2019.06.01(土)へっぽこ遠征inタイ王国(4日目) 海外・タイ王国 7:00AM
曇り 33℃(蒸し暑い) 同行者:うしやんさん(タイ王国在住)、kapiさん
タイ王国遠征、最終日の朝。
本日も目覚ましが鳴る前に目が覚める。窓の外を見ると雨は落ちてないものの曇りの様子である。
最終日の朝
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朝食の為、食堂に向かうと、うしやんさんが座っているテーブルに“何か”が乗ってるので確認してみると、カミキリのAパーツだった。うしやんさん曰く「トッケイに食べられた後や...」と言う。カミキリに触れてみると、まだ元気でアクティブに前脚を動かしていた...。
まだ元気なカミキリ...
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その横には“見慣れた”食べ物が乗っていた。うしやんさんが早起きして市場で買って来てくれたのである。
おおっ!これは!
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「ムーピン」である。“ムー(豚)・ピン(炭焼き)”は、日本の“やきとん”と、ほぼ同じ大衆料理である。味も日本のそれと比べると、多少甘い感もあるが、私から見るとクセになるほど、とても美味しい。以前も説明したと思うが、日本では夜食べる感覚が強いが、このタイ王国では朝食べるのが一般的である。因みに値段は7本で20バーツ(68円)。
ムーピン
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ムーピンを買う方は大体「カーオ・ニアオ」とセットで購入するのが基本である。カーオ・ニアオとは“もち米”の事である。値段は5バーツ(17円)。
もち米とセットで食べるのが基本
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・・・朝食後、身支度を整え宿をチェックアウトする。
バンコク都へと車を走らせる。繰り返しになるが、バンコクは首都府なので、バンコク市ではなく、バンコク都という表記になる。
バンコク都へ向かって走る
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途中、日本へのお土産を購入すべく地元のショップに立ち寄る。セーウェンなどでは土足でも大丈夫だが、田舎の小さなショップでは土足厳禁で、店の入り口で靴を脱がなければならない。
地元のお土産を購入する
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入店するとすぐにグリコのポッキーが並んでいた。過去のタイ王国遠征でもセーウェンなどで、日本未発売のポッキーやプリッツなど数多く販売されている。タイ王国にはグリコの工場が存在する。
タイ王国のポッキー
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次に気になったのは日清のカップヌードル“トムヤムクン味”。日本でも同じ“トムヤムクン味”が発売され出荷が間に合わなくなり“出荷一時停止”になったのは記憶に新しい。それほど日本人の舌に合う味付けだった。日本で何度も食べていたお気に入りのカップヌードルだったので、本場の味を確認してみたく帰国後、食してみた所、日本版より酸味が少々強く、よりタイ王国内で食べるトムヤムクンに近い印象を受けた。・・・因みに日本で発売されたのは、こちら。
本場のカップヌードル「トムヤムクン味」
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お土産購入後、車はひたすらバンコク都を目指す。大きな交差点で信号に引っ掛かると、かならず車の間を縫って“花売り”がやってくる。価格を聞いてみると1つ20バーツ(68円)。大きな較差点では、この花売りが必ず数名いるので、それなりに商売として成り立っているのかも知れない。
久々の「信号待ち=花売り」
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長距離を走り、時間を確認すると昼時だったので、2014年にも立ち寄ったフードコートに向かう。
タイ王国のフードコート
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2014年に存在した最高に美味しい「カーオ・カー・ムー」の店は無くなってしまっていた...。仕方ないので、他のカーオ・カー・ムーの店でオーダーする。正直な所、2014年のイメージが強すぎたせいか、今回も美味しかったのだが、前回に比べてしまうと...、と言う印象だった。
カーオ・カー・ムー(豚足めし)
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店と地面の隙間に犬が横たわっていた。おそらくこの店の飼い犬だと思われるが、このタイ王国は野良犬だか飼い犬だか判らないほど、そこら中に犬が多く確認できる。一応、私の持ってる日本人向けガイドブックには「狂犬病の恐れがあるので、日本感覚で犬に接しない方が良い。」と書いてある。
タイ王国では良く見かける光景
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パーキングに戻ると“ある事”が気になる。下記、画像の右は日本でもお馴染みの「障がい者スペース」だと思われるが、画像の左が気になりうしやんさんに訪ねると、「トイレが近い女性用のスペースでは?」との事である。しかし辺りを見渡してみると、ほぼ満車に近い状態にも拘らず、この女性専用スペースには車が停まってない。どうやら実際は、ここに停めると「あの人ギリギリなんだ。」と思われるのが恥ずかしいので、実際に利用される方は少ない様に窺える。
異国らしい設定
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再び車を走らせると、タイ王国らしい標識が現れた。“ゾウ横断注意”である。これがどんな田舎の林道に設置してあるかというと...。
ゾウ横断注意!
