2014.09.06(土) 山口県・某所 9:00AM 雨のち曇り 24℃ 今年も身内のいる広島県に遠征できるチャンスが訪れた。東京で生まれ育った身としては遠方に親戚がいるというのは本当に財産である。以前は飛行機で広島に向かった事もあるのだが、現在は駅弁を買い込み、ゆったりと出来る新幹線が快適に感じる。
東京駅を発って約4時間、広島駅に到着する。仕事用の携帯電話を見ると着信があったので、折り返した後、距離的に対応できない(確信犯)と電源を切る。・・・以前、友人から聞いた話だが、人は600km以上移動すると遠くへ来た印象を覚えるらしい。東京からだと大阪辺りがその距離になるのだが、確かにその様な気もする。
レンタカーを借りた後、久しぶりに水生昆虫を見たいと山口県に向かう。・・・少し前まで太陽が出ていたと思ったら、一気に空が暗くなり、土砂降りの雨になってしまった...。8月からの大雨で広島市でも大きな被害が出ているのだが、まだ大気は不安定なのだろうか?
あまりの土砂降り具合に探索は不可能かと思ったのだが、山口県に入った頃には雨は上がってしまった。雲の流れなのか、場所によって降る降らないの差が大きい様に感じる。・・・黄色いガードレールに山口県を感じる。
水生昆虫を探すので、水流の少ない小さな用水路を探していく。以前に比べれば少しずつ雰囲気は掴めてきた感がある。
雰囲気の良さそうな用水路を見つけたので、さっそく網を入れてガサゴソしてみる。この“何がいるか分からない”状況でのガソゴソはワクワクするものがある。
網を上げてみるとコオイムシが数頭入っている。まずはコオイムシが入れば、それなりに水生昆虫が生息していると思われるので期待が持てる。
何度がガサゴソしていくと、ミズカマキリが確認できた。以前は東京都内でもそれなりに確認できたミズカマキリであったが、最近はめっきり見なくなってしまった。
ガサゴソを続けていくと、蛙の亡骸が入った。周辺にタガメが生息している場合、餌として捕食された蛙が亡骸として確認できる場合が多いので、タガメ探索のひとつのキーワードとして意識している。
しばらくするとタイコウチが確認できた。先程のミズカマキリ以上にレアな存在として認識している。もはや東京では確認できない存在なので、結構嬉しい存在である。
その後も何度も網を入れていくと、ある瞬間、網の中で存在感のある大型昆虫がガサガサと大暴れしていた。すぐに状況は理解できた。大暴れの主は念願のタガメである。網の中で自己主張の激しいタガメの姿を確認することができて、改めて癒される想いであった。1頭でも個体が確認できれば満足だったので、写真を撮った後すぐにリリースする。
・・・タガメの姿を確認する事が出来たので、本日の探索は充分として、広島県の身内の家に戻ることにした。相変わらずクワガタの画像が全く出て来ないのは、ご愛嬌として頂きたい。
夕食はリクエスト済みの牛スジカレー。東京からこのカレーを食べに来てると言っても過言で無いほど美味しい。食事をしながら身内と世間話をする。このあと夜の探索に出掛けようかと思っていたのだが、なんとなく和んだ雰囲気の中で、そのまま風呂に入り休むことにした。
・・・明日は広島の“ご神木”をチェックしに行くので楽しみである。 zzz 成績:ボ〜ズ (タガメ×1) (確認後、リリース) |