2009.07.20(月)
神奈川県・某所 7:00PM 曇り 24℃ 同行者:ミヤマ☆仮面さん、ちびミヤマ仮面くん、kapiさん

先日、灯火総研さんより自宅に届いたライトトラップ用「HIDライト」。そして今日、そのHIDライトを実践にて使用できるチャンスが訪れた。当然自身初のライトトラップ用パーツであって、昨年一度だけr.matsudaさんに同行させて頂いた採集方法である。しかもこのHIDライトは従来の灯火セットとは異なり、発電機や安定器、ガソリンなどの設定が無い“初心者でも使用しやすい”タイプだったのですぐに購入を決めてしまった。

初のmy灯火セット
初のmy灯火セット



早速、開梱してみる!

開梱してみる
開梱してみる



開梱すると中からチャンピオンベルトが入ってそうな格式高そうなケースが出てきた!

貴重品が入ってます!
貴重品が入ってます!



中を確認するとHIDライトが姿を現し、自身初の灯火セットだけに暫く眺めてしまった。

ハンディタイプのサーチライト
ハンディタイプのサーチライト



見た目はそのままハンディタイプのサーチライトであるが、重さも片手で充分持てるほどであり、この時点で充電が完了すれば点灯可能なので、持ち歩きも充分可能であり、今後の離島遠征や東北地方でも大いに期待できそうである。

ボタンを押すとバッテリー残量が判る
ボタンを押すとバッテリー残量が判る



とりあえず点灯してみる。比較に今まで使用していたハロゲンライトと並べてみると、全く次元が違う。簡単に言うとメチャメチャ明るい!

ハロゲンライトと比べても差は明らか
ハロゲンライトと比べても差は明らか



今回購入にあたり、外付けバッテリーも購入した。これで点灯時間が倍になるので更なる活躍が見込まれる。

外付けバッテリーにて長時間照射可能に
外付けバッテリーにて長時間照射可能に



本体以外で必要なものと言えば三脚くらいだと思われるので、近場のホームセンターで購入してみた。

三脚に取り付け可能
三脚に取り付け可能



2000円程の安いものであったが、機能としては充分に使用できそうである。

2000円でした
2000円でした



早速取り付けてみる。・・・なんと言うかもうこれだけで、充分に感動モノである。まだフィールドで実践使用した訳でもないが、今後の様々な事に妄想を膨らませ久々にワクワクしてしまった。

かなり感動!
かなり感動!




kapiさんと合流し、ミヤマ☆仮面さんの森に向う。時間にしてすでに夕刻を迎えているが、セッティングが簡単な為、初めての実践であっても不安が無いのもこのHIDライトの魅力だと感じる。・・・それにしても「ミヤマ☆仮面の森」が待ち遠しい!

ミヤマ☆仮面の森へ
ミヤマ☆仮面の森へ



「ミヤマ☆仮面の森」に到着すると、ミヤマ☆仮面さんとちびミヤマ仮面が出迎えてくれた。考えてみれば、ミヤマ☆仮面さん&“へっぽこ”&kapiさんの「チームミヤマ☆47」が久々にコンプリートしている。全てにおいてワクワクする!

ナナフシもお出迎え
ナナフシもお出迎え



森のポイントに到着して早速セッティングに取り掛かったが、ものの5分で点火まで準備万端、整った。やはりこのライトの魅力は手軽さが大きい。流石にミヤマ☆仮面さんもこの手軽さには驚かれていた。

5分で点火!
5分で点火!



果たしてクワガタの飛来はあるのか?私自身初のmy灯火の実践という事と、「ミヤマ☆仮面の森」としても初の灯火採集になるので、全ての試みが今日と言う日に詰まっている。・・・点灯して間もなく羽虫が集まってきた。

すぐに何かが集まってきた!
すぐに何かが集まってきた!



あまり見掛けない虫であるが、渓流が近いせいかカワゲラの仲間であろうか?何にしても初飛来の虫なので、感謝の気持ちがある。

カワゲラか?
カワゲラか?



少しすると今度は甲虫の飛来があった。普段であれば外灯下にてハズレの様な虫でも、この状況下では嬉しい気持ちの方が大きい。

第一甲虫も飛来!
第一甲虫も飛来!



何やら大型甲虫の羽音が聞こえたので懐中電灯を照らしてみると、カミキリも飛来し始めた。何だかこの流れが楽しい!

カミキリも飛来!
カミキリも飛来!



その間も2灯設置したHIDライトは煌々と光り輝いている。これで50Wとは、とても思えないほど辺りを明るく照らし虫を呼び込んでいる。

煌々と光り輝く!
煌々と光り輝く!



更に大型の甲虫が飛来したので確認してみると、シロスジカミキリ♀が佇んでいた。久々に見る大型のシロスジカミキリであったが、やはり巨大に感じる。・・・後はクワガタの飛来を待つだけである。

巨大シロスジカミキリ♀飛来!
巨大シロスジカミキリ♀飛来!



煌々とHIDライトが光り輝く傍ら、テントを張って30代後半の「チームミヤマ☆47」で様々な事を語り合う。HIDライトは音が静かなので渓流のせせらぎを聞きながらマイナスイオンを浴びる静寂の森の中では、全てが最高の空間に感じる。改めて「ミヤマ☆仮面の森」の素晴らしさを実感する。

蛾が凄い事に...
蛾が凄い事に...



テントの中でお茶をしながら楽しい会話が弾み、少しすると灯火セットを確認したりする。その繰り返しであるが、日頃のストレス社会から解放された様な、ある意味離島に近い感覚を覚えるほど、今と言う瞬間が充実し楽しい。

様々な虫が飛来
様々な虫が飛来



・・灯火開始暫くした頃、ミヤマ☆仮面さんが「居ました!」と言う先を見るとノコ♂が飛来していた。一同歓喜に湧く!普通種のノコであるが、初めての灯火セットにて、初めての「ミヤマ☆仮面の森」での灯火採集でもあり、現在進行形の殆どが初体験なので、その結果が出た事への感動であった。

初のクワガタ飛来!!
初のクワガタ飛来!!



ちびミヤマ仮面がノコ♂を拾い上げる。実に大歯型で戦闘モード、バリバリの状態である。全てが初の事なので皆一様に撮影会が始まってしまった。

「ミヤマ☆仮面の森」灯火初ノコ♂
「ミヤマ☆仮面の森」灯火初ノコ♂


・・・その後、他の甲虫や大量の蛾の飛来はあるものの設置場所などの課題もあるせいか、ノコ♂以降の飛来はないまま先に点灯していた1灯のHIDライトのバッテリーが終了を向え消灯してしまった。

2灯の内、1灯がバッテリー切れ
2灯の内、1灯がバッテリー切れ



もう1灯のHIDライトのバッテリーが消えてしまうと辺りは真っ暗になってしまうので、撤収の準備に入った。・・・すると、ちびミヤマ仮面が「居た〜!」と叫ぶので確認してみると、シーツにノコ♀が飛来していた。最後の最後にノコのペアを迎える事が出来て良い締めとなった。

撤収中にノコ♀飛来!
撤収中にノコ♀飛来!




今回、初実践を行ってみて灯火セットの設置場所など今後の課題も多く感じる事が出来たが、実際にこのHIDライトに充分に虫が集まる事や非常にお手軽にセッティングが可能なので、今後の更なる夢が膨らむ1日となった。灯火総研さんや「チームミヤマ☆47」に大感謝のデビュー戦であった。

大満足!!
大満足!!


成績:ノコ♂×1 ♀×1
(魔琴:持ち帰りなし)

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