2019.09.15(日) 埼玉県・東部 1:00PM 晴れ 31℃ 同行者:ひらっちさん 2年振りに“ドラクエ仲間”のひらっちさんとお約束する事が出来た。まずは昼食とばかりに“埼玉のソウルフード”である「山田うどん」に迷わず入店する。少し気になったのは以前は「山田うどん」として表記されていた看板が「山田うどん食堂」と赤いカカシのロゴも微妙に変わっている。
「山田うどん」と言うだけあって、うどんがメニューにあるのだが、正直うどんは殆ど頼んだ記憶がない。コシが全くないフニャフニャな麺が特徴であり、お世辞にも美味しいという印象があまりない...。私がいつもオーダーするのは「かき揚げ丼」である。かき揚げの中に微妙な海鮮が入っており気に入っているのだが、以前に比べると少し雰囲気が変わった感がある。
更に山田うどんと言えば、名物の「パンチ」である。所謂“もつ煮込み”であるが、確か名前の由来は社長が「何かパンチの効いたメニューは無いだろうか?」と社員と相談した際、もつ煮込みが提案され、名前もそのままパンチになったと聞いた事がある。最近では「ももいろクローバーZ」オススメ的らしい。そういった流れもあるのか、以前のトラックやタクシードライバーが集うロードサイド店というイメージから、ファミリー層や女性層を取り込もうとしている様で、メニューも大分そちら向けになった印象を受けた。
・・・久々に「山田うどん」で満腹になった所で探索に向かう事にした。
目的地に到着する。この場所は変わってないが、ひらっちさん曰く「周辺の樹液の出ていた樹木は伐採されて、住宅地や畑に変わってしまいました。」と言う。もはや全国の都道府県関係なく、どこでも聞く話になってしまった。10年単位で当たり前の様に存在していたポイントが無くなってしまうのは“時の流れ”として仕方無いかも知れないが、とても寂しい思いである。
周辺では残り少ない僅かなポイントなのか、仕掛けられたフルーツトラップが放置されていた。過去の南西諸島遠征でも何度も目にした光景であるが、やはり放置されたトラップほど景観を損ねるモノはない...。どんな場所でも仕掛けたトラップは、責任を持って回収して頂きたい。
近くに樹液の出ている樹があり、そこにはスズメバチが集まっていた。秋口になるとスズメバチは“より凶暴になり”危険である。この時期は夜になっても樹液場を離れないスズメバチも居るので用心したい。
とりあえずコクワ1頭でも確認したいと思い、探索を続けると樹の根元にノコ♀が確認できた。まだ綺麗な個体であったが、眼が白く亡骸であった。元気な時に会いたかった...。
更にノコ♂のパーツ(亡骸)も確認できた。周辺状況を見た感じ、この場所はノコとしては終わっている印象を受けた。
場所を変えながらポイントを回っていくと、雰囲気のある樹皮めくれと共に樹液の出ている場所があった。スズメバチが飛び去るのを待って、樹皮めくれ内を掻き出してみると、小さな黒い物体が落ちてきた。
コクワ♂だった。本日の状況と言うのは、樹液場という樹液場に親子連れが引っ切り無しに訪れている状況で、コクワですら確認が難しいかと思っていたが、例えコクワ♂×1頭でもこの確認はとても嬉しかった。この樹液場はスズメバチが陣取っていたので親子連れは敬遠していたのが幸いした様子である。ここでもコクワ1頭の有難さを感じる事が出来た。
・・・今回の探索では、このコクワ♂×1頭しか確認できなかったが、状況を考えると充分に堪能する事が出来た。
以前から説明しているかも知れないが、同行してくれているひらっちさんは“ドラクエ仲間”であり、虫の趣味はない。なのに前日にポイントの下見をしてくれていた様子で、本当に良いお人柄が出てる。気が付けばひらっちさんとは2010年頃の「ドラゴンクエスト\」から「ドラゴンクエスト]」まで一緒にプレイしている仲で、本日もつい先日リリースされたスマホ用アプリ「ドラゴンクエストウォーク」の話題になっている。その様な友人なのに私が2014年に病に侵されてから、ひらっちさんより「近所にクワガタやカブトムシが集まる木があるので来ませんか?」とお気遣い戴き、ドラクエとクワガタ採集を同時進行する様になった。とても心優しき友人なのである。
・・・ひらっちさんは現在、国際的な仕事をする為に努力されている。私も友人としてひらっちさんの成功を心より願いたい。 成績:コクワ♂×1 (確認後、リリース) |