2013.07.02(火)
北海道・道央 11:00AM 晴れ 19℃ (涼しい) 同行者:kapiさん

今年最初の羽田空港。行き先はクワガタ探索として初となる北海道。過去自分の遠征は南西諸島が多かったが、この数年少し足が遠退いている中“北の大地”を設定してみるのも面白いと感じ、今回の遠征を企画してみた。

今年最初の羽田空港
今年最初の羽田空港




羽田空港を発って1時間30分。新千歳空港に到着する。東京から北海道までの飛行時間はそれなりに掛かると思っていたが、意外と早かった。

新千歳空港
新千歳空港



店先には北海道銘菓としてお馴染みのモノが並んでいる。北海道の雰囲気が出ていて“遠征スイッチ”がONになる。

北海道銘菓
北海道銘菓



昼時という事もあり、空港内にて昼食を取る事にした。北海道に来たのだからやはり「三色丼」が良いだろう。以前、別の用事で北海道に訪れた際、札幌市内の市場にて同じく三色丼を食べたのだが、その時は“ウニ・イクラ・鮭の切り身”だったのだが、今回は切り身ではなく、蟹のほぐし身だった。もう少し滞在時間に余裕があれば、グルメツアーも合わせて行いたい所である。

三色丼
三色丼



空港周辺にてレンタカーの手続きを済ませ出発する。梅雨のない北海道だけあって、湿度は少なく非常に清清しい。

少年よ、、、
少年よ、、、



標識も北海道らしく、南西諸島への遠征が多かった自分にとって、北海道は全く未知なる場所であり、それが楽しみでもある。

北海道らしい標識
北海道らしい標識



北海道はセイコーマートが多い。関東では埼玉県や茨城県でも見掛けるが、北海道がホームであり店舗数も多い。

北海道に多いコンビニ
北海道に多いコンビニ



北海道といえば「ガラナ」。どのコンビニやスーパーで良く目にする。簡単にいえば“コーラっぽい”ドリンクであるが、一説によると北海道はコカコーラの販売が遅れていたので、先にガラナが普及したらしい。

ガラナ
ガラナ


身支度を整えた後、早速林道に向けレンタカーを走らせる。・・・途中、スピード違反で切符を切られているレンタカーを見掛け、我に返る。

探索開始!
探索開始!



気になる場所があれば車を止め、降りて確認してみる。多くのヤナギを目にするので、樹液が出てないかチェックしていく。

ヤナギが多い
ヤナギが多い



しばらく車走らせると北海道らしい、広大な農地が視界に広がる。雰囲気も独特で、平地に畑というより、丘の様な傾斜があっても構わず永遠と続く畑というのは、本州のそれとは違う印象を受ける。畑以外にもヒツジ牧場もあったりして北海道ムードも高まる。

北海道らしい牧場
北海道らしい牧場



ヒツジ以外にもサラブレットらしき牧場も広がる。クワガタ探索としての北海道は初めてになるが、この“北海道らしさ”が楽しい。

北海道らしい牧場
北海道らしい牧場


しばらくヤナギのチェックを行っていくと、ようやく北海道のクワガタに出会うことが出来た。ミヤマ♂である。北海道最初のクワガタがミヤマというのは、もの凄く嬉しい。

ヤナギにミヤマ♂発見!
ヤナギにミヤマ♂発見!



同じヤナギをチェックしていると、近くにミヤマ♀の姿も確認できた。普通に昼間から活動している様子である。

すぐ近くに♀も確認
すぐ近くに♀も確認



先ほどの♂を捕獲して確認してみる。やはりエゾ型である。“北海道のミヤマ=エゾ型”というイメージだったので、その通りの印象に変な安堵感を覚える。

北海道・ミヤマ♂(エゾ型)
北海道・ミヤマ♂(エゾ型)



他の樹もチェックしていくと、枝にぶら下がっているミヤマ♂の姿を確認した。どうやら少ない樹液を確保するため、その様な体勢になっている様子である。この個体もエゾ型であった。

ぶら下がっているミヤマ♂
ぶら下がっているミヤマ♂



・・・時間の限り、樹に付くミヤマを探してみたが、それ以上の確認は出来なかった。




日が傾いてきたので、ライトトラップを行うポイントを決めなくてはならない。昼間の探索時に良さそうな候補地を選んでおき、最終決定を行う。

ライトトラップのポイントを決める
ライトトラップのポイントを決める



今晩はこの位置で照射を行う事にした。初めての場所なので全く自信がないのだが、それが逆にワクワク感にも繋がる。

照射位置
照射位置



設置するのはいつものHIDハンディライト。しかし今回は通常とは違う“バッテリーレス”のHIDハンディライトを持参した。バッテリーレスタイプとは、HIDライトの本体にリチウム電池が入ってない本体であり、外部から電力供給を受けないと点灯できないタイプである。単独では点灯できない反面、飛行機に乗せる際、リチウム電池の入ってない本体なので、保安検査時に面倒なチェックが入らず運送できる利点がある。私は離島や海外など飛行機移動が多いので、このバッテリーレスタイプは今後の活躍を期待している。

