2023.06.17(土) 東京都・西部 12:00PM 晴れ 25℃ 同行者:うしやんさん 本日はうしやんさんとご一緒できる運びとなった。うしやんさんと言えば、海外のタイ王国でとてもお世話になった方で、過去のタイ王国の採集記をご覧なって頂ければお判りになると思う。そんなうしやんさんであるが、タイ王国以外でもお仕事をされており、現在は期間限定で日本、しかも東京に滞在されていると言うので、お会い出来るなら採集込みでという流れになった。
うしやんさんの東京で滞在している最寄りの場所で合流し、ファミレスにてお互いの近況報告を行う。車での移動中も互いの積もる話で盛り上がる。1人で来るなら結構な距離になるが、うしやんさんと会話している内にあっという間に到着してしまった。
本日はライトトラップを行うのだが、うしやんさんとはこの灯火総研のHIDハンディライトにてタイ王国では、コーカサスオオカブトやテナガコガネ、ギラファノコギリなど数々の大物を召喚した魔法のライトだと言える。
今回から新しい兵器を導入する。その名も「ポータブル電源」。HIDハンディライ本体や外付けバッテリーと合わせて3時間ほど照射できるのだが、このポータブル電源を使用すれば更に3時間の照射が可能となる。以前、灯火総研さんから頂いたバッテリーレスのHIDハンディライトがあるので、それと接続すれば2台のHIDハンディライトにて照射可能となる。今後の幅が大きく広がると思う。
夜の帳が下りたので照射開始。うしやんさんはミヤマクワガタをまだ採集されたことが無いので、この機会にぜひ確認したいとミヤマクワガタの飛来を期待したい。
照射開始後、うしやんさんと世間話をしているといきなり「パチッ!!」と甲虫の落下音が聞こえた。まさかと思ったが確認するとミヤマクワガタ♂だった。うしやんさんはこれが“生涯初のミヤマクワガタ”になると言う。あれだけタイ王国で多くのクワガタやカブトムシなどを採集してきたうしやんさんであるが、国内ミヤマクワガタ初採集というのだから感慨深い。私にとっても2023年初のミヤマなのでとても嬉しい。
その後も飛来を待つ。・・・しかし今回のポイントは現地では有名なポイントらしく、次々と外灯回りの採集者が声を掛けてくる。過去の夜間採集では「どうですか〜?」程度の声掛けだが、この場所では15分から30分程度その場に佇んで話をされる(子供にミヤマクワガタを貰いたいらしい...)ので、うしやんさんと会話を楽しみたかった事もあり、場所選びの難しさを感じた。
少しするとまたもミヤマクワガタ♂が飛来した。今回の目標がミヤマクワガタだったので、非常に嬉しい。うしやんさんはご自身のYoutubeチャンネル用の動画を撮られている。やはりミヤマクワガタは格好良い!
「バチッ」と甲虫の落下音が聞こえたので確認すると、今度はミヤマクワガタ♀が飛来した。本日のクワガタ飛来数は決して多くはないが、少ないながらも飛来してくれるクワガタが“全てミヤマクワガタ”である事がとても嬉しい。
次々と話し掛けてくる外灯回りの採集者の合間を縫って大型のミヤマクワガタ♂が飛来してくれた。照射を開始してから3時間を超えていたので、今回持参したポータブル電源にて照射時間を延長したのが幸いした様である。ミヤマは夜遅くても飛来するイメージがある。
・・・3時間強のライトトラップを敢行したが、数は少ないが飛来してくれたクワガタは全てミヤマクワガタだったのは、日本で初めてミヤマクワガタを観るうしやんさんにとって私も嬉しかったし、何よりうしやんさんに14回もタイ王国でお世話になった恩返しが少しでもできたのなら良かったと思う。
そろそろ撤収しようかとライトトラップの灯を消し始めていると、最後にミヤマクワガタ♀が飛来してくれた。うしやんさんと日本でミヤマクワガタ狙いでそれが達成できたので、とても良い1日を過ごせたと充実感を得ている。このミヤマ♀含め今回飛来したミヤクワガタは全てリリースした。
・・・帰りの車内も積もる話で盛り上がる。本当に最高の一日となった。 うしやんさんはこの後、アフリカに出張があるらしい。本当にアクティブな方だと感心する。アフリカと言う事で治安や衛生面も気になるが、またうしやんさんとは地球のどこかでお会いしたい。 ・・・うしやんさんをお送りした後、帰路の途中で新しいイメージが湧いてくる。 ・・・“もう一度タイ王国にて採集したい”と言う自分に気付いた夜だった。 成績:ミヤマ♂×3 ♀×2 (確認後、全てリリース) |