2015.06.12(金)へっぽこ遠征inタイ王国(2日目) 海外・タイ王国 6:00AM
晴れのち雨 38℃ 同行者:うしやんさん(タイ王国在住)、kapiさん
タイ王国遠征、2日目の朝。
早朝、日の出と共に出発する。タイ王国(6:00AM)と日本(8:00AM)の時差は2時間であるが、意外とその差は感じている。歳なのだろうか...。
日の出と共に出発
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早朝から出発したのだが、個人的な事情で午前中は別行動となる。・・・今日もシラチャの街は天気が良く暑い。
シラチャの病院
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再び午後にうしやんさんとkapiさんと合流すると、私の居ぬ間に凄い虫を確認されていた。見た事も無い、大きく美しいタマムシであった。
タイ王国・ツマルリタマムシ
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もう1頭綺麗なタマムシがいる。日本のヤマトタマムシよりも大きく迫力がある。私もタマムシ探索に行ってみたかったが、またのチャンスがあればと思う。
タイ王国・キオビミドリルリタマムシ
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昼時なので昼食タイムとする。昨年同様お気に入りの店に入り、迷わず「カーオ・マン・ガイ」を選択する。40バーツ(160円)。今まで数多くカーオ・マン・ガイを食べてきてるが、この店がダントツで美味しい。一気にパワーが漲ってきた。
カーオ・マン・ガイ(蒸し鶏のせ飯)
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食後のデザートとして、路面で販売しているヤシの実スイーツを食べに行ってみる。何だか興味深い。
ヤシの実
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ヤシの実の中身をくり抜き、杏仁豆腐の様に固めたココナッツとゼリーを合わせて冷やしたものだが、これが最高に美味しい。タイ王国は今日も35℃を越えているが、ゼリーの清涼感が幸せ感を増してくれる。あまりにも美味しいので店の人に「アロイ、アローイ(美味しい)」と連発してしまった。次回も必ず食べたい一品である。
最高のスイーツ
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午前中の治療を済ませ、最高の昼食で満腹になったところで、今回の目的地に向かう。
タイ名物「トゥクトゥク」
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・・・さっきまで晴天だと思っていたのだが、急に黒い雲が現れ土砂降りになってしまった。タイ王国は雨季の入りとの事だが、雨の降り方が凄まじい。最強ワイパーでも前が全く見えない。
土砂降りの雨...
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少し走るといきなり晴れてしまった。どうやら雲の流れで近場でも降る、降らないが、ハッキリ分かれる様子である。道路脇の標識を見ると“ゾウ横断注意”とある。さすがタイ王国だと感じる。
ゾウ横断注意!
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途中のガスステーションで給油&休憩する。毎回、長距離運転してくださる、うしやんさんに大感謝である。
給油タイム
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店内に入り気になるお菓子を購入。現在タイ王国では抹茶味のお菓子が流行っている様で、日本から抹茶味のキットカットを購入してタイ王国の方にお渡ししたら、かなり喜んで戴けた。
タイ王国ならでは
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タイ王国は日本に比べると信号の数が少ないと感じているが、幹線道路での信号待ちは、高確率で花売りが車の間を縫ってくる。
信号待ち=花売り
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シラチャの街を出発して数時間。目的地周辺までたどり着く。この周辺も厚い雲が立ち込め、いつ雨が降り出してもおかしくない。なんとか探索が続けられる程度に収まってほしい...。
天候は悪い...