本体がバッテリーレスだけに、外部から電力供給を行わなくてはならないのだが、その対策として今回は“車のシガーソケットから電源を取る試み”と“車のバッテリーからワニグチにて電源を取る試み”を行なってみる事にした。まずはシガーからの電力供給を試してみる。・・・セット後、ライトの電源を入れてみたが、一瞬点灯するだけですぐにライトは消えてしまった...。何度か試みたが同じ様に一瞬で消灯してしまう...。どうやら消費電力の大きいライトの為シガーからの出力では供給が間に合わない様子に窺える。・・・シガーからの電力供給を諦める事にした。

テスト的に電源は車のシガーから供給
テスト的に電源は車のシガーから供給



次に試みるのは、“車のバッテリーから直接電源を取る”ワニグチ方法である。バッテリー上がりのリスクがあるので、ライト点灯時は必ずエンジンを掛けたまま使用しないといけない。・・・セッティングが完了し、再び電源を入れる。すると今度は問題なく点灯した。夜の帳も下りているので、ライトトラップを開始する。


・・・しかし、15分ほどするとライトは消灯してしまった。車の異変を感じたので、車内に戻りアクセルを踏んでみるとパワー不足感が否めない。ヘッドライト・室内灯・エアコンは消していたのだが、エンジンを掛けたままであったが、どうやら車のバッテリーを消費してしまったらしい。すぐに車のバッテリーからワニグチを外す。車の方はそのままエンジンを掛け続けたことで復旧した。・・・人里離れた山奥での作業として、不安要素も伴うという点も勉強になった。
(車種によって、プラスとマイナスの接続箇所が異なる場合があるので、“車備え付けの取扱説明書を必ずご確認の上”自己責任で行なってください。)



・・・今回のテストは上手く行かなかったが、良い確認になったと思う。とりあえず外部供給を断念し、通常使用している“純正”外付けバッテリーを使用して点灯。やはり現状としては純正の外付けバッテリーが一番安定しているのだろう。今後のことを考えると他の方法をテストする必要性はあるかも知れない。

点灯
点灯


ライトを点灯後、小さな羽虫や蛾が飛来していたが約30分ほどで甲虫が飛来。確認するとミヤマ♀だった。北海道でのライトトラップにミヤマが飛来してくれて嬉しい。

ミヤマ♀飛来!
ミヤマ♀飛来!



ミヤマ♀の写真を撮っていると、今度はミヤマ♂が飛来した。ライトトラップ時の飛来には波があり、来る時は最初の1頭が飛来すると続けて飛来する傾向があるので、状況的にこの場所は期待できるかも知れない。

ミヤマ♂飛来!
ミヤマ♂飛来!



そう感じていると、今度は大型ミヤマ♂が飛来する。メリハリの利いたシルエットが格好良い。この個体もやはりエゾ型である。

大型エゾミヤマ♂飛来
大型エゾミヤマ♂飛来



またミヤマ♂が飛来する。今回のポイントはミヤマスポットとして良い場所だった様で、ミヤマが次から次へと飛来する。

次々飛来!
次々飛来!



お約束のkapiさんの服へのミヤマ♀飛来も確認。

またkapiさんに飛来...
またkapiさんに飛来...



普段であれば、ある程度の飛来があると流れは止まるのだが、今回は“ミヤマシャワー”の如く、ミヤマの飛来は止まらない。

飛来は続く
飛来は続く



全ての写真が撮りきれないほど、次から次へとミヤマが舞い降りてくる。

どんどん飛んでくる
どんどん飛んでくる



蛾の飛来が少ないので、殆どミヤマばかりの飛来なのである。

止まらない飛来
止まらない飛来



少々雰囲気の異なる個体が舞い降りたので確認してみると、ノコ♂であった。今晩の状況から見るとノコの方が圧倒的に少ない。

唯一のノコ♂飛来
唯一のノコ♂飛来



飛来数は増すばかりで、あっという間にライト周辺はミヤマだらけになってしまう。北海道というのは、なんと贅沢な場所なのであろう。

まだまだ飛来する
まだまだ飛来する



結局、写真が撮りきれないほどなので、飛来した個体の数をチェックしながらシャワーを堪能する。

北海道はミヤマ天国
北海道はミヤマ天国



バッテリー終了までの1時間30分を堪能し尽くし、1晩だけのHIDライトトラップを終了とする。天候も良く、ポイントもどうにか見つける事ができて良かった。機材の撤収作業を行い、帰路につく。


北海道でクワガタの姿を確認できた事で、個人的ながら“北は北海道から、南は沖縄まで”クワガタ探索を行った事になる。自分にとって、どこが終着点か分からないが、自分なりにその様な言い回しはひとつの目標だった気がする。

北海道らしい標識
北海道らしい標識




クワガタ探索としては初の遠征となった北海道。時期的に少々早いと思われていたが、まさかの“ミヤマシャワー”を浴びることが出来、1泊2日でも充分に堪能することが出来た。当初「まだ見ぬ探索地として、一度は北海道に行っておこう。」程度であったが、羽田から1時間半ほどで来れる場所ならば、またエゾミヤマと食べ物を堪能するため足を運んでみたいと思う。

味噌バターラーメン
味噌バターラーメン



・・・ありがとう“北の大地”。大満足の北海道遠征であった。



成績ミヤマ♂×18 ♀×19 ノコ♂×1
(個人持ち帰りなし)

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