2004.07.18(日) 兵庫県・東部 1:00PM 曇りのち雨 32℃ 昨日は夜という事もあり、周りの雰囲気が全く分からないで車を走らせたが朝を向かえ、本日は兵庫県へ車を走らせた。
大阪の中心部から思ったほど時間は掛からないで現地に到着した。山梨県の韮崎や福島県に似た様な、雰囲気の良い里山の風景である。
とりあえず適当に林道を見つけ入ってみると山梨県の韮崎の様な、大きな台場クヌギがいくつも確認出来た。樹液も良く出ておりカナブンやスズメバチが多く集まっている。台場クヌギを見た感じ雰囲気はあると思う。ただ非常に残念なのは、洞は青くなっていたり、斧で切り刻まれていたりとかなり荒れている様に窺えた。有名な場所だけに、台場クヌギの根元付近の下草には道が出来ており、かなりの採集者が訪れている形跡がある。雰囲気はあるもののクワガタは、コクワすら見当たらない。根こそぎ持って行かれているのであろうか?
林道沿いの台場クヌギは見た感じ全く期待できそうに無いと思ったので、所々確認出来る通常のクヌギを見て回る事にした。するとカナブンが多く集まっているクヌギがあったので、よく確認してみると、樹液が出ている場所から少し右下の洞に、大きなクワガタが居るように感じた。しかし場所としては頭上3メートルほどの高さで、スズメバチも頻繁に訪れている。もしかするとの可能性があると思ったが、無理はしない事にした。(・・・・後になって、確認すれば良かったと悔やんだ)
台場クヌギばかり目立つが、細めの「普通サイズ」のクヌギを蹴っ飛ばしてみると、コクワ♂やノコ♀が落ちてきた。特にノコ♀は今まで観てきた個体の中でも最大級の大きさであった。
標高としてはそれなりにある場所なのでミヤマも期待したが、なかなか確認出来ない。少々諦めかけた頃、ふと足元を見るとミヤマのパーツが落ちていた。最近は長野県含めミヤマの頭ばかり見掛けるが、前向きに捉えるのならミヤマの頭だけでも確認出来れば、その場所でミヤマは生息しているという証拠にもなるので、1つの調査結果になると思いたい。・・・ただ、元気な姿のミヤマを観たい。
結局、時間の許す限り山を探索したが、それ以上の確認する事が出来なかった。途中から激しい雨に見舞われたので、無念の終了となってしまったが2日間、未知の場所である関西の有名産地を回る事が出来ただけでも良い勉強になった。本来であれば事前に情報収集をするべきであったかも知れないが、採れなくて当たり前が“へっぽこスタイル”なので、機会があればまた無駄足を踏んでみたい。 成績:コクワ♂×1 ノコ♀×1 (確認後、全てリリース) |