2010.11.07(日)へっぽこ遠征inタイ王国(4日目)
海外・タイ王国 7:30AM 曇り 28℃ 同行者:うしやんさん、きっちゃんさん(現地)

タイ王国遠征、4日目の朝。

いよいよ今回の遠征もラストの朝を迎えてしまった。今回のホテルも朝食に豚粥があったので迷わず選択する。
タイ王国の粥は、ほど良い味付けで食べやすく気に入っている。

朝粥
朝粥



朝食を取っていると入り口付近が賑やかになってきた。どうやら結婚式が行われているらしい。近くにいってみると、それらしい雰囲気になっている。考えてみれば外国にて外人の結婚式を目の当たりにするなど、なかなか無いことなので暫く見入ってしまった。

タイ王国の結婚式?
タイ王国の結婚式?




身支度を整え、最後の探索に出発する。

雰囲気の良さそうな高台があるので立ち寄ってみる。高い建物も見当たらない最高の眺めに癒される。

高台にて
高台にて



高台の頂上付近は良い吹き上げになっており、外灯などもあるので昨晩飛来した個体など居ないか調べてみる。

外灯をチェックしてみる
外灯をチェックしてみる



外灯下の公衆電話にハナカマキリが確認できた。改めて観てみると頭部の形状が特徴的であり、いかにも外産カマキリといった印象を受ける。

タイ王国・ハナカマキリ
タイ王国・ハナカマキリ



ヒメカブト♀を確認する事ができた。予想通り昨晩飛来した個体であろう。最終日の探索で、1頭でも現地のクワガタ・カブトムシが確認できれば満足である。今回の探索でも多くのヒメカブトが確認できたが、個体数の多さやシルエットから見てもやはり日本のカブトムシと似た様な存在だと思う。

タイ王国・ヒメカブト♀
タイ王国・ヒメカブト♀



花を見ると大型のアゲハが来ていた。名前は判らないが、巨大なモスラ加減に“南国の蝶”を感じる。

大型アゲハ
大型アゲハ



何かが転がっていたので確認してみると、ヒメカブト♂の亡骸であった。やはり高台という場所柄、虫たちが集まり易いのだろう。

ヒメカブト♂の亡骸
ヒメカブト♂の亡骸



椰子らしき木の陰には爬虫類の姿も確認できる。タイ王国は昆虫に限らず全体的に大型個体が多い。

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うしやんさんがカミキリを確認。非常にインパクトのある個体であった。最近はうしやんさんも積極的にカミキリや他の甲虫にもアプローチしているが、そちら専門の方にとってもタイ王国は魅力的な場所だと思う。本当に色彩豊かな虫が多い。

インパクトのあるカミキリ
インパクトのあるカミキリ



タイ王国北部を後にして、ここから数時間掛けてバンコク都を目指す。

途中の田んぼには数え切れないほどのサギが佇んでいる。全てにおいて自然の豊かな国だと感じる。

サギが多過ぎる
サギが多過ぎる



今回は新規開拓としてタイ王国北部をを選択したが、昨晩のメンガタカブトやゴホンヅノカブトなど初めて確認できた種も居たので、過去の遠征とは一味違ったタイ王国を堪能できたと思う。・・・また時期を変えて探索を試みれば面白いと思う。


・・・数時間後、近代的な建物が見え始めバンコク都が近付いて来た。

道路は左側通行で、高速の行き先表示なども緑であり、日本車も多いせいか親近感を覚える。

バンコク都に向かう
バンコク都に向かう




バンコク都に到着後、きっちゃんさんと合流し車を駐車場に預ける。探索は終了として、ここからはタイ王国観光に移る。


まずは、地下鉄に乗ることになった。個人的には海外の地下鉄は初体験であり、非常に楽しみである。

バンコク都の地下鉄
バンコク都の地下鉄



海外の地下鉄ということで、NYのスラム街の様なあまり良いイメージを持ってなかったのだが、実は清潔であり非常に快適なのであった。

綺麗な車内
綺麗な車内



行き先は「ルンピニー」。ここはルンピニー公園として有名であり、つい最近では“赤シャツのデモ隊”が最後まで抵抗して立て篭もっていた公園である。日本の報道でも装甲車がデモを鎮圧すニュースる映像などが流れていたので、覚えている方も多いだろう。

ルンピニーを目指す
ルンピニーを目指す



駅に到着後、早速ルンピニー公園内に入ってみる。

公園近くにMAZDAのロゴが目に入ったのだが、その手前になにやら大型爬虫が佇んでいる。遠めに見てもかなり巨大な個体であろう。

手前に大型爬虫類
手前に大型爬虫類



水辺に近付いてみると、周辺には数多くの巨大トカゲが確認できる。大きさにして1メートルほどの個体も確認できる。
基本的にはこちらが近付くと逃げてしまうので臆病なのだろうが、日本ではお目に掛かれない巨体に“恐竜”の様なインパクトを受ける。

超巨大トカゲ(1mほど)
超巨大トカゲ(1mほど)



ルンピニー公園内を歩き回ってみたが、かなり広い。・・・数ヶ月前に死者を出す非常に危険な銃撃戦が繰り広げられた形跡は、現在全く残ってない。普段は平和そのものであるが、実際にこの場所を自分の目で確認することが出来て良かった。

