2012.07.13(金)へっぽこ遠征in五島列島(2日目)
長崎県・福江島 10:30AM 曇り時々雨 29℃(蒸し暑い) 同行者:kapiさん

福江島遠征、2日目の朝。

窓の外を確認してみると、どうやら雨は降ってない様子である...。

昨晩の天気予報では、あまり期待できないと感じていたので、雨が降り始める前に身支度を整え出発する。

雲は厚いが雨は降ってない...
雲は厚いが雨は降ってない...



宿に朝食の設定が無かったので、コンビニに向かい朝食を購入する。やはり離島遠征時のコンビニの有無は大きい。

コンビニにて朝食
コンビニにて朝食


車の中で朝食を済ませながら、昨晩2度目のライトトラップ時にクワガタが飛来しなかった理由を検証しに行く。

・・・到着して驚く。

・・・山の殆どが杉の植林であった。多少の広葉樹は確認できるものの、これで成果を望む方が難しいと“へっぽこ”でも理解できる。

完全なる針葉樹の山だった...
完全なる針葉樹の山だった...



広間でも薄暗い林道を進む。今更ながら自分は怖がりなので、突然シカなど大型動物が出て来ようものなら、山を降りたくなってしまう...。

とりあえずkapiさんが居るので心強い...。

薄暗い林道
薄暗い林道



まずは昨日仕掛けたフルーツトラップを確認してみるが、何も来てなかった...。とりあえず今晩辺りに期待したい。

何も来てない...
何も来てない...



次にフクエアオカナブン用の高所トラップを確認していく。トラップ毎にカナブンは付いているのだが、通常カナブンばかりである...。

通常カナブン多し...
通常カナブン多し...



いくつかのフルーツトラップを確認していくと場所が良いのか?ゴマダラチョウなど集まっている。かなりの高所の為、肉眼ではカナブンの識別が難しいので5メートルの長網で全てネットインしてみる。

色々と来ている様子...
色々と来ている様子...



するとフクエアオカナブンが1頭入っていた。手に取ってみるとサファイアの様な輝きを放っている。カナブンの場合、やはり明るい昼間に確認できるので楽しい。

福江島・フクエアオカナブン
福江島・フクエアオカナブン



トラップを確認していくとコクワ♂が張り付いていた。一応、今回の初トラップ個体になる。贅沢をいえばゴトウヒラタに来て欲しい所であるが、まだ滞在期間はあるので、今後に期待したいと思う。

フルーツトラップ第1号はコクワ♂
フルーツトラップ第1号はコクワ♂



・・・と、感じていたら、トラップ周辺から黒い物体が落下したので確認してみると、先ほどのコクワより小さいゴトウヒラタ♂の姿があった...。この個体がフルーツトラップに来ていたのかは不明であるが、とりあえずはゴトウヒラタを確認する事が出来た。

福江島・ゴトウヒラタ♂
福江島・ゴトウヒラタ♂



その後もフルーツトラップを確認していくと、それなりにフクエアオカナブンを確認する事が出来た。やはりトラップは風通しの良い場所の方が個体を多く確認できる様である。改めて個体を手に取り、福江島に居る事を実感する...。

宝石の様な美しさ
宝石の様な美しさ


とりあえず採集記的にもそれなりに画像が撮れたので、今晩のライトトラップ設置場所を探してみる。しかし、そう思って探してみると、雰囲気の良さそうな場所は大体が針葉樹の林だったりして、なかなか設置場所を決定する事が出来ない...。

ライトトラップのポイントを探す...
ライトトラップのポイントを探す...



いくつかの林道を彷徨っていると、針葉樹が多いながらも林道沿いにはクヌギやコナラも確認できる場所を見付けた。

福江島はクヌギ・コナラも多い
福江島はクヌギ・コナラも多い



kapiさんがクヌギを手で叩いてみると、大きなノコ♂が落下してきた。実はこの個体以外にも、あと2つ3つ大きな物体が落下したのだが、見失ってしまった。おそらく樹液が出ていて数頭のノコが集まっていたのだろう。

落下してきたノコ♂
落下してきたノコ♂



近くの樹で大合唱しているセミが居るので、声の主を探してみると「ヒメハルゼミ」であった。時期的に初夏に多く発生する様で、今がその時の様である。透明オレンジの腹が特徴的に感じる。1頭鳴き始めると山中のヒメハルゼミが一気に大合唱し始めるので、初めて聞くと驚くかも知れない。

ヒメハルゼミ
ヒメハルゼミ


福江島を走っていると、やはり多くの教会が確認できる。中には古く趣のある建物も多く、同じ長崎県の離島でも対馬とは随分と異なる印象を受ける。福江島は非常に個性のある、良い島だと感じる。

趣のある教会
趣のある教会



車から降り教会の中に入ってみる。ステンドグラスの非常に落ち着いた教会内は、まさに神秘的であった。残念ながら教会内は撮影禁止だったので画像は無いのだが、福江島の魅力を感じる事ができた。

悔い改める
悔い改める


再びフルーツトラップを確認して回る。通常カナブンが数多く付いている。カナブンのトラップは採っても少し時間を置くと、すぐにまた飛来して集まってくるので、多くの個体が確認できて楽しい。

通常カナブン更に多し...
通常カナブン更に多し...



