2009.07.08(水) 東京都・某所 8:00PM 曇り 27℃ (蒸し暑い) 同行者:kapiさん 久々に東京都内をkapiさんと共に探索してみる事にした。外灯下には甲虫の姿が確認できる。
目的地に到着し早速探索を開始する。・・・すると洞の中に大きなドルクスが逃げ込んで行った。コクワなのか?ヒラタなのか?判別できなかったが、雰囲気的にはヒラタだった様な気がする。頭上1メートルの洞だったので諦め探索を続ける。
樹にクワガタが付いてないか確認していく中で、やたらと同じカミキリを見掛ける。特に何をする訳でもなく張り付いているだけなので、発生したばかりの個体なのだろうか?
暫くすると樹液にノコ♀を確認した。周りには大量のゴキも集まっている。この周辺はクワガタ:1に対してゴキ:10位の割合いでゴキが非常に多く感じる。
洞にはコクワのペアも確認できる。コクワであっても“東京都”としては特別なものを感じる。
樹液には♀をメイトガードするコクワ♂が集まっている。小型のコクワであれば、予想以上に個体数は多く確認できる。
別の樹液にはノコ♀が来ており目の前の光景だけ観れば、下手に里山を回るより個体数は確認できる。思わずここが東京都である事を忘れてしまうほどである。
・・・となると、最後の大物であるヒラタの画像を得たい気持ちになってくる。実は先程からヒラタらしき個体はそれなりに見掛けているのだが、殆どが手の届かない洞の周辺に居るので、確実に確認する事が出来ない。
相変わらず樹液にコクワは確認できるのだが、ヒラタとなるとなかなか簡単に確認できる場所に居てくれない。・・・感覚としては“ザクとは違う”印象である。
探索を続けているとkapiさんが「ヒラタが洞に居ます!」と言い、引っ張り出す為の格闘が始まった。
・・・格闘する事、数分。やっとの事で掻き出した個体はヒラタ♂だった。・・・こうなると、先程から手の届かない場所に存在する洞の中に駆け込んだ個体もヒラタの可能性が高い。とりあえず1頭ヒラタの画像を得る事ができたので、今回はこれ以上深追いはせずに終了する事にした。
久々の都内探索となったが楽しかった。東京都というと“虫の姿など見る影も無い...”というイメージの方も居るかも知れない。実際、私も少し前までそう感じていた。しかし昔から樹液の出る樹が残っている様な場所では、意外とクワガタは存在したりする。
成績:ヒラタ♂×1 ノコ♂×1 ♀×2 コクワ♂×10 ♀×2 (確認後、全てリリース) |