2010.03.27(土)
茨城県・某所@ 12:00PM 晴れ 9℃ 同行者:kapiさん

今週もkapiさん共に樹液シーズンの為の下見を行うことにした。フィールドを見渡すと菜の花が満開で、一面黄色い絨毯の様になっている。桜もすでに開花宣言が出されている春本番であるが、今日は気温が低く厚手の上着がないと寒さを感じる。

菜の花満開
菜の花満開



今年はまだ「つくし」を見てないと思い、日当たりの良い場所を探してみると局所的に生えていた。やはり菜の花と土筆を見ないと下見の感覚が出て来ないので、これで“2010年モード”になれた気がした。

つくし
つくし


探索を続ける。途中、雰囲気の良い場所を確認したのでチェックしておく。台場クヌギとしてはまだ若い林なのかも知れないが、夏場の可能性を感じるので、改めて樹液シーズンに足を運んでみたい。

雰囲気の良い場所
雰囲気の良い場所



周辺に転がっていた倒木を裏返してみると、カブトムシの幼虫が確認できた。今の時期はカブトムシの幼虫が確認できるだけでも喜びを感じる。すぐに埋め戻す。

カブトムシ幼虫
カブトムシ幼虫



暫く下見を続けているとkapiさんが、この数年の中でも稀に見る上品な白枯れ倒木を発見。非常に気になると調査を開始した。過去に何度か言ってるかも知れないが、私は材割り採集に積極的ではない。やはり成虫の野外活動シーズンにロマンを感じている。kapiさんと共に探索している、この時期のポイントは、あくまでも樹液シーズンの為の下見であって、最終目標は“オオクワの樹液採集”の為の生息地域の調査と位置づけている。

めがっさ幼虫
めがっさ幼虫



すると2年前の探索以来の巨大な幼虫を確認することが出来た。“へっぽこ”は幼虫を判定するスキルを持ち合わせてないのだが、雰囲気から見ても大物感の漂う幼虫であった。kapiさんが育ててみるというので結果報告(下記参照)を楽しみにしたいと思う。これがもし大物であるのであれば、この夏の下見をして大きな前進になる。

判りません...
判りません...



大きな幼虫を1頭確認できたので、もうこれだけで充分満足してしまった。探索を終了しようと歩くとバッタが飛び立った。「この時期にもう活動しているのか?」と少々驚いたが、大きな昆虫を確認できた良かった。

すでに活動中
すでに活動中




前回の探索に比べるとより興味深い下見が出来たと思う。樹液シーズンまでもう少し時間があるが、今年こそ前進を期待したい。

お疲れ様でした!
お疲れ様でした!






(2010年10月28日追記)・・・数ヵ月後、kapiさんより上記不明幼虫の飼育結果報告が届いた。画像を拝見するとオオクワガタ♂であった。この結果から見て、やはりこの周辺で“茨城産オオクワ”は生息している事が、より確実になった。今回の報告を受け、ますます“オオクワの樹液採集”への期待が膨らんだ。

茨城県・オオクワ♂
茨城県・オオクワ♂


成績オオクワ♂×1
kapiさん持ち帰り)

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