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いつもの標識まで来る事ができた。毎回の事なので、看板に何が書いてあるかは過去の採集記を参照にしていただくとして、この看板を初めて見たのは6年ほど前であり、当時は綺麗な看板であったが、さすがに経年による年輪を感じる。
定点カメラにて
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林道の中に不自然な水溜りがあるのだが、これはゾウが通った足跡との事で、ゾウの重さで泥濘に穴が開き、そこに水が溜まっているのである。以前からタイ王国でゾウとトラを見てみたいと思っているのだが、実際に遭遇したらかなり危険だと思うので難しいところである...。
ゾウの足跡
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「ご神木」に到着。早速チェックしてみると、樹皮めくれにヒラタが確認できる。どんな時期でも“必ずクワガタが確認できる樹”という存在は本当にありがたい。もはや「タイ王国=ご神木」と言うほど、強烈な存在感なのである。
ご神木の樹皮めくれ
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その後も「ご神木」を枝先まで目視してみたが、ウエスターマンヒラタ♂以外のクワガタの姿は確認できない。今回、一番期待していたテナガコガネも樹液に来てない...。雨季の入りという事で、まだ樹液の出はあまり良くない様子である。前回の遠征時はギラファやオニツヤなどかなりの数が確認できたが、今回は時期も異なるせいか虫は少ない。
タイ王国・ウエスターマンヒラタ♂
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いつもなら樹液を確認したら「ご神木」は終了となるが、今回はこの場所でライトトラップを行う。うしやんさんが事前に地元の持ち主に確認済みなのであった。これはありがたい。
ライトトラップの準備
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「ご神木」の真下でライトトラップの準備を行っているのだが、残念ながらタイ王国の大空から雨粒が落ちてきてしまった...。
夜のご神木
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夜の帳が下りたのでライトトラップを開始する。雨は、より大粒に強さを増している。幾分気温も下がっている様だ。・・・ふと気が付くと、足元の水溜まりにカエルが卵を産んでいた。
卵を産んだカエル
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小さな羽虫に混ざって、小さなセミも飛来する。全長10数_程度だが、透き通ったグリーンが美しい。
綺麗なセミ
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ライトトラップを開始して約1時間、ライトから少し離れた場所に黒く大きな塊が佇んでいた。アトラスオオカブト♂であった。大型で非常に立派な個体である。久々の確認になるので、とても嬉しい。
タイ王国・アトラスオオカブト♂
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更にタイ王国の夜空に重低音が響き渡る。アトラスオオカブト♀が飛来した。コーカサスもそうであったが、オオカブトの飛来は、物体としても羽音としても大きいので、迫力があって楽しい。
タイ王国・アトラスオオカブト♀
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その後またアトラスオオカブト♀が飛来する。コーカサスオオカブト♀と似ているが、発生時期はコーカサスの方が早く、また慣れてくると、上翅の雰囲気で違いが判る。
またアトラス♀飛来
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蛾とは違う虫が佇んでいるので確認してみると、カマキリモドキであった。普段それほど見掛けるものでも無いので、しばらく興味深く観察してしまった。ロボットの様な眼が特徴的であった。
カマキリモドキ
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・・・と、急にジャングルから怪しげな人物が現れた。ヒル・ダニの対策をされた服装のうしやんさんである。タイ王国の夜のジャングルでいきなり出会ったら、かなり驚くと思う(笑)
怪しい影...
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小さなアトラスオオカブト♂が飛来する。雨足は随分と弱くなってきた様子であるが、月齢が良い割りには全体的に虫の飛びが少ない印象である。何か別の理由があるのだろうか...?
小さなアトラス♂飛来
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・・・HIDライトのバッテリーが切れたので、ライトトラップを終了する。
夕食タイムとして市場に行ってみる。遅い時間帯なので閉店している店も多いのだが、まだやってるクァイティアオ(米麺)の店に入る。ここは今までのクァイティアオと少々異なる様で「クァイティアオ・ルア」と呼ばれるものらしい。40バーツ(160円)。イスラム系ということで、肉は豚ではなく、牛肉を使用している。スープが真っ黒なので、味が濃そうに感じたのだが、食べてみると意外とアッサリ味であった。
クァイティアオ・ルア
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宿に戻るといつものトッケイが出迎えてくれる。大きな個体になると30センチ程に成長する大型のヤモリである。トッケイを見るとタイ王国に来ている事をより実感する。
宿の壁にトッケイ
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・・・タイ王国遠征2日目は、「ご神木」探索を楽しむことが出来た。時期的なものなのか、想像していたよりはクワガタの姿も少なく、目標としていた“樹液に集まるテナガコガネ”の姿も確認できなかったが、また明日も本日と同じ様な探索が出来るので、チャンスを窺ってみたい。
・・・“異国でクワガタ探索が出来ている” これだけで充分幸せである! zzz
成績:ヒラタ♂×3 アトラスオオカブト♂×2
♀×2 (確認後、全てリリース)
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