2005.09.09(金) 福島県・南会津 10:00PM 晴れ 18℃ 同行者:TEN・O、マシリト 先週に引き続き、この時期に採集が楽しめる場所という事で南会津に行く事にした。先週同様に仕事を終え、一度自宅に帰り準備をしたのち久々の同行となる地元・草野球仲間のTEN・O&マシリトと合流し東北道に乗る。因みに彼らはクワガタ採集に全く興味がない。どちらかと言うと私がドライブがてらに彼らを誘っている状況である。・・・しかし、今回は「事故渋滞」でハマってしまい、目的地に到着するまでかなり時間を要した。
目的地に向かう途中、あるコンビニに食料調達の為立ち寄った。実はここで「もしかして...。」と思われる方をお見受けした。その方は“Mr.桧枝岐”と言っても良いほど有名な方だったので、お声を掛けようか正直悩んだ。・・・しかし、今まで実際にお会いした事はなく、HP上の画像でしかお見受けしてなかったので、御本人か断定できなかった。結局、その方はそのまま同乗者の方と車に乗り込み、立ち去ってしまった。・・・声を掛けられなかった。 どうしても気になったので後にメールで確認させて頂くと、やはり想像していた方であった。そのお方は、クワ馬鹿投稿などでお世話になっていたあいあんさんだった。せっかくの機会だったので、直接ご挨拶しておけば良かった...。 目的地に到着後、すぐに外灯回りを始める。気温は18度。少々涼しい感もあるが、クワガタの活動に影響が無い事を願いたい...。
いくつか外灯を確認していくとアカアシ♀が“お約束”の様にひっくり返っていた。ヤラセ無しにアカアシ♀は、ひっくり返っている状態が多い気がする。とりあえずはクワガタの姿が確認できたので一安心である。
その後も確認を続けていくと“ひっくり返っている”お約束ではないカブトムシ♀がいた。
南会津の外灯ではエゾゼミも確認できる。噂によるとクワガタの様に“樹を蹴ると飛ばずに落ちてくるセミ”らしい。どうやらその実態は、東北という場所柄、寒さで動けないエゾゼミが“蹴りの衝撃”で落下するらしい。本当なのか...?
更に外灯を確認していくとミヤマ♂の姿が確認できた。昨年も9月に入ってから南会津でミヤマは確認できたが、まさか今年も確認できるとは思わなかった。小さな個体であり、ミヤマ特有の“金色の微毛”は完全に消滅していたが、9月に入っても元気に活動している個体に会う事ができて良かった。
ミヤマを確認した場所から暫く歩いて他の個体を探してみると、大きなアカアシ♂が歩いていた。この個体は外灯からかなり離れた場所を歩いていたので、外灯に飛来した後、かなり広範囲に歩き回ってる事が窺える。
岩の隙間にかなり大型であろうクワガタの♀の姿が確認できた。頭をこちらに見せているので“翅の状態”が確認できない...。“まさか”はあるのだろうか?急いで車に戻り、掻き出し棒を取り出す。とりあえず気持ちを落ち着かせる為にも、デジカメで画像を得る事にした。しかし、何度撮っても上手く撮れない...。焦る...。その内“謎クワ”は隙間の奥の方へ移動し始めた。・・・画像よりも掻き出す事にした。
何とか取り出してみると...。 大きなノコ♀だった...。正直、かなり期待してたのでショックも大きかった...。紛らわしいマネをしないで欲しい...。暫し呆然としてしまった...。
傷心の中、気を取り直して外灯を確認していく...。そして、車の中から“大型甲虫”のシルエットが見えた時、心臓が止まりそうになった。大きさ、形と雰囲気があり過ぎる...。その正体はガムシであった。なぜ水の中から出てくるのだろうか?地球の重力に縛られて欲しい...。
時間帯としては深夜をとっくに回っている。気温も随分と下がってきた。薄手の長袖シャツでは寒さすら感じる...。今まで見てきた外灯を戻りながら、もう一度確認していく。すると柱にノコ♂の姿があった。手にとって見ると元気が無い...。晩夏という事で残された時間を使命を果たす為に、一生懸命活動しているように映る。確かに先週来た時よりも外灯に集まる虫の数もかなり減っている。確実に野外採集シーズンは終わりを迎えようとしている。・・・寂しさを感じる。
午前3時近い事もあってもの凄い睡魔が襲ってきた。今回は先週の様に日帰りせず車内で夜を明かし、明日も南会津にてヒメオオのルッキングを行ってみようと思う。寝る為に予め決めておいた駐車場に向かう。駐車場に着くとかなりの台数の車が停まっていた。都心のナンバーが多い。・・・なんだかその全てが採集者の車に見えてしまった。...ZZZ 成績:ミヤマ♂×1 ノコ♂×1 ♀×3 アカアシ♂×1 ♀×1 コクワ♂×2 ♀×1 カブトムシ♀×2 (確認後、全てリリース) |