2008.07.21(日)
千葉県・某所 1:00PM 晴れ 30℃ (暑い) 同行者:あ〜さん、kapiさん

あ〜さんより採集に声を掛けて頂き、kapiさんと共にご一緒させていただく事になった。元々、私はkapiさんと親しくさせて頂いているが、あ〜さんとkapiさんは以前より交流があるので、今回3名での採集が実現した。・・・私の様な“へっぽこ”が同行して、足を引っ張らずに立ち回れれば良いのだが、とりあえずはkapiさんと共にあ〜さん合流地点まで向かう。

高速道路は順調
高速道路は順調



・・・あ〜さんとの合流地点まで、かなりの渋滞にハマってしまったが、何とか辿り付くことができ緊張感の中、挨拶を交わす。その後の高速は順調に進む事ができた。




まずは「あ〜さんのクワガタ採集記」に頻繁に登場する、“あの”ラーメン屋に連れていて頂く事になった。到着すると既に店の周辺は渋滞気味で、駐車場に車を入れるのもままならない状況であり、更に店の前では大行列ができてた。・・・3名にて様々な話をしながら順番を待つ。その間も店内から美味そうな匂いが漂ってくる。

行列のできるラーメン店
行列のできるラーメン店



行列を並び、やっとの事で店内に入りオーダーする。・・・更に数分後、テーブルにあの“竹○式ラーメン”が運ばれてきた。早速食べてみる。・・・チャーシューのイメージから、かなりコッテリ気味だと思っていたが、想像以上にアッサリしていて美味しかった。

チャーシュー麺
チャーシュー麺




・・・昼食後、探索に向かう為場所を移動する。以前あ〜さんは周辺でヒラタを採集された事があると言うので、採集地に到着してみると非常に雰囲気のある場所だと感じた。クヌギからは多くの樹液が出ておりカナブンが集まっている。

樹液酒場
樹液酒場



私が樹液のカナブンの写真を撮っていると、近くに居たkapiさんはいきなりミヤマ♂♀を見つけていた。ヒラタを確認しようと思っている中でのミヤマという事で、今までの自分の感覚としてヒラタとミヤマが同所にいるイメージが付きにくかったので、非常に楽しい。

kapiさん採集、ミヤマペア
kapiさん採集、ミヤマペア



それにしても暑い!梅雨明けしたばかりの夏の晴天なので当然であるが、少し動いただけでも汗が噴出す。その中で林のクヌギは青々とした葉を身に付け、樹液も出し、多くの虫が集まっている。夏らしい非常に良い雰囲気を感じる。

雰囲気の良いクヌギ
雰囲気の良いクヌギ



あ〜さんがヒラタの気配を感じ格闘している中で、kapiさんと共に更なるミヤマの確認を行おうと、私が樹に蹴りを入れてみると何かが落ちた。kapiさんがそれを確認すると、ミヤマ♂であった。ミヤマの蹴り採集は個体が下草に落ちた瞬間に見失ってしまうケースが多いので、2人以上居る場合は、蹴る人と確認する人の分担が個体確認のポイントになるかも知れない。

千葉産・ミヤマ♂
千葉県・ミヤマ♂



その後、あ〜さんがかなり気合を入れて採集を行っているので様子を窺ってみると、洞の中に雰囲気のあるドルクスが居るという。

樹液が噴出す!
樹液が噴出す!



あ〜さん格闘数分後、洞の中から出てきた個体はヒラタ♂であった。私は千葉県でヒラタを確認した事がなかったので、非常に興味津々であった。そのヒラタをいきなり仕留めてしまうのだから、あ〜さんは本当に素晴らしい採集家だと感服する。

あ〜さん採集ヒラタ♂
あ〜さん採集ヒラタ♂



あ〜さんがヒラタと格闘中、実はkapiさんが同じ樹からミヤマ♀を確認していた。やはりここではヒラタとミヤマが同所に生息している。

同じクヌギからヒラタとミヤマ
同じクヌギからヒラタとミヤマ



・・・その後も採集を続けたが、とりあえず少し場所を移動する事になった。

長閑な田園風景
長閑な田園風景


夏休み突入直後という事もあって、海周辺の道はどこも混雑している。そんな中、運転を続けてくれるkapiさんに大感謝である。途中、何故かタイワンカブトの話などをしながら車を進めていく。

渋滞中
渋滞中



しかし、どういう訳か辿り着いてしまったのは海であった。・・・せっかくなので車を降りて海辺を堪能する。周りは水着ばかりの中で、どうみても長袖という暑苦しい格好をした自分などは場違いであったが、せっかくなのでkapiさんと共にフナムシを追い、あ〜さんに激写された。