昨晩からフルーツトラップには、カナブン以外にも多くの虫たちが集まっている。福江島では良く見かける小さなカマキリも特徴的である。コカマキリの半分くらいの大きさで、しっかり成虫の様である。観ているとトラップに集まるショウジョウバエを狙っている様子である。

良く見かける小さなカマキリ
良く見かける小さなカマキリ



・・・とりあえず一通り探索を終え、少々疲れも出てきたので、夜間探索まで宿に戻り休む事にした。




暫しの静養を取り、体力が回復したところで夕食を食べにkapiさんと街に出る。

今晩は福江島で取れた魚の海鮮丼をオーダーしてみる。新鮮な魚で非常に美味であった。やはり島ごとの食べ物は楽しい。

福江島の海鮮丼
福江島の海鮮丼


夕食後、昨晩の様な失敗が無い様にと何とか見付けた広葉樹のポイントに向かい、HIDハンディライトを設置する。

コロニーレーザー、スタンバイ
コロニーレーザー、スタンバイ



設置が終了した頃には、すっかり夜の帳が下りていたので、すぐにコロニーレーザーを照射する...。

照射!!
照射!!



昼間に下見した時は無風だったが、夜になると結構な風が吹き始めてしまった...。やはり離島の場合、風の状況も確認しておいた方が良い思われる。今更、風の吹いてない別の広葉樹の山を探す余裕も無いので、このまま継続する。・・・何とかコガネ系は飛来するので、可能性に期待してみる。

今晩も小型甲虫、多し...
今晩も小型甲虫、多し...


・・・しかし、ハーフタイム(1時間30分)粘ってみたが、クワガタの飛来は無かった。残念ながら今晩も結果が出なかった。・・・機材を撤収する。

・・・“離島の風”は今後の課題である。




2晩連続でライトトラップにて思うような成果が挙げられなかったのだが、宿の戻る前に昨日確認した樹液場に足を運んでみると、樹の根元を歩いているゴトウヒラタ♀が確認できた。これから樹液場の向かう途中なのであろうか?

徘徊するゴトウヒラタ♀
徘徊するゴトウヒラタ♀



他にも徘徊している個体が居ないものかと探してみる、すぐ近くに別のゴトウヒラタ♀が歩いていた。更に周辺にてもう1頭ゴトウヒラタ♀が確認できた。1本の樹の下に3頭の個体が確認できたのだが、何か理由があるのだろうか?kapiさんは「樹液からノコなどに落とされたのでは?」と言う。確かにそう思える様な場所に個体は確認できた...。真相は解らないが、とりあえずゴトウヒラタが多く確認できたので嬉しい。

ゴトウヒラタ♀が多い
ゴトウヒラタ♀が多い



周辺を照らすために手にLEDライトを持っていると、それに向かってノコ♂が突っ込んできた。いきなりだったので少々驚いたが、これもある意味ライトトラップといえるかも知れない...。

LEDライトに向かってきたノコ♂
LEDライトに向かってきたノコ♂



最後に昨日同様、樹液の出ている樹を蹴ってみると、大きなノコ♂が落下してきた。この個体がゴトウヒラタ♀を蹴散らしていたのだろうか?

大型ノコ♂
大型ノコ♂




宿に戻り明日に備える。昨日、本日とライトトラップが芳しくなかったが、離島ならではとして、今後の課題にしていきたい。それでもフルーツトラップはフクエアオカナブンを多く確認する事が出来たので、今回試しているトラップのレシピや設置場所など概ね良好だと思う。今回の遠征では、まだミヤマを確認しておらず、ゴトウヒラタ♂も小さな個体1頭しか確認できてないので、最終日となる明日はフルーツトラップの回収など、最後の可能性があるので楽しんでいきたい。



成績ゴトウヒラタ♂×1 ♀×3 ノコ♂×4 ♀×3 コクワ♂×1 フクエアオカナブン♂×5 ♀×10
(個人持ち帰りなし)

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