2005.06.25(土)
茨城県・某所 8:00AM 晴れ26℃ (蒸し暑い)

この時期になると会社の上司から「子供の為にクワガタを採って来てくれ!!」と言われる様になる。・・・正直な所、採れた場合でもクワガタの事を考えると、リリースしたい。昨年持ち帰り渡したクワガタは、すぐに死んでしまったと聞いていたので、今回も持ち帰ったクワガタ達が“適当に飼われて、気が付いた時にはカラカラに乾いて死んでしまう”光景が目に浮かび、気の毒に感じてしまう・・・。なので、会社では「下手くそなので採れません!(本当!)」とやんわり断っているのだが、毎週月曜になると「どこ行ったの?採れた?」と聞かれるので、仕方なく「何とかやってみます・・・」という回答をしてしまった。

そうなると「それなりに結果の出せる場所」を探さなければならない。
ちょうど一年前のことを思い出してみると、naritaファミリーさんの居る茨城に行った事を思い出した。naritaファミリーさんに電話し、事情を話してみる・・・。

“通行許可”を頂く事ができた! これで何とか結果は出せるかも知れない・・・。



今年はここまで梅雨時期にもかかわらず、あまり雨は降っていない。今日も晴天で、天気予報で茨城は30℃を超える暑さになるといっている。流石にキツイので、午前中の早い時間帯に里山に入る。それでも湿度があるせいか、非常に蒸し暑い。直ぐにタオルも服も汗でびっしょりになる。不快であるが、採集は楽しい。

初夏の里山
初夏の里山



里山を探索して行く。周辺は、非常に雰囲気のある樹木が多い。洞も多く、何かしらのクワガタを期待したが、何も居なかった。

雰囲気のある洞
雰囲気のある洞



場所によっては、かなりの樹液を噴出しているコナラもある。しかし何故かクワガタは付いていない。既に先行者が居たのだろうか?

樹液が吹き出ている!
樹液が吹き出ている!



洞や樹液を確認していくが、なかなかクワガタが確認できない・・・。仕方ないので“蹴り採集”に切り替える。ある程度の太さのクヌギに“narita師匠直伝”の蹴りを思い切り入れる。すると「ポトポトッ!」と甲虫が降って来る。音からしてそれほど大きな個体ではないと感じるが、探してみるとコクワが数頭確認できた。
蹴り採集の場合、落下した場所をピンポイントで見ていないと、落ちたクワガタを見失ってしまう。下草が茂っている場合は特に注意が必要である。また、ノコ・コクワは落ちた場所から直ぐに動き出し、隠れようと動き回るので分かりやすいが、ミヤマは落ちた場所から全く動かないので、保護色化して見付け難くなってしまう。ある程度の運も必要になってくる。

コクワ♂
コクワ♂



更に蹴り採集を続けていく。しかし落ちてくるのはコクワばかりで、やっと違う種類が落ちてきたと思ったら、今年初のノコギリクワガタであった。見た感じ状態は良くないが、初物は嬉しい。

2005年初ノコ♂
2005年初ノコ♂



こうなると見たいのはミヤマになる。コクワばかり落ちてくる中、明らかに落ちた時の音が大きい個体があった。落ちた場所を見失わない様に、なりふり構わず一直線に落下地点へ向かう。すると、じっとして動かないミヤマ♂が確認できた。2005年茨城産のミヤマになる。大きさはそれ程ではないが、ミヤマはいつ見ても格好良い!ミヤマ採集は楽しいし、確認できれば本当に嬉しい!

’05茨城産ミヤマ♂
’05茨城産ミヤマ♂



時間としては2時間ほどの採集となったが、ミヤマ・ノコ・コクワという事で“セブン上司”への年貢としては充分であろう。いくら年一度の年貢収めといっても、持ち帰らないとならないクワガタ達には申し訳ない気持ちである。もっと時間を掛ければ得られる個体数は増えたと思うが、採集はここまでとした。生き物を飼う事で、大事な事を学んで欲しい。

年貢・・・
年貢・・・




帰る前にnaritaファミリーさんの家に報告に伺う。1年ぶりにお目にかかる。
採集した結果を見せると「これだけ?」と言われてしまったが、“へっぽこ”冥利に尽きるお言葉であった。
その後、色々と貴重なクワ話を窺うことが出来た。各方面でご活躍の「カリスマ採集者達のお話」や「某所でのプライベート・ライトトラップ採集」など、その内容は雲の上の話ばかりであった。スケールが違いすぎる・・・。また、採集者としてのあり方と言うものも非常に勉強になった。naritaファミリーさんのお話を窺っていると時間があっという間に過ぎてしまうほど、興味深い内容であった。


最後に、BE KUWA掲載“カブトムシ♂86.0_”ギネス品を見せて頂いた。流石は師匠!!

カブトムシ♂ギネス(86.0_)パネル
カブトムシ♂ギネス(86.0_)パネル


成績ミヤマ♂×1 ノコ♂×1 コクワ♂×7 ♀×2
(今回は、会社への年貢として持ち帰り)

naritaファミリーさん、本当に有り難うございました。

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