2009.06.29(月)
茨城県・南部 6:00PM 曇りのち雨 26℃ 同行者:kapiさん


kapiさんと夜回りに出掛けてみる事にした。昼間は30℃を越す熱さだったので、そろそろコクワ以上の活動にも期待したい所である。

夜回り開始!
夜回り開始!



まずは外灯を確認してみるが、クワガタの姿は無く、他の甲虫しか確認できなかった。

外灯にはクワガタ来てない
外灯にクワガタ来てない



探索を進めていく中で、ふと「今年はまだホタルを観てないなぁ...。」とkapiさんと話していると、タイミング良く田んぼの中に“ほのかな光”が見えたので確認してみる。するとヘイケボタルが多数乱舞していた。久々に数多くのヘイケボタルを観る事が出来、初夏を感じることが出来た。

小さなヘイケボタル
小さなヘイケボタル



そのまま少し山間に進み探索場所にて車を停めると、今度は先程までとは明らかに光り方の異なる大型のゲンジホタルを確認する事が出来た。

大きなゲンジボタル
大きなゲンジボタル



・・・普段この周辺で観掛けないゲンジボタルが、なぜ1頭だけここに居るのか少々疑問に感じたものの、そのまま林道を進む事にした。


樹液の出てる箇所を確認するとコクワ♂やヨツボシケシキスイが集まっている。雰囲気は良い様なので他の樹も確認してみる。

樹液にコクワ♂
樹液にコクワ♂



するとスジ♀が確認できた。スジは今シーズン初なのでそれなりに嬉しい。多くのコクワの中にスジが1頭居るだけでもモチベーションは変わる。

2009年、初スジ♀
2009年、初スジ♀










 ・・・しかし、







↓ダークゾーン↓


 kapiさんが「もう少し先に進んでみましょうか?」と言った瞬間...。



 ・・・正直、ここからの話はあまり話したくなかったりする。



 ・・・!!!



 私は、kapiさんに「とりあえず車に戻りましょう...。」とだけ話し、半ば強引に林道を引き返した。

 kapiさんもその空気を読んで何も言わず、歩をもと来た方向に向ける...。


 kapiさんは「慌てず足元よく見て戻りましょう...。」と努めて冷静に振舞う。


 何とか車に辿り着く事ができた。先程の場所から車までそれほど距離は無いのだが、もの凄く時間が掛かった気がする。

 kapiさんはあえて荷物をトランクに入れたり平静を装っているが、動揺は見受けられる。


 私もkapiさんも霊感と言うものは、全くと言って良いほど無い。

 ・・・しかしこの時、私もkapiさんも周辺の雰囲気の“微妙さ”だけは同時に感じていた。

 ・・・しかも2人とも、先程林道入口の1頭だけ居たゲンジボタルに強烈な違和感を覚えていた。



 ・・・とりあえず気のせいだとして、とにかくこの場を立ち去る事にした。

 ・・・おそらくこの場所は夜間、二度と訪れる事はないと思う。


 

追記

 (最近この話題に集中してメールを頂くのですが、基本的にメールで質問頂きましてもご返答できませんのでご了承下さい。)

↑ダークゾーン↑



暫く車の中は重たい空気になったが、気を取り直して他の場所を探索する事にした。あるクヌギを確認してみると樹液が出ており、そこにカブトムシ♂とコクワ♂が集まっていた。カブトムシも今シーズン初の確認になる。

遂に出現..
遂に出現..



更に他の樹液部にはノコ♂の姿も確認できる。この数日間で降水量も増え樹液の出が良くなっている事や、気温もかなり蒸し暑い日が続いているので、クワガタ達も活発になっているのかも知れない。

ノコ♂も活発に
ノコ♂も活発に



そろそろ本日の探索を終えようと思っていると、ノコ♂の大歯型が樹液に張り付いているのが確認できた。頭上1メートルの場所だったので落ちている棒で個体を落としてみた。

樹液に大型ノコ♂
樹液に大型ノコ♂



落としたノコ♂をkapiさんに渡しデジカメにて撮影してみる。こうやってみると、そろそろ個体数が増すノコであるが、独特のフォルムに魅力を感じるクワガタだと思う。とりあえず本日の探索を終了する事にした。

茨城県・ノコ♂
茨城県・ノコ♂




・・・今日は普段経験しない事を経験した気がする。


成績:ノコ♂×2 スジ♀×1 コクワ♂×7 カブトムシ♂×1
(確認後、全てリリース)

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