ご注意!

2016年3月15日、環境省より、オキナワマルバネクワガタは、採集禁止となりました。詳細は、環境省サイトにてご確認下さい。下記、採集記は規制以前のものです。


2010.10.03(日)へっぽこ遠征in沖縄諸島(2日目)
沖縄県県・本島 9:30AM 晴れのち雨 31℃

沖縄本島、2日目の朝。

窓の外は、沖縄らしい青く広い空が広がっている。

晴天の沖縄
晴天の沖縄



朝食後、気分転換にビーチに出てみた。気温も30℃ほどあり、絵に描いた様な“南国のビーチ”が広がっている。

南国のビーチ
南国のビーチ


そろそろ出発しようかと思っていると、ソテツ周辺に大量のシジミチョウが乱舞している。

ソテツに乱舞する蝶
ソテツに乱舞する蝶



おそらく以前、るどるふさんに教えて頂いた「クロマダラソテツシジミ」であろう。ソテツの害虫と聞いているが、成虫だけでも相当数が確認できる。

クロマダラソテツシジミ
クロマダラソテツシジミ



沖縄だけに蜜柑系の樹も確認してみる。運よくオキナワヒラタやオキナワノコギリが確認できればと思ったが、何も確認できなかった。

柑橘類も確認してみる
柑橘類も確認してみる



クロイワツクツクも大量発生しているのか、至る所で多くの個体を確認できる。・・・クワガタもこれくらい観てみたい。

クロイワツクツク大発生?
クロイワツクツク大発生?



周辺を見渡すとハイビスカスが咲いている。様々な色彩があるが、やはり赤が一番らしさを感じる。

沖縄らしい
沖縄らしい



ハイビスカスの合間にハラビロカマキリが佇んでいた。風に揺られた草をイメージした様な、独特な歩行モーションが様になっている。

ハラビロカマキリ
ハラビロカマキリ




ほとんど探索らしい事をしてないが、昼食にする事にした。以前から気になっていた評判の店に足を運んでみたが、あいにく休みであった。ここのチキンバーガーが絶品らしいので、明日チャンスがあれば改めて訪れたい。

CLOSED
CLOSED



沖縄北部には沖縄そばの亜種の様な「山原そば」があると聞いていたので、立ち寄ってみる事にした。ちなみに山原で“やんばる”と読む。沖縄そばとの違いは、乗っている具材の違いの様で、三枚肉とソーキの2種類の肉が同時に乗っているものが、山原そばと呼ばれている様である。

山原そば(やんばるそば)
山原そば(やんばるそば)


・・・結局、ほとんど探索らしい事をしないまま、夕暮れを迎えてしまった。

そろそろ夕暮れ
そろそろ夕暮れ




夜の帳が下り、やんばるの林道を流す。昨日同様、他の採集者の方々も多く入っている様である。

林道を流してみる
林道を流してみる



・・・今晩も何も確認できない。というか、よく見てないのかも知れない...。



・・・集中力が続かない。 ・・・これでは採集記だって、ロクなものが書けないはずである。



過去数年分の採集記を読み返しても、面白みが無いというか、表現力や説得力のない事も理解している。簡単に言えば、どの記事も「朝起きました。窓の外を見ました。朝食とりました。出かけました。昼食とりました。ボ〜ズでした。帰りましょう。」しかなく、標本・飼育・売買も皆無なので、採集記が書けなければ、結果として“何をしたい人”なのか、そんな見られ方をしている事も多いのだろう。それが自分の探索スタイルであると自信を持っていたはずであるが、今回の遠征では何かが違う。 ・・・実は、ある理由にも気付いている。

甲虫が見当たらない
甲虫が見当たらない



・・・サイトを長く続けていると色々な事がある。それでも自分は自身のスタンスを大事にしていきたい想いもある。


それがあったから、素晴らしい方々との出会いや長く付き合っていける仲間とも巡り合えた。これは私の財産だと感じている。


1時間ほど林道を流していると急に土砂降りになってしまった。他の採集者の車は、雨が上がるのを待っている様であったが、自分はこれで宿に戻ることにした。もったいない気もするが、濡れた林道を見てこれ以上の探索をする気になれなかった。

・・・土砂降りに
・・・土砂降りに




宿に戻る途中、樹の上に何か潜んでいるので確認してみると、フクロウが佇んでいた。なんだか今の自分を見て笑われている様な気もするのだが、このフクロウの姿を見て少し和む事ができた。

フクロウに笑われる
フクロウに笑われる



成績:ボ〜ズ

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