2015.07.11(土) 香川県・南部 1:00PM 晴れ 31℃ 今まで北海道から沖縄県の最西端である与那国島まで遠征して来たが、四国だけは縁がなかった。そこで思い切って週末に遠征してみる事にした。感覚的に全くイメージできない場所であるが、いつも通り事前に何の情報も得ずに当日を迎える事になった。(これが最終的に、“へっぽこ”らしい結果を迎える。)
岡山から乗車したマリンライナーが瀬戸内海を渡っていく。車窓から見える風景が新鮮に映る。
・・・JR高松駅に到着。自身、初の四国である。最近感じてなかった久々に“遠くに来た感”がある。 四国・香川県と言えば「うどん県」と呼ばれる程うどんが有名なので、昼食は早速うどん屋を探す。高松に到着すると様々な場所で“うどん情報”が得られるので、レンタカーを流しながら近場の店に入ってみる。因みに自分は東京在住であるが、関東の場合、そば屋が多く、うどん屋というのはあまり見掛けない(最近増えてきた、うどんチェーン店は除く)...。関東は駅前も「立ち喰いそば」であり、表記も基本“そば・うどん”になる。関西より西に来ると“うどん・そば”表記になるのが興味深い。
1件目のうどん店に入ってみると、セルフと言われ自分でうどんの玉を湯で温め、汁を注ぎ、トッピングを添える。・・・想像していたより諸々のインパクトは薄い。飲食店は店によってかなり印象が異なるはずなので、次の店を探してみる。
2件目は吟味して評判の良い店を選ぶ。駐車場は満車で、客の出入りもかなり多い様子である。これは期待!
釜玉うどんをオーダーする。バターが入ったものが有名の様だったが、ここはあえてノートッピングにしてみた。熱々のうどんに生卵を落とし、だし醤油をかけ、かき混ぜる。・・・うどんを口に運ぶ。 !!! 最高に美味い!コシがあり、熱で半熟気味になった玉子との相性が抜群に良い!生まれてから今まで、こんなに美味いうどんは食べたことなかった。正直今回の遠征は、このうどんが食べられただけでも四国に来た甲斐があったかも知れない。
2件目のうどんが最高だったので、満足して山に向かう事にした。
市街地のコンビニで購入した地図を見ながら、標高のありそうな場所を目指し、それなりに距離を移動する。気が付くと県境まで来てしまった。・・・香川県は狭いと感じたのだが、日本で一番面積の小さい都道府県は「香川県」であった事を思い出す。
クヌギやコナラが目に入り樹液が出てないか確認してみるのだが、なかなか良い雰囲気の樹が見つからない。・・・ならばと樹を蹴ってみるが、何ひとつ落ちてこない。
結局良い樹液場は探しきれなかったので、本日のライトトラップの設置場所を探していく。初めての場所は、いつも以上に気を遣う様にしている。民家が近くに無いか(ライトの明かりで驚かせない様に)、夜間に通るかも知れない車の邪魔にならないか、周辺にライトトラップの妨げになる様な外灯は無いか、等々考えると“どこでも設置しても良い訳ではない”ので設置場所が決まるまで意外と時間は掛かる。
夏至は過ぎているが、西日本という事もあって日の入りが遅い。・・・19時45分くらいになって、ようやくライトをONする。
照射を開始して、すぐに多くの羽虫が飛来する。月齢はそれなりに良いと思われるので、しばらく様子を見守る。
照射開始から30分ほどすると、蛾に混じって小さな甲虫が少し飛来し始めたが、それでもその数は少ない...。過去の経験上「このポイントは不正解かも...。」という印象が高まってくる。
・・・バッテリーの続く限り照射を試みるが、クワガタの姿は無い。大型甲虫も全く飛来しないことから、残念ながら本日のポイントは失敗という事になる。標高は400メートルほどで、沢沿いの開けた場所から山に向かっての照射であり、条件としては決して悪く無いと思うのだが、これが現実なのである...。
・・・四国遠征の初日としては残念であるが、クワガタの飛来が無いので撤収する。 ライトトラップはダメだったが、山間の道を戻りながら外灯を確認していく。・・・それにしても虫の姿が全くと言うほど確認できない。何かの条件が合わないのだろうか?いくつか外灯をチェックしていくと、ようやくクワガタらしき影が見えたので確認してみると、少し前に車に轢かれたミヤマ♂であった。“へっぽこ”らしい確認であったが、とりあえず「四国・香川県で、ミヤマが発生している事が確認できただけでも良し!」と前向きに捉える。
結局、外灯チェックも轢かれたミヤマ♂1頭以外は確認できなかった。冒頭でも述べた様に、私は事前に情報を集めないで探索を楽しもうと思っているので、今回の様に“完全なるボ〜ズ”も少なくない。これもリアルな探索の結果として納得している。明日こそ“元気な四国のクワガタ”を目標に、また別の場所を探してみたいと思う。 成績:ボ〜ズ |