2005.06.13(月)へっぽこ遠征in奄美群島(4日目)
鹿児島県・沖永良部島 8:00AM 雨 28℃



朝、7時過ぎには目が覚めた。すぐに外の景色を見てみる...。

・・・雨は降り続いている。

とりあえず朝食をとり、空港へ向かう準備を済ませた。気になるので、早めに空港に向かうことにした。

昨日よりは雨足も弱い様なので、何とかなるだろう...。










 しかし・・・





いきなり、三度目の悪夢は容赦なくやって来た・・・


↓ダークゾーン↓

 空港が近づき、まず滑走路に飛行機が来ているか見てみる...。



 ・・・無い。


 「冗談ではもう済まない...。」


 とにかく空港内へ入ってみる。


 待合室に人がごった返している...。

ごった返す、沖永良部空港
ごった返す、沖永良部空港




 ・・・アナウンスが流れる

 ・・・非常に嫌な予感がする


 「現在、沖永良部周辺 天候不良の為 飛行機が空港上空にて旋回中です。」

 「10時まで様子を見て 回復しない場合は 
鹿児島空港に引き返します。」

 
天候不良で、沖永良部空港上空を旋回中の飛行機は滑走路に着陸できないらしい...。



 何ということだ!今日も沖永良部島から出られないのか?



 流石に絶体絶命だ!


 もうこうなったら10時まで待つしかない。



 時折、「ブーン」とプロペラ機のエンジン音が聞こえて来る。

 確かに上空の飛行機は、滑走路に着陸するタイミングを計っているのが分かる。


 「何とか降りてくれ!!」





 時計を見る...

 10時5分・・・


 「さっきの予定時間を過ぎているではないか!」



 「もう、ダメだ...。」


↑ダークゾーン終了↑


10時10分。プロペラ機のエンジン音が、一際大きく聞こえたその時!分厚く低い雲の隙間から、滑走路に機体が現れた!!

奇跡・・・
奇跡...



奇跡としか言いようが無い...。ロビー内の人達から拍手が沸く!!正直な所、それほど状況は悪かった...。だから滑走路に飛行機が降り立った時、天使が舞い降りたかと思うほど嬉しかった。様々な状況下だったので、周りの雰囲気もあってか目頭が熱くなった。




・・・その後、かなり予定時刻を過ぎたが、無事に飛び立つ事が出来た。

するとすぐに辺りが明るくなって、雲も少なくなった。どうやら沖永良部周辺のみ悪天候だったらしい...。暫くすると、奄美大島がはっきりと見えてきた。昨年の8月を思い出す...。“3日間で小さなスジブトヒラタ♂1頭のみ”。でも楽しかった思い出である。今年も行くつもりである。結果は伴わないだろうが、アマミミヤマを確認したい。「待ってろよ!アマミミヤマよ!!」・・・飛行機が飛んだせいか、少々気が強くなっているかも知れない。

奄美大島
奄美大島



飛行機は鹿児島で羽田行きに乗り継ぐ。鹿児島空港を飛び立つ際、大きな桜島が見えた。

桜島
桜島


・・・そして、羽田空港に15時過ぎに到着。この時間なら急げば最低限の仕事には、間に合うかもしれない。









 しか〜し、









まさかの、四度目の悪夢がやって来た・・・


↓ダークゾーン↓

 少々早歩きでロビーを抜け、車を停めて置いた駐車場に向かう。


 それほど時間は掛からず、車にたどり着いた。

 少し離れた位置から、リモコンでドアロックを解除する。


 ・・・開かない。???

 ・・・何度やっても開かない。


 非常に嫌な予感がした。


 そう、リモコンの電池が切れているのではなくて、車のバッテリーが上がっているのではないかと...。


 ある程度諦めながら、キーを入れエンジンを掛けてみる...。

 予想通り、無反応であった...。

 古い車なので、4日間エンジンを掛けないと“すねてしまう”らしい。


 JAFを呼ぶ事にした。


 何故か、もう焦らない。


 なかなか3日間で2度も車のバッテリーを上げてしまう“ウルトラへっぽこ”は居ないだろう。

お世話になります!
お世話になります!


 ・・・修理終了の頃には、17時を回っていた。

↑ダークゾーン終了↑



遠征する時は“ダークゾーン”に気をつけましょう...。

“へっぽこ”なりに勉強になった。今後は下記に気をつけて行きたい。

心得其の壱
離島採集時は天候には気をつける。台風等、天候不順時は無理な強行は危険。

心得其の弐
夜間の採集は、人気の全くない場所なので、ある程度のトラブルは想定しておく。単独行動は避けたい。

心得其の参
自宅から飛行場や船着場へ向かう際、出来る限り公共の交通手段を利用する。



・・・明日から“自由人”だ。

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