何故か海へ
何故か海へ



海で気分転換を行った後は再び林に向かう。途中、前進不可能なセレブ宅に迷い込んだりしたが、地図を見ながら雰囲気の良さそうな場所を探していく。

雰囲気の良い林へ
雰囲気の良い林へ



ある場所にて良い林を見付けたので採集を試みる。あ〜さんは早速、何かに触覚が反応した様でそちらへ向かう。私とkapiさんは先ほど同様にミヤマ探索を行う。ある樹液の出ているコナラを蹴ってみると「バサッ!」と藪の中に質量のありそうな物体が落ちた。「もしこれがミヤマだったら、かなりの大きさだろう...」と感じたので、ダメもとで薮の生えている下草内を掻き分けていると、何かが動いたので良く見ると大きなミヤマ♂が潜ろうとしていた。

大型のミヤマ♂
大型のミヤマ♂



その後あ〜さんと合流すると、あ〜さんはまたしても雰囲気のありそうな樹をチェックしていた。あ〜さんがコクワを確認していたので、良く観ると多くのコクワがその樹に集まっていた。

コクワ♂徘徊
コクワ♂徘徊



特に洞の中にはコクワが10頭前後ひしめきあって隠れており、一番奥のコクワなど洞から出るに出られない状況に伺えた。

洞にコクワが渋滞中
洞にコクワが渋滞中



一応、同じ樹にノコ♂の姿も確認できた。考えてみれば今日最初のノコであった。

小さなノコ♂発見
小さなノコ♂発見



・・・その後、更に移動しようと車を走らせたが、かなり狭く怪しい林道に入ってしまい、これがまた非常に悪路であった...。いつもの状況としてこのままパンクでもしたら即“ダークゾーン”確定であったが、無事に舗装された“善路”に辿り付く事ができた。途中、非常に美しい夕焼けを見る事が出来たのが良かった。この時、セミが鳴いていたのだが、ニイニイゼミ・アブラゼミ・ミンミンゼミ・ヒグラシ・ツクツクホウシでもない鳴き声(因みにクマゼミでもない)が聞こえたのだが、あれは何ゼミなのだろう?

千葉の夕暮れ
千葉の夕暮れ




・・・周辺は夜の帳が下り、更なる地へ進んでいく。あ〜さん曰くこの場所も雰囲気のある場所だと言うので、歩を進めていくと夕暮れ直後という事もあり、潜んでいたコクワの徘徊が始まっていた。

コクワ♂徘徊中
コクワ♂徘徊中



多いのはコクワだけではなく、カブトムシもかなりの数が活動していた。懐中電灯を点けているせいか、あちこちでカブトムシの大きな羽音が聞こえ近付いてくる。

カブトムシが非常に多い
カブトムシが非常に多い



・・・いきなりkapiさんが奇声を発したので近付き話しかけてみると、背中に違和感を感じると言う。懐中電灯でkapiさんの背中を照らしてみると、何とカブトムシが飛来していた!

kapiさんの背中に飛来
kapiさんの背中に飛来



更にあ〜さんが何かを見つけられた様なので確認してみると、何と洞の中にヘビが居たと言うのである。そのヘビは驚いたのか、洞から飛び出してきた...。

ヘビ確認
ヘビ確認



・・・暫く探索を続けたが、腹が減ってきたので夕食を取る事になった。

あ〜さんとの採集という事もあって満場一致で「ココイチ」に行く事になった。カレーライスは大好物であり度々“へっぽこ”採集記にも行く先々でのカレーを掲載してきたが、考えてみればココイチのカレーはあまり登場してなかったかも知れない。・・・3名共に軽く平らげた。

ココイチカレー
ココイチカレー




夕食後、もう一箇所あ〜さんの秘蔵ポイントに行く事になった。今回は大物は確認できなかったが、非常に雰囲気のある“王者の匂い”の漂う場所であった。居る居ないはその時の運も左右するかも知れないが、良い雰囲気を感じる事が出来た。

カブト全快!
カブト全快!




・・・今日1日、クワガタ探索として非常に充実した時を過ごし、エピローグを迎える。

別れ際に先日発売されたあ〜さんの採集本の話題になる。この本を目の前にしてあ〜さん、kapiさんと共に盛り上がる。私も“へっぽこ”ながら採集記を基本に活動している採集者として、個人のムック本は夢に近いものがある。本の内容を拝見させていただくと、初心者の身支度から採集の心構えの指南や一部抜粋された「あ〜さんのクワガタ採集記」も掲載されて、非常に楽しめる内容となっている。あ〜さんは更なる理想をお話をされていたが、志の高い“190万HITを越えたサイトオーナー”の生き様を感じた1日になった。

あ〜さんの本
あ〜さんの本


成績ミヤマ♂×3 ♀×2 ヒラタ♂×1 ノコ♂×n コクワ×n カブトムシ×n
(魔琴:持ち帰りなし)

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