2009.07.19(日) 愛知県・西部 2:00PM 曇り 32℃ (蒸し暑い) 昨日から色々とあり、朝クマゼミの大合唱にて目が覚めた。ここは大阪府のど真ん中である。なぜ東京在住の自分が大阪に居るのかは置いといて、せっかくの大阪にて時間があるならば、数年前までは確実にレンタカーを借りて山へ向っていたが、最近は年のせいか暑さに負けてしまい、あまり暑くない場所へ行こうと考えてみる。
・・・とりあえず、レンタカーは借りずに大阪市内の地下鉄の乗りながら考える。東京に戻る時間を考えて大阪から東京に向いながら、ある程度勝手の分かる、昨年数頭のネブトを確認できた愛知県に立ち寄る事にした。
少しでも早く愛知県に行こうと、新大阪〜名古屋まで新幹線にて移動する事にした。・・・改めて考えてみると、自分の場合は離島遠征が多いので、飛行機に乗る機会はそれなりにあるものの、新幹線はあまり乗る機会が無かったりする。
・・・新大阪から、うつらうつらしている内に名古屋に到着してしまった。新幹線は早い。
愛知県に入ってからかなり時間が掛かってしまったが、何とか目的地に到着する事が出来た。・・・正直、ここまで来るのにかなり体力を消耗してしまったが、探索を開始すると大量の蚊が出迎えてくれた。
早速探索を開始する。多くのアベマキ林の中で、樹液の出ている樹も確認できる。雰囲気的にはいきなりネブトが居そうな感じである。
いくつかアベマキを確認していくと、より樹液の出ている樹があった。大量の蚊が纏わりつく中、懐中電灯にてネブトを探してみる。しかし、何も居ない...。感覚的には数頭のネブトが樹液の中を泳いでいても良い感じなのだが、先行者が居たのだろうか...?
樹液部にネブトが確認できなくても、樹液が流れ落ちた土中に個体が確認できたりするので、落ち葉を少し除けてみると小さなネブト♂がポロっと転がっていた。
やはり今年もこの場所でネブトが確認できた。今年は既に対馬でもネブトを確認しているが、やはり本土でのネブト確認は、東京都に住む自分にとって“身近ではない魅力あるクワガタ”だったりする。
大量に樹液の出ている箇所にネブトが確認できない状況から、どうやら先行者が居た様なので、見難い場所で地面付近に樹液の出ている箇所を探してみると、ネブト♂♀が確認できた。目の前にその状況が確認できるだけで充分に堪能できる。
・・・それなりに時間を掛けて探索を行ったが、結局3頭のみのネブト確認となった。今年も“樹液場のネブト”という確認ができたので、少々無理をしたが探索を行って良かったと思う。今回もこの個体に感謝をし、元の場所にリリースした。
この数年、何度か愛知県に足を運び続けネブト観察を行ってきたが、来年以降は状況が変わるので、もう来る事が出来ないかも知れない。その中で今回もネブトが確認できた事が本当に嬉しかった。デジカメにて撮影した画像を見ながら、数時間掛けて東京に戻ろうと思う。
成績:ネブト♂×2 ♀×1 (確認後、全てリリース) |