2004.05.13(木) 神奈川県・東部 1:00PM 曇り 25℃ (蒸し暑い) 神奈川県に来たので、今回も時間の許す限り探索してみる事にした。繁華街からほど遠くない住宅の建ち並ぶの中に、周りの風景とは不釣り合いな局所的にクヌギ林が現れたので、すぐに車を止め確認しに行ってみた。すると洞の多くある細いクヌギが目の前に現れた。正直な所、市街地の中にあるクヌギ林なので雰囲気だけでも味わえればと思っていた。しかし足元にある倒木を裏返してみると、カブトムシの3齢幼虫がゴロっと出てきた。もうこれだけでも気持ち的には、充分満たされた。
思っている以上に雰囲気があり、各クヌギには意外なほど洞がある。夏本番の暁には樹液もかなり出ていそうなクヌギもある。そうなるとコクワの1頭でも確認したく、洞を確認していくと...。妙に黒光りしている大顎が目に入った。大きさもそれなりにあって、すぐにコクワとは異なる大顎だと感じた。・・・ヒラタ?・・・まさかオ○?そんなはずは無いだろう。とりあえず初めての場所であるし、もし採れなくても画像だけは先に収めておこう...。何とか画像は収めた。・・・しかし個体は洞の奥深くに隠れてしまった。体中の力が抜けた。それでもデジカメ上記の画像を見た限り、大きめのコクワだと思うが、非常にドキドキした一瞬であった。
とりあえず気を取り直す意味でも、30分ほど車を走らせ河川敷まで場所を移動した。所々にヤナギも確認でき、コウモリガ痕の洞や樹液の出ている場所もあったのでクワガタの姿を期待した。しかし、洞には何も確認出来なかった。場所柄ヒラタの可能性もあるだけに、時機を見て改めて出直したいと思う。
帰り際にヤナギの近くでコクワ♀の亡骸を見つけ、クワガタの発生は確認出来たので最低限の満足感はあった。
今回は神奈川の市街地という事で殆ど期待していなかったが、実際クワガタの存在を確認出来たので良かった。上記の未確認クワもおそらくコクワ♂だと思うが、もし万が一別の種だとすれば“へっぽこ”魔琴でも可能性があるのかも知れない。例えコクワでもこれだけ緊張できたのであれば楽しめた訳だし、良しとしたい!やはりクワガタ採集は楽しい! 成績:ボ〜ズ |