2021.08.22(日)
埼玉県・南部 12:00PM 晴れ 33℃ 同行者:ロンストさん

11年振りにロンストさんとご一緒する事になった。ロンストさんと言えば“埼玉県でヒラタクワガタを探す勇者”として久しい。合流後、お互いの近況報告兼ねて昼食という流れになったのだが、埼玉という事でやはり「山田うどん」になった。

埼玉なので山田うどん
埼玉なので山田うどん



お互いの積もる話をしながら私は相変わらずパンチセット。ロンストさんが何をオーダーするのか気になったが、やはり“うどん”は選択しなかった。それにしても11年も会ってないのにドラクエやクワガタ話ですぐに花が咲くのは嬉しい。

パンチセット
パンチセット




昼食後、ロンストさんと探索を開始する。今回の目標は、やはり“埼玉県産ヒラタ”であろう。とりあえずいくつかの候補地を回ってみると雰囲気の良いポイントに到着した。

良い雰囲気
良い雰囲気



ロンストさんが以前から目を付けていたクヌギがあると言うのだが、確かにとても気になるクヌギが前方に見えて来た。

奥に良いクヌギを発見!
奥に良いクヌギを発見!



しかしロンストさん曰く、以前から気になっていたものの調査が進まなかったのは、目前に迫る深い藪が原因だった。ロンストさんが「今回、魔琴さんとと一緒なら前進するつもりです。」と言っていたのだが、いざその場所に来てみて“全く前進する勇気が湧かなかった”のは加齢によるネガティブ思考によるものだろう...。

手前には深い藪...
手前には深い藪...



ロンストさんと互いの老化を嘆く...。目の前には大きなトノサマバッタがこちらの様子を窺っている。因みにこの場所はトノサマバッタ以外にもクルマバッタの姿も確認できた。

トノサマバッタ
トノサマバッタ


少し回り道をして樹液の出ている箇所を探してみると、良い雰囲気のある場所があった。しかし藪蚊の猛襲も凄く、以前なら蚊よりも樹液に集中できたはずが、何故か藪蚊が気になって仕方が無いのも老化によるものだろうか?

樹液は出ている
樹液は出ている



他の場所を確認してみると、もの凄い樹皮めくれのある樹液場があった。流石にクワガタは居るだろうとライト片手にチェックしていく。

凄い樹皮めくれ
凄い樹皮めくれ



コクワが確認できたので、掻き出し棒にて採り出してみるとコクワ♂だった。思えば掻き出し棒を使用しての確認は今シーズン最初かも知れない。

コクワ♂が落ちて来た
コクワ♂が落ちて来た



他に樹にも樹皮めくれや洞にはコクワの姿が確認できるのだが、今回の目標としているヒラタはやはりそう簡単には見付ける事は出来ない。

洞の中にコクワ♂
洞の中にコクワ♂



・・・なかなかヒラタが確認できない中、やはり藪蚊の猛襲が気になり、耐えられないとばかりに林道に避難してみると、林道には“タイミング良く?”森を走るランナーの姿があった。場所的に「一般の方が、こんな藪蚊の多い場所で“薄着”でランニングするかなぁ。」と思うほどの奥地であり、瞬間的に違和感を覚えた。

怪しい人物と遭遇!?
怪しい人物と遭遇!?



私がロンストさんに「こんな場所にランナーっているんですね...?」と尋ねたが、ロンストさんは終始無言であった...。




先程の場所から“それなりに車で場所を変え”探索を続ける。・・・しかし、あろう事か先程の“薄着のランナー”は再び私たちの前を通過する。

ロンストさんに「あれっ?さっきの人ですよね?」と再び尋ねる。するとロンストさんは「もしかすると...、あの噂の露〇狂じゃないよなぁ...。」とつぶやく。何のことかと更に尋ねると、どうやらかなり前からこの周辺では噂されている人物らしく、どうやら我々はその人物にロックオンされてしまったらしい...。

またしても怪しい人物に遭遇...
またしても怪しい人物に遭遇...



露出〇の存在は気になるが、その後も採集を続ける。クヌギの大木にコクワの存在は確認できるが、目標とするヒラタの姿はなかなか見つからない。大きなコクワ♂が居ると一瞬気になるが、ヒラタとはシルエットが異なる。

大きなコクワ♂
大きなコクワ♂



樹皮めくれや洞には結構な数のコクワが確認できる。特に掻き出し棒で採り出してまでカウントしないが、久しぶりに樹液採集を堪能している。

数頭のコクワ
数頭のコクワ



その後、数頭のコクワは活動していたが、ヒラタの姿は確認できなかった。夜になればまた状況も変わったかも知れないが、私もロンストさんも、前回お会いしてから11年の月日が経過している事もあり、今回は無理せず車に戻り帰路につく事にした。



・・・が、しかし、最後に恐怖体験が起こってしまった。(ダークゾーン級...)



それは私達がロンストさんの車に乗り込みドラクエウォークの敵“大魔王ゾーマ”を協力して倒そうと車の中でスマホの画面を観ていると、気付かぬうちに私達の前にあの“薄着のランナー”が佇んでいた...。私はすかさずロンストさんに「さっきの露〇狂が目の前に居ます!」と叫ぶ。ロンストさんも一気に混乱状態になってしまった。



しかも事もあろうに“露出〇”は上着を脱ぎ始めた...。



もうスマホ内の“大魔王ゾーマ”より、目の前の“薄着の帝王”の方ばかり気になってしまう...。



・・・それから数分、一通りの“ショー”を魅せた“薄着の帝王”は満足そうに私達の前から立ち去って行った。



「我々は何を見せられに11年間待ったのだろうか...。」 そんな余韻が残った...。

タマムシの亡骸...
タマムシの亡骸...




・・・暫し呆然としていたが、我に返った私達は「また出直そう。」そう誓った。まぁ色々あったが、11年振りにお会いしたロンストさんとはとても楽しい採集をさせて頂き感謝の1日となった。またの再会をお約束し、今回の探索はお開きとなった。

ロンストさん帰りましょう!
ロンストさん帰りましょう!


成績:コクワ♂×3 ♀×1
(確認後、全てリリース)

嗚呼、2022年の樹液シーズンが待ち遠しい・・・。

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