2005.07.03(日) 新潟県・南部 1:00AM 晴れ 18℃ 今年もミヤマを確認しに新潟県まで足を伸ばしてみた。昨年、ミヤマ・アカアシ・コクワが確認できた外灯に行ってみる。場所柄、採集者も少ないと思われる外灯なので今年も期待していた。
到着してすぐに、ひっくり返ってもがいているミヤマ♀の姿があった。いきなりのミヤマでテンションが上がる!ある意味、今回の目標は達成できた。こうなると欲が出て、他にも居ないか探してみる。
何となく壁を見上げてみると、アカアシ♀が歩いていた。こうなるとミヤマ&アカアシの♂が居ないか、周辺を徹底的に調べたくなってきた!
ちょっとした壁際を観てみるとミヤマ♂とコクワ♂が同じ場所に佇んでいた。いつもなら苦労して辿り着くミヤマも、今回はあっさりと見つかる。
羽音が聞こえてきたので外灯を見上げてみると、ミヤマ♂が飛び回っている!その姿は意外なほど機敏に飛び回っており、外灯の周りを旋回している。その様な姿を初めて見たので、非常に興味深かった。飛んでいた個体は、暫く旋回した後に茂みに落ちてきた。
上記のミヤマを確認している最中、すぐ近くに甲虫が落ちてきた。見るとアカアシ♀がひっくり返った状態でもがいていた。・・・普段、少量のクワガタしか見る事の出来ない“へっぽこ”のとっては、既にパニックに近い状態である。
気が付くと外灯には、大量のミヤマが飛来し始めた。時間帯は深夜2時であるが、こんな時間にこれほどのミヤマが飛来するのであろうか?しかも大型の個体が多い。目の前の現実に戸惑う...。
飛来したミヤマ達は、どんどん地面に落ちてくる。個体数が多いせいか、全ての個体を確認できないまま見失ってしまう...。もしかして夢でも見ているのか?
あちこちにミヤマ♂が歩いている。
次々とミヤマが落ちてくる中で、一際大きかった個体があった。このミヤマ♂をノギスで測ってみると67.5_であった。先日の福島県の“へっぽこギネス”を軽く超える大きさであった。このクラスになると、かなりの迫力がある。まさに“鎧の騎士”という雰囲気である。
ノコ♀も確認できた。標高としてはミヤマ♂の大顎を見た限りでは、それ程高くはないと思われる。
そうこうしている内に、壁にも別のミヤマ♂が張り付いている。
横を見ると別の個体が飛来し、少し歩いた後にまた飛び立とうとしている。
ふと地面に黒い物体があるので見ると、アカアシ♂が確認できた。かなり久々の確認となる。今更ながら脚は赤い。
まだまだ下草の茂みや飛来を待てば、更なる個体の確認は出来たであろう。しかし充分過ぎるほどのミヤマを確認できたので、満足できた。 おそらく今までの“へっぽこ採集記”の中で一番クワガタの画像の多い採集記となったであろう。状況を見た限りこの周辺は数日間、雨が続いていた様なので、もしかすると久しぶりに晴れた事で一斉に発生したのかも知れない。それにしても夢の様な“ミヤマだらけ”の採集となった。しばらく分の運を使い果たしてしまったのだろうか? 成績:ミヤマ♂×9 ♀×4 ノコ♀×1 アカアシ♂×1 ♀×2 コクワ♂×1 ♀×2 (確認後、全てリリース) |