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２０１３．０７．２０（土） 広島県・東部 ９：００ＡＭ 晴れ ３１℃ 同行者：身内 ２０１３年も広島県に来る機会に恵まれた。この数年、身内が居る広島に毎年訪れているが、自分にとってクワガタやナミゲンゴロウなどが確認できる広島は、離島や海外遠征とはまた違った楽しみを感じている。
前日の金曜日に広島入りし市内を観光する。関東とも関西とも違う、広島独特の雰囲気が楽しい。･･･それにしても広島は暑い。
広島市内に住む身内を訪問する。･･･すると、身内はすでにゲンゴロウ用のトラップを用意してくれていた。山いじりが大好きな身内であるが、虫に興味があるという訳でもないのに、毎年私が訪れる際、色々と準備してくださる。広島にこの様な身内が居るだけでも私は幸せ者である。本当にありがたい。
広島市内を抜け、時間を掛け目的地へと向かう。･･･今年はあまり積極的に探索に出掛けてないのだが、この広島探索だけは確実に行いたかった。今の自分の中で広島は、それだけ大きな存在なのである。
・・・目的地に到着。早速、広島の自然を堪能する。
まずは昨年樹液の出ていたコナラを確認してみたが、今年は樹液が出てなかった...。ならばとコナラを蹴ってみると、ミヤマ♂が落ちてきた。やはり毎年実績のある樹は、見た目で樹液が確認できなくてもどこかにミヤマが集まっている可能性が高い。･･･もっと樹を蹴って個体を確認しても良かったのだが、最近話題のマダニが気になり深追いはしなかった。
実績のある樹以外にも新規で樹液場を探してみたいと思い、探索してみると意外な場所に良い感じの樹皮めくれと樹液の出ているクヌギを確認する事が出来た。少しチェックしてみるとヒラタ♂を確認する事が出来た。今後、要チェックなクヌギである。
クワガタ探索以外にも昨年１０月にナミゲンゴロウを確認した流れから、今年も数箇所ゲンゴロウ用のトラップを仕掛けてみる。
仕掛けるフィールドの中には、身内が５０年振りに足を運んだ場所もあったという。昔から周辺の雰囲気は大して変わってないという所が素晴らしい。
･･･しばらく時間をおいた後に、ゲンゴロウ用のトラップを見て回ったが、昨年実績ある場所含め何も入ってなかった。ゲンゴロウ探索は明日も行ってみたいと思う。
昼間の探索を終了として、ライトトラップの準備に入る。いつもながら身内が“飛来した個体が確認しやすい様に”と、下草を刈ってくださる。ここまで甘えて良いものかと恐縮する...。本当にありがたい。因みに周辺の山は身内の知り合いの山なので、事前に許可を得られているのも嬉しい。
下草を刈っていると急に土砂降りになってしまった...。しばらく車の中で夕立が過ぎるのを待って、雨が上がったので外に出てみると、美しい虹が掛かっていた。
雨が上がった後、日も暮れていく。神秘的な美しい夕焼けに感動する。･･･やはり広島は違う。
まもなく日が暮れるのでＨＩＤハンディライトをセッティングする。当たり前の様にライトトラップが出来る環境にも感謝しなければならない。
身内が自分の畑から収穫した野菜を持ってきてくれた。洗ったミニトマトを口に入れてみると、酸味と甘酸っぱさが最高である。身内の生活に憧れを感じる。
夜の帳も下りたのでＨＩＤハンディライトを照射する。果たして今晩は何が飛来するのであろうか？
･･･しかし事前に分かっていた事なのだが、月齢はかなり悪い。昨年と日程的には全く同じなのだが、月齢は正反対である。ある意味、昨年との差が分かれば、それはそれで良いと思っている。
しばらくすると甲虫が飛来したので、驚いて確認してみると、ガムシであった...。確かに毎年ガムシは多い場所である。
やはり昨年に比べると、蛾の飛来数もかなり少ない。･･･そんな中でも何とかノコ♀が飛来してくれた。月齢が悪いので、とりあえず１頭でもクワガタが飛来すれば、個人的には成功としておきたい。
しばらく甲虫は何も飛来しなかったのだが、終盤にミヤマ♀が飛来してくれた。これは嬉しい！月齢的に厳しい中、近距離からの飛来かも知れないが、月明かりに負けずライトに飛来してくれたのだから感謝したい。
･･･バッテリーの続く限り待ってみたのだが、これ以上の確認は出来なかった。やはり月齢の問題だろう。それでも同所で昨年は新月、今年はほぼ満月時に差を確認する事が出来たので、敗北感は全くない。むしろ今年も広島でＨＩＤライトが出来た喜びの方が大きかった。
･･･明日も広島探索を堪能したい！ 成績：ミヤマ♂×１ ♀×２ ヒラタ♂×１ ノコ♀×１ コクワ♂×１ （一部ｋａｐｉさん飼育用に持ち帰り） |
