2006.08.07(月)へっぽこ遠征in伊豆諸島(2日目)
東京都・伊豆大島 9:00AM 晴れ 31℃ (暑い) 同行者:kapiさん

伊豆大島2日目の朝。

・・・あまり食欲が湧かない。おそらく今日も暑い1日になるのだろうから、しっかり朝食は食べなくてはならないという事は分かってはいるが、なかなか飯が喉を通らない。・・・結局、あまり食べずに朝食を終了し、宿を清算し出発する事にした。とりあえず何となくであるが港へ行ってみると、海の低い雲の向こう側に下田が見えている。こう見ると離島といっても本土からかなり近い場所だという事が分かる。

雲の向こうに下田が見える
雲の向こうに下田が見える




朝食後、早速“フルーツトラップ”最終確認&回収作業を行っていく。元々あまり期待はしていなかったが、案の定トラップにはクワガタの姿は無い。居るのはコメツキか蝶くらいである。状況としてはトラップが効きはじめるまでにもう少し時間が欲しかった感もあったが、今回は1泊2日の遠征なので、またの機会があればチャレンジしてみたい。

トラップには蝶しか来ない
トラップには蝶しか来ない



その後、昨日確認したクヌギ林に行ってみた。蹴り採集をする事で、新たなイズミヤマが確認できる事を期待していた。

林を探索
林を探索



暫く探索を行なっていると“イズミヤマ・パーツ”を発見した。やはりこの林に集まって来ては居る様である。しかし、気を良くして蹴り採集を継続してみたが、イズミヤマ所か、全くクワガタの姿すら確認できなかった。

イズミヤマ・パーツ発見!
イズミヤマ・パーツ発見!



更に探索を続けるとタテハチョウが舞っているのが見えた。もしやと思い近寄ってみると伊豆大島に来て、初めて樹液の出ている場所を確認できた。そこには多くのカナブンやスズメバチなどが集まって居た。やはり樹液場が少ないせいか、樹液の出ている箇所には虫が集中して集まっている様である。・・・スズメバチに気を付けながら、飛び立つのを待ち、居なくなった瞬間に樹を蹴ってみた。すると...。

初めて樹液場所を確認
初めて樹液場所を確認



“伊豆大島らしい”大きなノコ♂が落下してきた。実はもう1頭、別の場所に落下したと感じたが、見つける事が出来なかった。もしかしたら別種だったかも知れないが、これだけ大きなノコ♂が居たのだから、別のクワガタが居る可能性は低いかも知れない。

巨大ノコ♂が落下
巨大ノコ♂が落下



イズミヤマを確認すべく標高を上げて行くと、見晴らしの良い場所に出る事ができた。その場所は想像していたより標高は高く、遠くには下田も見る事が出来る。港を見下ろすと、ちょうど午前便のジェットフォイルが港を後にした所であった。

意外に山は高い
意外に山は高い



その後も樹を確認しながらも“自分達が仕掛けた”フルーツトラップを回収して行く。しつこい様だが、この作業は採集者として最低限のマナーなので行なわなければならない。今回は回収したトラップを再確認したがクワガタは付いていなかった。

トラップは確実に回収
トラップは確実に回収


時間が無いながらも可能な限り伊豆大島探索を続けたが、残念ながら時間切れとなってしまった。レンタカーを返却する為にガゾリンを給油する。“1リットル@161円”・・・やはり離島は割高である。・・・満タンに給油後レンタカー屋に返却し、ジェットフォイルの待つ港へ向かう。

港へ戻る
港へ戻る



kapiさんがある事に気が付く。・・・港では“イズミヤマ@1000円”で販売していたのであった。とりあえず、どんな個体が居るのか物色してみる。・・・ケースの中を確認したが、居るのは全てノコ♂ばかりであった。どうやら現在は“ミヤマは欠品中”の様であった。・・・ところで、この店に方は伊豆大島のミヤマは亜種である事を知っているのであろうか?

イズミヤマ発売中!?
イズミヤマ発売中!?




天気も良いし、海も綺麗である。しかし、もうジェットフォイルに乗って“黒い海”に戻る時間がやってきた。

伊豆大島は東京から船で約1時間半で行ける、気軽な離島遠征の出来る場所だと思う。幸いにして短い期間ながらもイズミヤマを確認する事もできた。今後もし伊豆諸島を探索する機会があれば、他の離島も含め挑戦してみたい。今回の伊豆大島、有意義な遠征であった。

1泊2日の離島遠征終了
1泊2日の離島遠征終了



成績:ノコ♂×1
(魔琴:持ち帰りなし)

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