2008.06.28(土) 山梨県・東部 8:00AM
曇り時々雨 20℃ 同行者:kapiさん
kapiさんと共に山梨県を探索する事になった。個人的にまだ2008年の“初ミヤマ”を確認してないどころか、今シーズン樹液場でノコですら未見なので今回は非常に楽しみである。まずは目的地に向かうが、土曜の都内は酷い渋滞であった。
山梨県へ向かう
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かなり時間は掛かったが、kapiさんと様々なクワ話にて盛り上がっている内に、山梨に着くことが出来た。少し標高が上ってきたので車を降りて山の空気を吸うと、マイナスイオンのせいなのか、もの凄く気持ちが良い。
標高を上げる
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とりあえず適当な林道に入ってみる。初めての林道なので“どこがどうなっているのか”全く見当もつかないが、見知らぬ場所に来ること自体が楽しいので、kapiさんとあれこれ話をしながら車を進めていく。・・・しかし、気温はそれなりに上がっているものの、虫らしい気配が全く感じられないのが悲しい。
何も居ない
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とりあえず一度標高を下げる事にした。暫く車を流していると、雰囲気の良さそうな場所を見付けたのでkapiさんと共に確認して行く。・・・すると、樹液を吸っているノコ♂♀の姿を確認する事ができた。他の採集者の方から見れば“遅すぎる”と思われるかも知れないが、“へっぽこ”としては今シーズン初のノコ確認なので嬉しい。メイトガードする♂の姿も久々だったので画像を得ようとフラッシュを焚いた瞬間、全ての個体が草むらへと消えていった...。
山梨県・ノコ♂♀
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一応、下草を確認してみると何とか落下したノコのペアを見つける事が出来た。・・・何故か別のノコ♂も同所に居たので、3頭が同所の樹液場に居たのだろう。画像を得る為にルアーケースに入れたが、すぐにリリースした。
3頭付いてた
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近くの樹を確認していたkapiさんが、カブトムシ♀を見付けていた。・・・考えてみればカブトムシも今シーズン初の確認であった。
カブトも出現
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と、なればヒラタも確認してみたかったが、樹液や洞の中に居るのは全てコクワばかりであった。kapiさんも「ノコが多い場所ではヒラタは難しいかも知れない。」と言う。確かにその通りなので、今回で多くの種類を確認するよりは、目標にしていたミヤマを探索する為に場所を移動する事にした。
山梨県・コクワ♂
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ここまで昼食もまともに取らずに探索を続けていたが、気が付くと時計は16時を指していた。流石に初夏の陽気の中での長時間探索は、私もkapiさんも腹が減り“体力の限界”に近かったので一旦ゆっくり座れる場所にて、遅すぎる昼食というか?早過ぎる夕食をとる事にした。
夏を感じる
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体力を回復した頃には夜の帳も下りたので、改めてミヤマ探索を行おうと標高を上げる事にした。途中、外灯を確認していくと気温が高い事もあって、蛾が多く集まっている。条件は悪くないので細かく確認していく。
外灯に蛾が集まっている
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いくつかの外灯をチェックしていくと、コクワ♀を確認できた。これがアカアシだったらまた違った感覚だったかも知れないが、まずは“クワガタも飛んでいる”として探索を続けていく。
外灯にコクワ♀
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・・・車を走らせていると、以前探索に来た事のある場所に辿り着いていた。その時はミヤマやアカアシも確認できた場所だったが、その場所も“コクワばかり”というのは、時期が早いのかも知れない。
コクワ♂も飛来
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随分と外灯を回ってみたがミヤマを確認できないので、時期的に少し早いという結論を出そうと思っていたが、見晴らしの良い外灯にて“大型の黒い物体”が目に入った。瞬時に過去の“へっぽこデータ”からミヤマのシルエットだと判断できた。すぐに車を止め確認しに行く。やはりミヤマ♂であった。コクワばかりの状況にミヤマは厳しいと思っていたが、今シーズン初ミヤマが非常に嬉しかった!
山梨県・ミヤマ♂
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その後も探索を続けて行ったが、ミヤマ♂を確認できた場所周辺の外灯では、多くのミヤマパーツを確認する事ができた。すでにミヤマクワガタの多くの個体が活動しているであろうと察する事ができる。ただ、その個体を見つけられるかどうかは運や経験の差も出てくるかも知れない。時期的には個体数も多くなってくるこれからが本番なので、またの機会を楽しみにしたい。今回は、2008年の初ミヤマが確認できたので非常に有意義な探索だったと思う。
ミヤマパーツも多い
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成績:ミヤマ♂×1 ノコ♂×2 ♀×1 コクワ♂×4 ♀×1 カブトムシ♀×1 (確認後、全てリリース)
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