2015.09.26(土) 広島県・西部 1:00PM 晴れ 30℃ 今年も身内の居る広島県に行ける事になった。東京駅にて弁当を買い込み、新幹線にて4時間を快適に過ごす。
・・・広島県に到着後、予約していたレンタカーに乗り込み、まずは原爆ドームに向かい見学する。
広島市内を走っていると、路面電車と併走するシーンが多くある。いかにも“広島らしさ”を感じ嬉しくなる。広島の路面電車のタイプは相当多いと思うのだが、レトロ調の電車に出会うと風情を感じる。
広島市内を抜け、しばらく走ると田園風景が広がった。まずは水生昆虫探索から行ってみる事にした。
小さな用水路を探す。この様な場所でも水草や下草が覆い被さっていれば、それなりに水生昆虫の姿は確認できたりする。
網を入れてみると小魚やエビが入る。この周辺に水生昆虫が生息している可能性は高いと思われる。
何度が網を入れていくと、コオイムシが入った。とりあえずコオイムシが生息していれば、他の水生昆虫も生息していると感じられる。デジカメでマクロ撮影を行ってみる。数10枚撮影して1枚だけピントが合っていた...。
次にタイコウチが入った。・・・コオイムシが確認できるような場所なら、もっと多くのタイコウチが確認できる気がしていたが、個体数は多くない様である。
水草の多い少し暗い場所に網を入れると、大量のアカハライモリも確認できる。今の時期は丸々と太った個体を多く目にする。
・・・と、池の底で“黒く大きな甲虫らしき塊”が動いている。「ゲンゴロウかっ!?」と慌てて網を入れてみる。
ガムシだった...。水中での動きがノンビリしていたのでガムシという想定はしていたのだが、そう簡単にナミゲンゴロウは確認できない...。
その後も周辺に網を入れていくと、久しぶりの確認となるシマゲンゴロウの姿が確認できた。中型のゲンゴロウなのだがナミゲンゴロウとはまた違った魅力のあるゲンゴロウに感じる。確認した個体は撮影後、即リリースする。
・・・暗くなってきたので水生昆虫探索を終了として、樹液場に向かってみる。
樹液場に到着する頃にはすっかり夜の帳が下りていた。過去にネブトなどを確認したことのあるポイントなのだが、樹にLEDライトを当ててみると多数のゴミムシダマシが活動している...。洞や樹液など“クワガタであって欲しいシルエット”はゴミムシダマシばかりであった...。
いくつか樹をチェックしていくと、多くのゴミムシダマシの中に小さなコクワ♂の姿が確認できた。暗闇の中、群がる蚊の大群に気を削がれながらデジカメで撮影を試みるが、なかなかピントが合わず苦労する。脇にLEDライトを挟み、クワガタにピントが合う様に当てながらの撮影に難儀する。相変わらず「TG−4」が上手く使えない...。
・・・なんとかコクワ♂×1頭ながら広島県のクワガタを確認できたので、本日の探索を終了とする。
本日の探索を終了として身内の家に戻る。今回もお願いしておいたカレーライスをご馳走になる。最高に美味しい。東京に住む私にとって、広島に親戚が居るというのは本当に有難いことである。探索内容や体調はイマイチでも今年もこうやって広島の牛スジカレーを食べに来られただけでも幸せなのである。
・・・明日のご神木探索が楽しみだ。 zzz 成績:コクワ♂×1 (確認後、リリース) |