ご注意!

2007年年4月1日より、神津島動植物の保護に関する条例第4条第1項、第5条第2項及び同条例施行規則第4条第2項に基づき、ミクラミヤマクワガタ採集禁止となりました。


今回の記事は“事前に取材許可を申請し、個体を持ち出さない条件のもと、特別な許可を得て”調査しております。


2010.05.23(日)へっぽこ遠征in伊豆諸島(3日目)
東京都・神津島 5:30AM 雨 20℃

神津島遠征、最終日の朝。

目覚ましが5時に鳴り起床する。すぐに窓の外を見ると、幸いにも雨は落ちてなかった。昨晩の天気予報では終日雨の予報だったので、これから降るのだと思われるが、その前に林道に出てみる事にした。

夜明けと共に活動準備
夜明けと共に活動準備




林道に向かう途中、山を眺めてみると低い雲が山を覆っている。条件はかなり悪いと思われるが、とにかく雨が降る前に可能性だけは得たいと林道に向かう。

雲は低いがまだ降ってない
雲は低いがまだ降ってない



林道に到着すると、山は予想通り濃い霧(雲)に包まれていた。いくら“へっぽこ”でも厳しい事は容易に理解できる。それでも“もう来る事すらできない”神津島なので、少しでも可能性を信じ歩を進めていく。

雲に覆われる山
雲に覆われる山



林道や草むらなどミクラミヤマが確認できそうな場所をチェックしていく...。しかしこの状況下では、晴れてる日なら林道に出てくる、小さな昆虫やトカゲの姿を全く確認することが出来ない。肌寒さを感じる。気温も相当低くなっているのだろう。・・・正直、条件はかなり悪いと思う。

全く虫がいない
全く虫がいない



それでも可能な限り調査を続けてみたのだが、ここで無念の雨が降り始めてしまった。もともと天気予報ではかなりの降水量を予想していたので、このあとの可能性は厳しいと思われる...。

雨が降り始めた...
雨が降り始めた...



・・・奇跡の神津島遠征は、ここで終了する事になった。最終日は1時間ほどの調査で何も確認できなかったが、やらずに後悔するより、やって納得できた想いが強い。




朝食を取りに宿に戻ることにした。時計を見るとまだ午前7時前であり、島の中は人影も無くひっそりとしている。

村に戻る
村に戻る



宿に戻る前に神津島村役場に立ち寄り、調査許可書を返却する。日曜の朝一番でも当直者が居ると聞いていたので、問題なく返却する事ができた。改めて今回の調査許可を出して頂いた神津島村役場に感謝申し上げたい。

調査許可証を返却
調査許可証を返却



・・・宿にて最後の朝食を取っていると、あの島内放送が流れてきた。

東海汽船によると、本日のジェットフォイルは機材不具合の為“欠航”とのアナウンスであった。幸か不幸か、もともと帰りの便はジェットフォイルは店員オーバーにて座席を確保できず、東海汽船「かめりあ丸」にて竹芝桟橋まで戻る予定だったので、宿をチェックアウト後は港に向かい「かめりあ丸」乗船する。

10時間掛けて竹芝桟橋へ
10時間掛けて竹芝桟橋へ




・・・かめりあ丸は神津島の港を離れていく。


天候の悪さもあってすぐに神津島は見えなくなってしまった。何というか、今回の奇跡の神津島遠征を表しているかの様に、まさに“幻の島”という印象であった。何度も述べている様に“現在、神津島のミクラミヤマは“採集禁止”になっている中で、私の探索スタイルやサイト及び「クワガタマガジン」での活動も理解して頂いた上で、密猟の抑止力に繋がる事を期待して調査許可を出して頂いた事を本当に感謝している。

奇跡の神津島遠征でした。
奇跡の神津島遠征でした。



この記事が結果として抑止に繋がれば幸いであるし、今後も自分に出来る事を考えながら、自分なりにクワガタに対しアプローチを行っていければと考えている。今回は本当に有意義な調査が行えたと思う。


・・・ありがとう、素晴らしき神津島。



調査内容:生体確認なし

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