|
２０１９．１０．１８（金） 広島県・西部 １１：３０ＡＭ 雨 ２０℃ ４年振りの広島県。 この数年は自身の病との戦いから、遠い存在であった広島県だったが、今シーズンの復調振りから東京から４時間掛けて身内に会いに足を運ぶ事が出来た。４年前とは広島駅構内に新しい店舗が多く増え、雰囲気が随分と変わった印象受ける。･･･早速レンタカーを借りる準備に入る。
レンタカーを借りた後は、市内に住む身内に挨拶を行い、近況報告と明日以降の打ち合わせを行う。４年振りの訪問となったが、身内は変わらず温かく迎えてくれた。今の自分にとっては、それだけでも充分に有り難かった。まずは“この挨拶”が広島に来る一番の理由でもあったので、少し肩の荷が下りる思いであった。身内とは最終日に合流する流れとなった。 その後レンタカーを走らせ、いつもの雑木林を確認しに行ってみる。夏場であれば過去の実績ではノコやネブトも確認できたのだが、この時期になると流石にクワガタそのものの存在すら確認できるか分からない...。
スズメバチや他の昆虫の姿が全く確認できないものの、樹液は大量に出ているので、夜になれば何かしらの昆虫が集まてくる可能性はあるかも知れない。･･･とりあえず夜にもう一度確認しに来る事にした。
とりあえず他の雑木林も見て回ったが、シーズンとしては終わっている感が否めなかった。途中、広島らしい路面電車を見て和む。見た目として新型車両よりもレトロ車両の方が趣があって“らしさ”を感じる。
昼間の探索では特に雰囲気が感じられなかったので、思い切って宮島に行ってみる事にした。過去何度も広島県を訪れているが、観光名所である宮島には一度も行った事が無かったので、今後の探索地の１つとして、また観光として高速船に乗り込む事にした。
広島港から３０分ほどで、宮島・厳島神社大鳥居に到着する。私の中のイメージは赤の大鳥居だったのだが、まさかの改修中だった...。初の宮島だったので、是非ともイメージ通りの大鳥居を見てみたかったが、ある意味これも“へっぽこ”らしいのかも知れない...。
宮島・厳島神社なので有名な鹿も数多く確認できる。人に慣れているせいか餌をねだりに近寄ってくる。普段は野生のアクティブな鹿ばかり見てきているせいか、随分とノンビリとした印象を受ける。
天候が生憎の雨なので少しお茶をする事にした。“広島県のもみじ饅頭”と言えば「にしき堂」のイメージが強かったのだが、地元の方に聞くと「藤い屋」のもみじ饅頭は、出来立てアツアツが特徴であり、実際に食べてみると、とても美味しかった。店内の金型で出来立ての饅頭が作られている様子を窺って見ると、なんだか東京・浅草の“出来立て人形焼き”によく似ているシステムだと感じた。
その後、帰りの船の時間まで暫くあるので、宮島の山を調査してみる事にした。雨が強いのでなかなか思う様に動けないのだが、少し回ってみた感じでは、シーズン中であればヒラタやネブトは居そうな雰囲気を感じる事が出来た。意外と山も標高があるのでミヤマも居るのだろうか？この辺りは来シーズン以降の課題として楽しみにしておきたい。
宮島から広島港に戻ってくる頃には日も暮れ始めているので、少し早めの夕食にする事にした。本来であれば先程の宮島の屋台で「焼き牡蠣」を売っていたので食べてみたかったのだが、どうも半生な印象を受けてしまったので手が伸びなかった。過去に一度、牡蠣で当たって以来なかなか難しい判断である...。たまたま通りがかったココイチでカキフライフェアをやっていたので、つい入店してしまった。広島限定のフェアかと思ったが、全国的なキャンペーン中であった...。もちろん安定の美味しさであった。
夕食後、夜の帳も下りているので昼間の樹液場へと向かってみる事にした。到着後、ＬＥＤライトを照らしてみると、黒っぽい甲虫の姿が浮かび上がったのでクワガタかとトキメいたが、いつもの外道であった...。
しかし、大量に出ている樹液場を確認してみると、コクワ♂の姿が確認できた。時期的に微妙かと思われたが、元気に樹液を吸っている姿に、例えコクワ♂×１頭であっても充分に満足できる思いであった。この後も樹の根っこや上部も確認してみたが、他のクワガタの姿は確認できなかった。
･･･東京から広島にまで来て“コクワ１頭”かも知れないが、この４年間の自身の状況を考えると、充分に満足できる内容（気持ち）であった。
本日の最後に夜の原爆ドームを訪れてみる。微妙ながらもライトアップされているのか、昼間に見る原爆ドームとまた違った印象を受ける。
広島県の初日は、これにて終了として宿に戻ることにした。 明日はいよいよ４年振りの“ご神木”に向かうので、ゲンゴロウ探索含め非常に楽しみである。 成績：コクワ♂×１ （確認後、リリース） |
