2003.08.31(日) 静岡県・東部 11:00AM 晴れ 30℃以上(暑い) 同行者:TEN・O 今年は本格的なヒタラ採集が出来ていなかったので、思い切って静岡県まで足を運んでみる事にした。時期的に少々遅いかとも思われたが、今年は冷夏であったが、8月末になって夏らしい暑さが出て来た。今回もその様な中で東京を出発する時は小雨交じりで気温もあまり上がらない様に思えたが、東海地方に近づくに連れ天候も良くなり気温もぐんぐん上がって来た。クマゼミも鳴いており、今年一番の暑さに思えた。ヤナギも非常に健康的に見える。
早速、洞の中を覗いてみるとコクワらしきクワガタの姿を確認出来る。コウモリガの幼虫のお陰で洞から樹液も出ており、その中には何かしらクワガタの姿が確認出来る。
洞をチェックしている内に、今年初となるヒラタ♂も確認出来た。昨年に比べてクワガタの数は多く感じる。
周辺のヤナギを確認して行くと、この日2頭目のヒラタ♂を確認出来た。個人的に昨年以上のペースでヒラタを確認出来るのでテンションもかなり上がった!洞の状況は見た感じ、小さい洞にはコクワが居て、大きめ洞にはヒラタのペアが居る様に窺える。しかしヒラタ♀は奥の方に居る為に採集出来なかったが、無理はしたくなかった。
この辺りはコクワ・ノコ・ヒラタが確認出来るが、ノコの割り合いはあまり多くない事もヒラタの多さと関連しているのだろうか?やはり場所が変われば、関東ではなかなかお目に掛かれないクマゼミの姿も確認出来る。クマゼミは噂では聞いていたが、本当に午前中しか鳴かず、午後になると他のアブラゼミ・ツクツクホウシは鳴いていてもクマゼミだけは全く鳴かなくなってしまう。クワガタからセミまで様々な良い勉強になった。
時間の経過と共に疲れも出て来たせいか、洞に居るヒラタのペアを逃したり、樹液に居るヒラタ(らしき)クワガタも茂みに落として見失ってしまう等の集中力も落ちてきた...。とりあえず、最後にもうワンチャンス願いたく一度見て回ったヤナギを今一度見直しながら確認して行くと、同行者のTEN・Oが明らかにヒラタと思われる個体を発見した。お互い最後の集中力を出しながら、ヒラタ♂をGETすると、その洞の中に更にヒラタ♀も確認出来た。
自分にとって年に一度採れるか採れないかのヒラタ採集は本当に楽しい。ミヤマとはまた違った魅力のあるクワガタである。実績のある方々から見ると笑われてしまうかも知れないが、コクワよりヒラタを確認出来るという事は、オオクワを採った事の無い自分にとって、本当に興奮する瞬間である。 数年前までは夢であったミヤマ採集&ヒラタ採集は、敗北を重ねながらも少しずつ前進して結果が徐々に出る様になってきた。 ・・・これからもマイペースで採集を楽しんで行きたい。 成績:ヒラタ♂×3 ♀×1 ノコ♂×1 コクワ♂×9 ♀×2 |