2009.06.12(金) 神奈川県・東部 2:00PM 晴れ 28℃ (蒸し暑い) 先日、関東地方も梅雨入りしたらしい。それと同時にこの数日間、湿気の多い過し難い日が続いている。しかし、虫にとっては活発になる時期でもあるので、前から気になっていた場所へ足を運んでみる事にした。・・・到着すると紫陽花の花が綺麗に咲いていた。因みに目に見える花びらの様な部分は花ではなく、額と言うらしく、本当の花は真ん中辺りに存在するブロッコリーの様な部分が花らしい...。
ふと水辺を見てみるとショウジョウトンボ♂が確認できる。昔からそうなのだが、ナツアカネやアキアカネよりランクが高い赤だと勝手に決め込んでいる。最初から全身真紅というインパクトが潔い。因みにショウジョウトンボは所謂“赤とんぼ”(アカネ属)では無い。
シオカラトンボ♂も停止している。昔はどこにでも大量にその個体を確認できたのだが、最近は以前ほど大量に観掛けなくなっているのは気のせいだろうか?
オオシオカラトンボ♂も確認できた。思えば、昨年の沖永良部島で多くの個体を確認して以来であった。これも勝手にシオカラトンボよりレベルが高いと思い込んでいる。・・・因みにギンヤンマの姿も確認できたが、あの止まらぬ素早さなので画像は得られなかった。当然、ヤンマの中ではトップクラスの存在である。
トンボを観てテンションが上った所で林へ入ってみる。林の中は青々と生い茂っており、下草もかなり伸びている。
前から気になっていた場所であったが、林の中は想像以上に倒木が多い。先月遠征した八丈島を思い出し、クワガタの姿が無いか倒木を起こしてみる。
・・・すると小さなコクワ♀が隠れていた。コクワ♀は急に辺りが明るくなった事を嫌い、すぐに落ち葉の下へ潜ってしまったが、初めての探索場所でクワガタの姿が確認できると嬉しい。
周辺には、立ち枯れや倒木が多く確認できる。もしかすると大物も潜んでいるのかも知れないが、もしその様な主が居るのであれば樹液場で確認してみたい。
暫く周辺を探索しているとタテハチョウが集まっている樹があったので確認してみる。どうやら樹液の出ている洞があり、その中に甲虫の姿が見え隠れするので、掻き出し棒を使用して中に居る甲虫を確認してみる。
出てきたのは小さなコクワ♂だった。周辺の状況から見るともしかするとヒラタ辺りも生息しているかも知れない。そう思うと他の樹液場所も確認してみたくなった。
探索を続けていくと洞のある雰囲気の良い樹が多数確認できた。今回は樹液の出ている場所はまだ少なかったが、もう少しすれば更に雰囲気も増すと思われるので、1ヵ月後に改めて足を運んでみたい。
成績:コクワ♂×1 ♀×1 (確認後、全てリリース) |