2005.05.28(土) 神奈川県・東部 3:00PM 晴れ24℃ 随分暖かくなってきた。昨年も何度か足を運んだ、林に行ってみた。クヌギの葉も青々として雰囲気も良い。昨年、この時期には既にコクワを確認していたので、期待感も膨らむ。林床に入ると、すぐに蚊が集まってきた。この光景も最初だけ「らしさ」を感じる瞬間である。
クヌギを確認していくと樹液も出ており、ヨツボシケシキスイが集まっている。風景は既に「夏」を思わせる。こうなるとコクワの姿を確認したくなり、周辺を入念にチェックしていく。
樹液周辺にはコクワが居ない様なので、ふと根元を見てみるとコクワ♀が隠れようとしている姿があった。2005年“樹液シーズン”に入って、初めて観るコクワになる。これは嬉しい!他にも個体が確認できる可能性があるので、更に高ぶる気持ちを抑えながら確認していく。
そして洞を覗いてみると、黒い物体がうごめいた。ドキドキしながら確認すると、コクワ♂が潜んでいた。今年最初の“コクワin洞”だ。表現は意味不明だが、嬉しい。ドルクス系は例えコクワであっても、洞に入っていると迫力が増す気がする。今日はこれだけでも充分に堪能できるものとなった。
気がつくと蚊に数箇所刺されており痒い。樹液にはスズメバチがブンブンと羽音を立てながら集まっている。いよいよ待ちに待った樹液シーズンが開幕した。 成績:コクワ♂×1 ♀×2 (確認後、全てリリース) |