2007.08.28(火) 茨城県・南部 4:00PM 雨のち曇り 31℃ 同行者:kapiさん kapiさんと共にミヤマ探索に出かける事にした。正直な所、時期的に難しい状況かも知れないが、kapiさんとは共に今年の春から探索を行ってきたので、今一度ミヤマの成虫を確認しておきたかった。・・・しかしあいにく、kapiさんと待ち合わせし合流した瞬間、夕立なのか土砂降りの雨になってしまった...。
しばらく移動した後、雰囲気のある里山に突入する。時期的にも下草も多く、自分の背丈以上に伸びている。その様な中を突進し、クヌギを探していく。
するとクヌギが確認でき、樹液も多く出ているのが分かった。そこにはクロカナブンやタテハチョウが集まっていた。・・・感覚的にクロカナブンを観ると晩夏を意識させられてしまう。・・・確かに数日後は9月に入る訳であり、樹液採集の終盤を迎えている。
樹液の出ている樹の洞という洞には、何かしら小さいクワガタが入っている。場所柄ネブトは無いだろうが、おそらくコクワか、良くてスジであろうと見受けられる。
試しに洞の中のクワガタを掻き出してみる。・・・スジであった。この時の微妙な感覚としては、コクワよりもスジの方が気分が良い。
他の樹液箇所を確認していくと、小さなノコ♂が樹液を吸っていた。普通こちらの存在に気が付くとポロッと地面に落ちてしまうが、この個体は夢中になって樹液を吸っているので、かなり至近距離で画像を撮っていても微動だにしなかった。
他の樹も確認していくとミヤマ♂も樹液に来ていた。やはりこうやって樹液に来ている姿を撮っても、ノコよりもミヤマの方が断然嬉しい。この個体は8月末であってもまだ金色の微毛も残っており、発生してまだあまり経ってない様に見受けられた。
kapiさんが言う。「最近は、あまりノコの黒化型を観掛けない...。」確かに今回、ノコの真っ黒な個体を確認したが、ここまで“真っ黒”な個体はあまり観掛けない。今まであまりノコに対して意識が無かったが、こうやって通常の個体と比べてみると色の違いは明らかである。良い勉強になった。
その後も探索していくと、またもや樹液に集まるミヤマ♂の個体を確認する事が出来た。・・・このミヤマが樹液を吸う光景は、何度観ても良いものである。蚊が多いのでそれほど余裕も無いが、この光景は個人的に癒し効果があると感じている。時期的に厳しいかと思ったが、意外にも樹液に集まるミヤマを観る事が出来て良かった。
・・・結果として8月末であってもミヤマを数頭確認する事が出来た。今までであれば8月末でのミヤマの樹液確認は、難しいかと思っていただけに今回の探索では自分なりに勉強になる事が多かった。今年は昨年までに比べ、ミヤマをあまり観る事が出来ていなかったので、今日の探索は久々に堪能できた。是非ともまた足を運びたいと思う。
成績:ミヤマ♂×4 ♀×1 ノコ♂×4 ♀×1 スジ♂×4 ♀×2 コクワ♂×4 ♀×2 カブトムシ♂×2 ♀×1 (魔琴:持ち帰りなし) |