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２００７．０６．０５（火） 山梨県・東部 １：００PＭ 曇り ２０℃ 同行者：ミヤマ☆仮面さん ミヤマ☆仮面さんと昨年の８月に訪れた場所に、再び調査目的で訪れる事になった。梅雨入り直前ということもあって、空模様はどんよりしているが、気温も２０℃という事でクワガタが活動している事を期待しながら林道に入っていく。
山の樹々は新緑の葉を付け皆、生き生きとしている。場所柄、あまり採集者も多く入っていないだろうと思われるので、ミヤマ☆仮面さんと共に新たな期待を胸に話も弾んでいく。
暫く探索を続けていくと林道にサワガニが現われた。サワガニが居るという事は、自然も多く残っている証拠になると思われる。クワガタ探索を行いながらも、こうやって他の生き物の姿を観るのも探索の醍醐味だと思う。
なかなかクワガタの姿が確認できない中、どうにかアカアシ♂の個体を確認することが出来た。ミヤマ☆仮面さんと共に喜ぶ！やはり“２００７年初”と付くと何でも嬉しい！！
アカアシを確認しテンションが上がってきた。他の場所も探索しようと再び林道を歩き始める。道端にはトンボの姿も確認できる。捕まえてみようと近付くが、当然逃げられてしまう。少し離れた場所にとまるので、また近付き逃げられる...。それでも童心に戻ったかの様に夢中になってしまう。端から見ると怪しい光景かも知れないが、大の“大人が子供に戻れる”楽しい一時になる。
その後も探索を続け森の中に入る。暫くするとミヤマ☆仮面さんが、コナラの樹に樹液痕があるのを発見する。いい雰囲気との事なので確認してみる。
洞もあり樹皮も残ったままなので、あと１ヶ月もすればかなり期待できそうな雰囲気がある！この周辺では採集に関して、ほとんど情報が無いので“未知なる期待”が感じられる。樹液が再び出始める頃に、もう一度確認に来て探索をしていけば、新たなクワガタに出会えるかも知れない。
ある程度の探索を終え、ひとまず林道に戻ろうとすると“何か”が目の前を飛び回っている。・・・ハンミョウだった。確認後すぐにリリースする。名も無い様な林道でも６月ともなれば、様々な昆虫の姿を確認する事が出来る。それが例えクワガタでなくても、昆虫の自然体を観る事が出来れば楽しい癒しと感じる。その様な話をミヤマ☆仮面さんと林道を歩きながら話していく。これが楽しい！
･･･もう暫く探索を続けてみようと、別の林道に入っていく。 すると杉林に辿り着いた。通常であれば、クワガタの居ない針葉樹の林は探索の必要が無いと思われるが、稀に針葉樹の樹々の中に広葉樹が数本生えていて、その僅かな広葉樹にクワガタが集まっている事もある。この場所も数本のコナラの樹を確認できたので、この様な樹も狙い目なのかも知れない。今回は樹液も出てなく虫の姿は無かったが、固定観念に囚われない採集も新たな発見があると思う。
今回はアカアシ♂×１頭という確認に終わったが、多くの昆虫の姿を確認できたので、結果以上に充実感の得られる探索となった。クワガタとしては、時期的に少し早い様であったが、あと１ヶ月もすれば今回確認したコナラも樹液を出すであろうし、今後が楽しみな探索であった。また機会を見てミヤマ☆仮面さんと共に周辺を調査していきたい。
成績：アカアシ♂×１ （魔琴：持ち帰りなし） |
