2011.10.07(金) 北関東 3:00PM 晴れ 24℃ 10月に入り朝夕は随分と涼しくなってきた。自宅から気軽に探索に行ける場所では、すっかり樹液も止まってしまいコクワの姿も消えてしまった。時期的に南西諸島などの遠征予定を立てても良かったのだが、急にタガメの姿を見たくなり探索に出かける事にした。
今までの経験上、あまり流れのある場所では観掛けられず、少し水の淀んだ場所の方がタガメの姿を確認できているので、今回もその様な場所をチェックしていく。
網を何度かガサゴソしていると、コオイムシがネットインした。少し前まではこのコオイムシですらお目に掛かれなかったので、とりあえず幸先は良いとして探索を続ける。
周辺にはカエルも多く生息しているのだが、以前に比べて小ぶりな個体が多い気がする。・・・何か理由でもあるのだろうか?
暫く網を入れ続けているとコオイムシなどに交じってクロゲンゴロウの姿が確認できた。自分はナミゲンゴロウの姿をまだ見たことが無いので、いつかその夢も実現させたい。
何度か網を上げていくとサワガニが入った。以前、山口県でタガメ探索を行っている時もサワガニを見た覚えがあるのだが、農薬が使用されていない自然豊かな場所でないとサワガニやタガメは確認できないのかも知れない...。
・・・暫く探索を続けると、やっとタイコウチの姿を確認する事が出来た。以前であればもっと個体を多く確認できたはずであるが、今回は1頭目を確認するまで随分と時間が掛かってしまった。今年は発生数が少ないのか?それとも別の要因があるのだろうか?
タイコウチを確認できた事で希望を持って網を入れていくと、網の中で大暴れする個体がネットインした。すぐにタガメだと判った。今までもタガメがネットインすると大暴れするので、非常に存在感のある虫だと改めて感じる。・・・今年も確認できて良かった。
用水路に仰向けに死んでいる蛙を発見。タガメ探索のキーワードにもなっているので、この周辺を重点的に探してみる。
するとすぐにタガメが確認できた。やはりキーワードは重要である。ネットインしたタガメは暴れまわり脱出を試みようとしている。この“外国人レスラー入退場シーン”の様なハチャメチャな暴れっぷりに“水中の王者”の貫禄を感じる。
・・・その後も暫く探索を続けたが、それ以上の確認は出来なかった。タイコウチは1頭しか確認できなかったのが不思議であるが、久々に水中のタガメを確認できた喜びは大きい。今回も個体は持ち帰らずリリースする。子孫を増やしこの場でいつまでも増え続けて欲しい。
今年もこの場所でタガメを確認する事が出来て本当に良かった。今年は色々あったがフィールド上はいつもと変わらない風景であり、癒される想いであった。また来年も時間を作って足を運んでみたい。
成績:ボ〜ズ (タガメ×2) (確認後、全てリリース) |