ラーマ6世像
ラーマ6世像



ルンピニー公園を後にしようとすると、公園内の一部では今でも警備が続けられていて、デモが再発しない様に監視されている。

・・・銃を持っている兵士を見て、当時の空気を感じることが出来た。

警備は厳しい
警備は厳しい


次に向かうのは船着場。ここから船に乗り「ワット・ポー」を目指す。

先程のルンピニー公園から車でも行ける場所なのだが、うしやんさんときっちゃんさんの粋な計らいで船での移動となった。

船に乗りワット・ポーに向かう
船に乗りワット・ポーに向かう



船に乗り大河を遡って行く。タイ王国北部でも見た様に雨季の影響で川の水量は多い。それでも多くの船が行き交い、遠くに見える建物は神秘的なものも多く、4度目のタイ王国遠征にて“普通の観光”をしている気分になってきた。

雰囲気満点
雰囲気満点



目的地に到着し船を降りる。思えば昼食を食べてなかったので、屋台で「パッタイ」を食べる。
何というかタイ王国では食べ物に迷ったら、パッタイを選択しておけば間違いはないだろう。

昼食のパッタイ
昼食のパッタイ



そして一番の目的地であるワット・ポーの礼拝堂に辿り着く。自分にとってまさにタイ王国といったイメージだったので、興味津々であった。堂内は観光客である他の国の外人の姿も多く、非常に混み合っていて中には日本語も聞こえてくる。やはり多くの観光客がこのワット・ポーを目指しているのであろう。

ワット・ポーの大寝釈迦仏
ワット・ポーの大寝釈迦仏



その姿は神秘的そのものであり、気分は天竺に到着した孫悟空の様な感覚である。

一度観てみたかった!
一度観てみたかった!



それにしても各国の観光客で、堂内は大混雑である。こういう時、普段のマナーなど観光客各国のお国柄を感じる。

足の裏にも貝細工
足の裏にも貝細工



全長46メートル、高さ15メートルもあり、この姿で悟りを開いたと言われている。とにかくデカイ!! ・・・ちなみにサガットは居なかった。

全長46メートル
全長46メートル



ワット・ポーを堪能した後は再びバンコク都内に戻る。今まで山間部での探索がメインだった為、渋滞など皆無であったが、やはり観光地ではかなりの渋滞が発生している。渋滞するタイ王国に新鮮なものを感じる。

タイ王国名物トゥクトゥク
タイ王国名物トゥクトゥク



時間的には空港に向かうまでまだ余裕があるので、私は旅の疲れを取りたくマッサージを受ける事にした。うしやんさんときっちゃんさんはマッサージを受けず近くの飲み屋に向かわれた。タイ王国では2時間コースを好んで選んでいるのだが、やはりバンコク都という場所柄、料金設定は高めであったが、それでも日本に比べれば格安である。

マッサージを受ける
マッサージを受ける



見覚えのあるマークが目に入った。ファミリマートの古いロゴであった。懐かしいものを感じる。タイ王国内では圧倒的にセブンイレブンが多いのだが、最近はファミリーマートも力を入れている様で店舗拡大が新聞に掲載されていた。バンコク都内では偶に見掛ける。

懐かしいマーク
懐かしいマーク




マッサージを受け、飛行機の時間が迫ってきたので残りの時間で夕食を楽しむことにした。うしやんさんときっちゃんさんが、おススメお店があるというので合流後さっそく向かう。どうやらタイスキの老舗店の様である。

最後の晩餐
最後の晩餐



オーダー後運ばれてきた牛肉に生卵を混ぜ合わせ、その後しゃぶしゃぶの要領で食べるのだが、地味な店内や愛想の無い店員の雰囲気から味が全く想像がつかなかったのだが、口にしてみて驚いた!今まで食べたことの無い下味のしっかりした肉が絶品なのであった。うしやんさんが言うには、白米に乗せて牛丼の様にして食べてもおいしいと言うのだが、通常のタイスキとは少し異なるこの鍋は、癖になるまた食べたい逸品であった。

絶品!タイスキ
絶品!タイスキ


時間いっぱいになってしまった...。日本に戻る便の手続きを進める。さすがに4度目ともなれば慣れたもので、順調に全て進む。

あっという間に出国ゲートまで来てしまった。いつも通りまたの再開をお約束して固い握手をする。今回もタイ王国に来る事ができて良かった。
うしやんには今回も全てにおいてお世話になってしまった。きっちゃんさん、軍曹さんはじめタイ王国の全てに感謝申し上げたい。

夢の終わり
夢の終わり



・・・出国ゲートを潜り一人になる。ここからは一人で日本に向かう。

今まで以上にうしやんさんと深いお話が出来た事が、一番の収穫だったかも知れない。文章で綴るには私の表現では伝えられない深いものであった。日本からタイ王国に渡ったうしやんさんのお話を伺えた事は、私の人生そのものに刺激を与えてくださるものであった。

個人的には、つい先月行った沖縄本島での探索で、諸々辛い状況であったが、プライベートな問題含め私の悩みなど、タイ王国にて逞しく生きているうしやんさんから比べれば、大した問題ではなかった。それに気付くことが出来ただけでも今回のタイ王国遠征は大きなものであった。



成績ヒメカブト♀×1
(確認後、リリース)




・・・タイ王国を出発して6時間。窓の外が明るさが気になり目が覚める。既に日本国上空であった。

日本の夜明け
日本の夜明け


入国審査を受け、再び日本の生活に戻る。

タイ王国での充実感とこれから現実に戻る不安感が入り混じる。でも心は晴れ晴れとしている。間違いないのは、今日からまた日本で頑張って生きていくという事である。なんだか大げさな表現をしているかも知れないが、誰かが言っていたが“人生色々”...その通りである。色々ある中で、私は私の出来る範囲のことを自分なりに楽しむしかない。仕事もプライベートも、この探索記も私の人生そのものである。

楽しかった。
楽しかった。



・・・継続は力なり。

嗚呼、2011年のタイ遠征が待ち遠しい・・・。

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