2014.07.31(木) 新潟県・北部 12:00PM 晴れ 36℃ (猛暑) 今シーズンは例年に比べると、体調面もあり探索数が減っているのだが、クワガタ探索への情熱は全く変わってない。今回は久しぶりに単独で思うままに車を走らせてみようと、高速を走ってみた。
初めての場所での樹液探索は少々難しさを感じるのだが、最近はHIDハンディライトを使用したライトトラップを気楽に楽しんでいる。車から降ろしたライトを5分ほどでセッティング完了となるのも楽で良い。オオクワの樹液採集もまだ諦めた訳ではないのだが、現在は自身の体調と相談しながら無理の無い楽しみ方を選んでいる。
車の中で弁当を食べ、夜の帳が下りるのを待ってライトを照射する。今宵は月齢も悪くないのでそれなりに期待できると思う。
・・・と、照射直後から大量の蛾の飛来が始まってしまった。月齢の関係で蛾の飛来は覚悟していたのだが、想像以上に飛来数は多い。
大量の蛾に混じってコクワ♀が飛来した。・・・あまりにも多過ぎる蛾の中からこのコクワを拾い上げるのを躊躇するほど、蛾の数がハンパなく飛来している。
コクワ♀と同じくらいにミヤマ♀の飛来も確認できた。手元の時計を確認してみると、やはり照射開始30分ほどであった。
ミヤマ♀を蛾の隙を縫って拾い上げると、近くに“大きなコクワ♂”が飛来していた。一瞬大きさから見て大物かと思ってしまったが、ドラクエもそうであるがそう簡単にはボスは登場しないものである。
別の場所に一目でアカアシ♀と判る個体がひっくり返っていた。アカアシが増えてくると秋が近付いている感覚もあるのだが、とりあえず今シーズン最初のアカアシ確認となった。
更に少し離れた場所に大きな♀のシルエットが見える。ミヤマでないのはすぐに判ったので、「もしかすると...」と、一瞬慌てそうになってしまったが、近付くにつれそれがノコ♀であることが理解できた。
時間の経過と共に蛾の大きさも増してくる。ライト照射直後は小さな蛾が集まってくるのだが、時間が経つにつれ大きなスズメガやオオミズアオなどに変わってくる...。
長細い個体が歩いているので確認してみるとノコ♂であった。本日の照射はポイントを読み違えたのか?♀個体ばかりである。時期的な発生状況も関係していると思うが、それ以外の要因として照射距離が長いのかも知れない。クワガタは♂より♀の方が飛翔は上手いと感じているので、照射距離が長いとその分♂の個体は辿り着きにくいのかも知れない。
今回も飛来には波があり、数頭飛来したかと思えば、しばらくクワガタの飛来が無かったり、また数頭まとまって飛来したり...と、このライトトラップを行っているとその様な現象を感じる。私は専門家ではないので未だに詳細はわからないが、とりあえず経験と感覚は大事にしたいと思う。
ミヤマ♀が飛来する。本日20頭目のミヤマ♀になる。やはり♂の飛来が確認できない状況を見るとライトの照射距離が長すぎたのかも知れない。以前であればその様な事はあまり気にしなかったのだが、最近は少しずつであるが自分なりにアプローチの仕方を意識する様にしている。
バッテリーの続く限りライトトラップを楽しんでみたが、密かに期待していたオオクワの確認は出来なかった...。撤収作業を始めようとするが、あまりにも多くの蛾がヤル気を阻んでくれる...。
今回は諸々自分自身への確認も多かったのだが、実際にフィールドにて多数クワガタの飛来を楽しむことが出来た。またのチャンスがあれば足を運んでみたい。 成績:ミヤマ♀×20 ノコ♂×3 ♀×10 アカアシ♀×2 コクワ♂×5 ♀×7 (確認後、全てリリース) |