2007.05.03(木) 埼玉県・東部 1:00PM 晴れ 23℃ 同行者:kapiさん 先日に引き続き、有難い事にkapiさんと探索に出かける事になった。ホント久しくクワガタ採集に出かけていない気がしているのでワクワクする。昨年あたりは、この時期に山梨方面に出かけていたが、渋滞が酷くもう懲りたので、今回は無理せず探索できる範囲に絞った。季節は5月。あちらこちらの空には「鯉のぼり」が気持ちよく泳いでいる。
この2〜3日で天候も良く、随分と気温も上がったので、そろそろコクワの成虫が出てくる頃合いかとkapiさんと話しながら、雰囲気の良さそうな場所を探していく。この感覚が堪らなく楽しい!
それなりの場所に車を停めて探索を開始する。それにしても晴れていて暑い!!気温も23℃らしいが、実際はもっと上がっている様に感じる。kapiさんと共に「暑い!!」を連発しながらヤナギの樹を見ていく。完全に初夏の陽気であり、成虫が活動していてもおかしくないシチュエーションと感じる。ヤナギの緑が鮮やかに映る。
ふと目線を下げるとナナホシテントウが活発に活動している。・・・つい先日くらいまで“寒い”と思っていたが、フィールドは随分と時計の針が進んでいる様だ。やはり昆虫の姿は良い!!
ヤナギの緑も鮮やかだが、クヌギの新緑も眩しい。この時期は樹々の葉も瑞々しく、これからシーズン本番を思わせテンションが上がってくる!!早速、気が早いかも知れないが樹液箇所がないか探していく。
・・・すると、あまり期待していなかったにも拘らず、しっかり樹液の出ている樹を確認できた。すぐに近付き甲虫が居ないか確認していく。もはや完全に“シーズンイン”状態になっている。・・・しかし、調子に乗っていたその時、スズメバチが私とkapiさん目掛けて飛んできた。すでにスズメバチも活動を開始していて樹液に集まっているのであった。しかもそのスズメバチは明らかに私とkapiさんを威嚇するかの様に、再びこちらを意識しながら向かって飛んでくる。・・・結局どこかへ飛び去ったが、樹液場での危険性を呼び覚ませられる一瞬でもあった。
樹液箇所は見つかるものの、甲虫の姿はなかなか確認できない。・・・暫くするとkapiさんが何かを捕獲した。カニだった...。
いくつか場所を移動しながら樹を確認していくのだが、クヌギの樹は想像以上に樹液が出ている。ただ時期が早いせいか、発酵はしていないのか独特の“甘酸っぱい”匂いはしない。
天候も良く気温も高いので“とりあえず目標、コクワ1頭”として探索を続けていると、ある倒木をひっくり返すとコクワ♂が転がり出てきた。見た感じ越冬個体の様であるが、すぐに活発に動き出したので完全に冬眠から覚めている様だった。kapiさんと共に“2007年クワガタ第1号”に喜ぶ!・・・それにしてもコクワの個体に付いていた、ダニの数が半端でなかった。
2007年、野外コクワ確認にてテンションが上がって来た。周辺のクヌギ林の樹を更に念入りにチェックして行く。樹液が出ている洞の中には、ヨツボシケシキスイの姿も確認できる。・・・良い風景だ。もう既に夜になれば、この周辺はコクワが普通に活動しているのかも知れない。
結局夕方まで探索を行ったが、コクワ♂×1頭のみの確認となった。しかし2007年になってクヌギの樹液や野外成虫を確認できた“充実感”は大きい。こう考えるとこれからの1ヶ月間、様々な場所で“2007年クワガタ”の発生が始まるのかと思うと楽しみになってきた。・・・今後も時間をみて探索を行っていきたい。
成績:コクワ♂×1 (確認後、リリース) |