2014.11.30(日)
埼玉県・東部 10:00AM 晴れ 18℃

実家の母親が物置を整理していたら、私の幼少期の写真が出てきたと言う。今から約37年ほど前の写真であった。父の乗る自転車に私と妹が乗り、虫取りに行く前の一枚である。微かにその頃の記憶もあるので、懐かしく感じた。おそらくこの頃の虫取りの印象が現在の自分に繋がっていると思うのだが、この写真よく見ると採集用の網は、竿を市販の物を改造して長く設定されている。父が「ギンヤンマやミンミンゼミを捕るには長いほうが良い」と改造していたのを思い出す...。37年の月日を経て、改めてこの一枚をみて「父さんやるなぁ」と感心してしまった。

37年前の一枚
37年前の一枚




そんな写真を見ている内に「もう一度あの場所を訪れてみよう」と感じ、車を走らせた。東京都内から1時間弱で到着する場所なのだが、さすがに40年近く経過してしまった事で雰囲気が随分と変わってしまった事は、過去の採集記でも何度か振り返ってる...。小学生の頃は、7月に入ると田んぼ一面にヘイケボタルが乱舞していたのだが、年々数が減っていき、現在は全く確認できなくなってしまった。

幼少期のポイント
幼少期のポイント



この周辺は小学4年生の頃まで3歳下の妹と通ったポイントであったが、小学5年生になる頃、現在の東京都内に引っ越すことになってしまった...。それまで毎日の様に通い続けてきたポイントだっただけに、雑木林の無い引越し先の東京23区内では、定期的にこの場所が夢の中に登場していた

・・・その夢の中では、毎回クワガタ採集をしている内容なのだが、ある時期を境に“夢の内容に変化が出てしまった”。夢の中ではどういう訳か“このポイントに家が建ってしまい採集ができなくなってしまう...”という内容なのである...。もちろんその当時、何の噂も情報も入ってこなかったはずであるが、その後何度夢の中にこの場所が登場しても毎回建物がある設定で、採集できずに残念がるシーンしか出てこなくなってしまった...。あまりに何度もその設定しか夢に出てこないので、「実際はどうなっているのだろう?」と、この場所をこうやって足を運んでみたのだが、夢の内容と同じく“現実もやはり建物が建っていた”のであった...。

やはり・・・
やはり・・・


予知夢とかでは無く、大事なポイントの消失を意味する不安から、子供ながらイメージしていたのかも知れない。幼少期の頃から何度も不思議な夢を見てきたのだが今回、夢と現実をリンクさせた事で、今後の夢の内容にも変化はあるのだろうか...?


次に向かったのは、幼少期よくクワガタ採集を共にした親友のケンちゃんの家を訪ねてみたのだが、現在は家の影も形もなくなってしまっていた...。今となってはどこに居るのかも分からない...。

親友の家は無かった...
親友の家は無かった...



・・・そうなると、次に記憶を辿る手段として小学校までの通学路に車を進める。自宅から小学校まで2km以上の道のりであり、小学生低学年の頃は非常に遠く感じたのだが、その通学路の途中にはコクワがたくさん居たヤナギやクヌギが存在していたが、そのヤナギも随分前に無くなってしまった。

ヤナギは無い...
ヤナギは無い...



思い出のヤナギから数メートルの場所にクヌギの大木もあったのだが、これも現在は過去のポイントになってしまっている。大事な樹が無くなってしまった事以外、周辺の風景は35年前とほとんど変わってないだけに、当時のご神木が切られてしまった事が悲しい...。

クヌギも無い...
クヌギも無い...


場所を小学校付近に移動する。当時はこの場所を知る由もなかったのだが、車で流しているうちに雰囲気が良さそうなので立ち寄っている。

唯一のポイント
唯一のポイント



林内には多くのクヌギの落ち葉が確認できる。この周辺は現在も水路の近くにクヌギやコナラの大木が存在しており、まだまだ期待が持てる。

大量のクヌギの落ち葉
大量のクヌギの落ち葉



過去の探索でもカブトムシの幼虫を確認したことがあったので、今回も周辺の倒木を裏返してみたのだが、今回は何も確認できなかった...。斧で倒木を割ればコクワの幼虫であれば容易に確認できると思われるが、そもそも最近は探索に斧を持ち合わせていないのであった...。

クヌギの倒木
クヌギの倒木




何の成果もないのだが、足を運んで無駄だと感じない一日であった。今思えば父親と虫取りに行っても父は“最後には必ず逃がしていた。” ・・・もしかすると自分のルーツは“そこ”にある様な気がした。

・・・今度の週末は両親を連れて、美味いものでも食べに行こうと思う。


成績:ボ〜ズ

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