2006.05.04(木)
山梨県・西部 8:00AM 晴れ 20℃ (暑い)

昨年もこの時期に山梨県に探索へ出掛けていたので、今年も足を運ぶ事にした。・・・しかしGW真っ只中。高速の渋滞は最悪でいきなり“渋滞25km”の表示が出ている。確か昨年もそんな感じであったが、行くと決めた以上とりあえず向かう事にした。

渋滞25km表示
渋滞25km表示


高速で渋滞にハマる事暫く...。下道に降りた方が早いと判断し国道に下りる。すると意外に順調で、高速で渋滞している25km間は何とか下道でリカバリー出来た。一概には言えないが高速道路は一度乗ってしまうと“逃げ道”が無い為、激しい渋滞にハマると厳しいが、下道の場合は“迂回”が出来るので良い場合もある。

下道で行く・・・
下道で行く...




南アルプスの山々が見えてきた。ここに来るまで随分とスタミナをロスしたので、遅めの朝食をとりながら一息入れる。

南アルプスの山々
南アルプスの山々



目的地へ向かう途中「こいのぼり」を良く目にする。東京都内では最近はめっきり見掛けなくなったが、郊外ではまだまだ元気に泳いでる姿を見る事が出来る。大空を気持ちよく泳ぐ姿は、ある種の癒し効果も感じられる。

こいのぼりの季節
こいのぼりの季節



目的地に到着し森に入ってみる。すぐに大きな台場クヌギを確認できる。この周辺は素晴らしい台場クヌギが多く生えており、数年前であれば多くのオオクワガタを観察する事が出来たのかも知れない。

台場クヌギ
台場クヌギ



しかし最近は至る所で“削られてしまった光景”を目にする。目に付くような場所では立ち枯れは殆ど無くなっており、少し森の中に入ってみても無残な光景ばかり目に付く。昨年に来た時も感じたが、所々で“数十年以上かけて育ってきた”台場クヌギを切り倒している風景が見られ、地主の方の苦悩が伺える。

相変わらず酷い状況
相変わらず酷い状況



そんな中、クヌギの下には多くの“どんぐり”が落ちている。約20個近く拾う事が出来た。自宅で昨年の11月に石垣島で拾ったスダジイの実を育てて見ようと思っていたが、全く芽が出て来ないので今度はクヌギの実を育ててみようと思う。持ち帰って鉢植えしてみよう。

クヌギの実(どんぐり)を拾う
クヌギの実(どんぐり)を拾う



暫くすると、蝶が林の中を飛んでいるのが確認できた。気になって飛んでいく場所を追いかけてみると、樹液の出ている場所があった。

樹液が出ている!
樹液が出ている!



その他の場所でも樹液の出ている場所は、結構確認する事が出来た。クワガタこそ集まっていないものの既に多くの虫たちが集まっており、樹液シーズンはもう目の前である事が窺える。

虫も集まっている
虫も集まっている



・・・結局、クワガタの姿は確認する事は出来なかった。




しかし、空気の良い森の中でリフレッシュする事が出来た。帰りには地元に温泉で疲れを癒し、日頃のストレスを忘れる事も出来た。採れない言い訳になるが、クワガタ探索以外にもスローライフ的な散策も偶には良いと思う。森に入ればクワガタ採集以外にも学べる事は多いと感じる1日となった。

富士山が良く見える
富士山が良く見える



・・・帰りの渋滞27kmには本当に参った。帰宅時刻は深夜の2時を回ってしまった。


成績:ボ〜ズ

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