クワガタの話でも盛り上がる訳で、ミヤマ☆仮面さんとは同世代という事もあって話が楽しい。

東京都調布飛行場ターミナル
東京都調布飛行場ターミナル



神津島へ飛ぶのは「アイランダー機」昨年の6月も、ここまで来ながら“天候不良”で飛行機が欠航してしまった苦い思い出がある。しかし今日の天候なら問題ないだろう。・・・流石に昨年の“悪夢”は勘弁だ。

画像は「ドルニエ機」
画像は「ドルニエ機」



いよいよ搭乗。金属探知機等の検査を受け、歩いて飛行機に向かう。飛行場の奥にはJリーグ等で使用される「味の素スタジアム」が見える。・・・小型飛行機「アイランダー」に乗ってみて驚く。何と機長合わせて8名ほどしか乗れない機体であった。外から見た感じもう少し乗れるような気がしていたが、意外に小さな飛行機である。感覚としては“ワンボックスカーに乗っている感じ”とさほど変わらない。エンジンが掛かり、直ぐに飛び立ってしまった。まさに自動車感覚の小型機だ...。

奥に「味の素スタジアム」が見える
奥に「味の素スタジアム」が見える



晴れ間も見え出して「アイランダー」からの見晴らしは最高である!上空から街の景色を眺めると丁度、横浜上空である事が分かる。ベイブリッジや横浜スタジアム(画像・右側)も小さく見える。更に奥には千葉県の房総半島も見える。通常のジェット機だと離陸後、直ぐに雲の上まで達してしまうのでなかなかこの様な景気を眺める事が出来ない。まさに絶景である!

横浜上空
横浜上空



せっかくプロトレックを持っているので、高度がどれくらいか見てみると“2035メートル”と表記される。眺めも良い訳だ...。因みに大型のジェット機だとこの様な表記はされない。おそらく機内で圧を管理している為だと思われる。

高度2000メートル!
高度2000メートル!



ミヤマ☆仮面さんと話をしている内に、気が付けば海に出ており伊豆諸島がすぐに見えてきた。少しすると煙がモクモクと上がっている島が見えてきた。三宅島だった。こうやって見ると改めて火山島という事に気付かされる。今もなお”毒ガスマスク”着用の義務付けがされている、生活するのも大変な島である。テレビでしか見た事ないニュースでも、自分の目で確認する事の意義を感じた。

煙を吐く三宅島
煙を吐く三宅島




調布空港を飛び立ち直ぐに伊豆諸島の大島が見えたと思ったら、あっという間の40分で神津島に到着してしまった。とにかく飛行機は早い。東海汽船の船なら竹芝桟橋から12時間ほど掛かり、高速船ジェットフォイルでも4時間は掛かる。飛行機だと40分。発着場所・運賃など全てが同じ条件ではないが、時間で考えるなら飛行機がダントツで早い。

あっという間に神津島
あっという間に神津島



飛行場に迎えが来て、まずは宿にチェックインする。今回も「ホテル神津館」にした。ここは料理も美味しく、近くにスーパーもあり、また採集地にも出掛けやすいので個人的に気に入っている。何と言っても“カリスマ採集者”月間むしのF氏も滞在していた場所という事も、選択肢の大きな理由になっている。

ホテル神津館
ホテル神津館



とにかく神津島でのミクラミヤマ採集は、原付(スクーター)が一番だと思う。島の狭さや勾配の多い場所での機動性も抜群で、レンタカーを借りるより数段使い勝手が良いと思う。雨が降っていなければ原チャリがオススメである。・・・しかし今回借りたのは故障していた。どうやら冬の期間はレンタルしていなかった様で、長い間エンジンを掛けていなかった為、調子が悪くなっていた様だ。

レンタバイク故障中・・・
レンタバイク故障中...


何とか調子の良い原付に換えてもらい、林道を目指す。ミヤマ☆仮面さんは久しぶりの原付と言う事だったが、直ぐに適応して快適に林道へ向かう。原付で走ってみて感じたのは、・・・やはり寒い!昨年の5月は寒気が入り込んでいたので仕方ないと思っていたが、考えてみればまだ4月である。夕方の山で風を切れば寒くて当然であろう...。

林道へ行ってみるが...
林道へ行ってみるが...



・・・暫く探索を続けたが、全く虫の気配が感じられない...。レンタバイクの使用時間も終了間際という事もあり、初日は結果の出ないまま「ホテル神津館」に戻る事になった。




まぁ初日という事もあり採集時間も殆ど無かったので、とりあえず神津島に入島出来ただけでも良しとしたい。楽しみは夕食だ。個人的に和食はあまり食べない方であるが、ここに来た時はどんどん食が進んでしまう。ほとんどの遠征時は外食などで済ませる事が多いが、神津島遠征は必ず宿で食べる。ミヤマ☆仮面さんも満足の様子であった。

夕食しながら打ち合わせ
夕食しながら打ち合わせ



食後、ミヤマ☆仮面さんと共に“あるとんでもない事件?”に遭遇。あまりのショッキングな状況にミヤマ☆仮面さん&“へっぽこ”共に、ただ笑うしかなかった。・・・人は思いも寄らぬ事が起こった時、笑ってしまう事を知った。



成績:ボ〜ズ

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