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実は片側2車線の大型トラックも頻繁に走る様な場所に設置されているのである。ここを横断するには、上下線合わせると車通りの激しい4車線分を超えていかないと渡れないのである。なので、実際にゾウと車がぶつかりゾウも運転手も亡くなる事故も起こったらしい...。
こんな場所に設置してある
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タイ王国では至る場所で国王を掲げているのだが、今までの写真と違うことに気付く。今までは“ラーマ9世”こと「プミポン国王」であったが、2016年10月に崩御された為、現在は“ラーマ10世”こと「ワチラーロンコーン国王」となっている。
国王が変わっている
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そうこうしている内に夕食時と向かえる。本日は食べ物ばかり出てくるが、それだけ移動に時間が掛かるという事である。昼間のフードコートと違って、この場所は完全に地元民しか来ない様な市場であり、少々雰囲気が異なる。私の感覚で表現するなら“30年前のアメ横”という印象を受ける。少し腹が減っていたのでチキンを選ぶ。タイ語で言うなら「ガイヤーン」。“ガイ(鳥)・ヤーン(焼く)”になる。焼き鳥と日本人の感覚で言えば、朝食で紹介したムーピンの様な串に刺さったモノをイメージするかも知れないが、過去の遠征で“この様な”イメージらしいガイヤーンを食べた事がある。ここのは意外と高く50バーツ(170円)。
ガイヤーン
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次の一品は「ラーブ」。実は本物のラーブを食べるのは今回が初めてで、今まで“ご当地プリッツ”の「ラーブ味」しか食べた事が無かった。簡単に説明するとタイ王国でよく食べられている“豚肉の入ったサラダ”であり、唐辛子が入っているのでピリッと辛いのだが、今までプリッツを食べ過ぎたせいか、リアルなラーブと同期する事が出来なかった...。これも意外と高く50バーツ(170円)。
ラーブ
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・・・時間はあっという間に過ぎてしまい、空港に向かう時間になってしまった。
うしやんさんにスワンナプーム国際空港まで送って頂く。いつもと少し違うお別れになってしまったが、今回もうしやんさんあってのタイ王国であった。今回で14回目となるタイ王国遠征であったが、2014年、2015年の遠征時は、私が体調を崩しての遠征であり、その時は諸々ご配慮して頂き大変助かった。・・・今回はその病の峠を越えたので、元気な姿を見せ様と遠征を試みたのだが、うしやんさんにはどの様に映ったのだろう。
うしやんさんとのお別れ...
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チェックインを済ませ、保安検査を受けに行く。スワンナプーム国際空港はブルーを基調とした美しい空港である。
スワンナプーム国際空港
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保安検査、出国手続きを済ませ、パスポートに出国スタンプを押してもらう。この押してもらったスタンプを見て、何となくいつもと異なる心境になった。
パスポートに出国スタンプ
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2009年に初めてタイ王国に来て以来、今年で10年目を迎える遠征であった。その間の遠征数は14回を数え、日本では図鑑などでしか見る事のできない大迫力のクワガタムシやカブトムシの天然の姿を自分の目で確かめる事が出来た。ホント、タイ王国へと導いてくれたうしやんさんのお蔭であり、感謝しかない。タイ王国に遠征を始めて10年と言ったが、人間として10年という物差しで見れば、様々な変化があって当然であり、今回の遠征は、それを実感した気がする。
この10年間に感謝。
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過去のタイ王国遠征を振り返ると、タイ王国・東部では毎回安定した内容であったが、北部探索では毎回新規開拓に近かったので、なかなか思う様な成果を上げられなかった。欲を言えば北部でタイ王国のミヤマの姿を拝んでみたかったのだが、はたして15回目の遠征はあるのだろうか?
成績:ボ〜ズ
【へっぽこ遠征
in タイ王国PartXIV ...完】
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