2009.08.01(土)
東北地方 12:00PM 曇りのち雨 28℃

前夜、先日購入したHIDライトをリュックに入れてみた所、三脚や外付けバッテリー、シーツ等を入れても余裕があったので、「これなら渋滞を気にせず電車でも遠出も可能だなぁ。」と感じた。リュックの重さとしても、持ち運びには問題ない程度なので、急に電車での探索を思い立ってしまった。

リュック一つでフル装備
リュック一つでフル装備



そう思ったら翌日、上野駅に来ていた。。。今回は電車とレンタカーにて、“HIDライトの手軽さ”を試みる事にした。

北へ向う
北へ向う


東京を発って数時間。電車の中ではゆっくりと寝て来る事ができた。早速レンタカーを借りて山に入ってみる。

レンタカーを借り探索開始
レンタカーを借り探索開始



ヤナギをチェックしてみると、ゴマダラカミキリが付いていた。感覚的にはヒメオオやアカアシがベストなのだが、プロトレックにて標高を確認するとヒメオオには少々足りない感じであったが、可能性を求めて探索を続ける。

ヤナギにゴマダラカミキリ
ヤナギにゴマダラカミキリ



・・・暫くすると林道にアカアシ♂が落ちていた。拾い上げてみたが既に息は無かった。生きていれば尚良かったが、とりあえず周辺に個体が生息している情報にはなったので、暫くルッキングしながらHIDライトの設置場所を探してみる。

今季初のアカアシ♂(昇天)
今季初のアカアシ♂(昇天)



HIDライトの設置場所といっても、この手は全くの無知なので、雰囲気の良さそうな場所を探すだけでもかなりの時間を要してしまった。しかも設置したと同時に雨が降り出してしまった...。仕方ないのでビニル傘とビニルテープにて、HIDライトに雨が直撃しない様にセッティングしてみる。

雨対策の為、傘をさしてみる
雨対策の為、傘をさしてみる



夕暮れが近付くと共に雨足は徐々に強くなってきた。すでにライト前に敷いたシーツは、ずぶ濡れ状態になっている。

暗闇と共に雨足が強まる
暗闇と共に雨足が強まる



しかも至近距離で雷までなり始めたので無理は禁物と、ライトを点灯した上で暫く車の中で待機しながら天候の様子を窺う事にした。

雷も鳴り始めた...
雷も鳴り始めた...



時間は経過し辺りはすっかり暗闇に包まれたが、雷雨は激しくなる一方で、とても車から出られる状態ではなくなってしまった...。
当然、この状態では殆ど何も飛来しない。。。

土砂降りの雷雨...
土砂降りの雷雨...


ライトを点灯して1時間30分ほど経過した頃、やっと雨は小降りになり雷は遠くになった。すると今まで何も飛来してなかったHIDライトに急に蛾が集まりだした。ド素人ながらも先程よりも雰囲気が良くなった事は理解できた。とりあえず雨足が弱まったので車から出て周辺を確認してみる事にした。

雨が小降りになった
雨が小降りになった



すると大雨によって土砂だらけになった地面に、クワガタらしきシルエットが見えた。まさかと思い確認するとミヤマ♀が引っくり返っていた。
蛾が集まりだしてすぐにこのミヤマも飛来したのか?それとも大雨の中でも飛来していたのか?どちらか判らないが、どちらにしても全くの当てずっぽうの中で設置したHIDライトにミヤマ♀は飛来してくれた。漆黒の暗闇に中、本当に有り難い気持ちになった。

ミヤマ♀飛来していた!
ミヤマ♀飛来していた!



もしかして他の個体もいるのではないかと思い、周辺を確認してみるとすぐ近くにミヤマ♀が佇んでいた。・・・もしかすると雨の中、勝手に来ないものだと考えていたのだが、実は飛来していたのかも知れない。とにかく今はどの様な状況でもデータ収集として勉強になる。

ミヤマ♀もう1頭
ミヤマ♀もう1頭



2頭目のミヤマを確認し暗闇の中で興奮していると、ライトに向って大型のドルクスが飛来した。直前に2頭のミヤマを見ているだけに、かなり勘違いしそうになったが、結果として大きなコクワ♂だった。これだけでも充分に雰囲気があり楽しい。

大きなコクワ♂も飛来
大きなコクワ♂も飛来



少し前の雨足が強い状態でも「他にクワガタは飛来していたかも知れない」という気持ちになり、ライトから少し離れた場所もチェックしてみる。
すると、周辺には小さな甲虫たちが数多く確認する事が出来た。やはり雨の中でも甲虫たちは飛来していた様である。

飛来した甲虫たち
飛来した甲虫たち



その後もバッテリーが持つ限り挑戦を試みる。・・・しかし先程まで遠方を照らしていた強力ライトも、雨が上がった事で霧が発生してしまい、途端に虫の飛来が少なくなってしまった。本当にちょっとした事でも虫達は敏感に反応している事が窺える。

残り時間僅か...
残り時間僅か...



霧は徐々に濃さを増してしまい、100メートル以上先を照らしていた光も、ほんの数メートル先で拡散してしまい効力が失われてしまった。
・・・やはり自然の力には勝てない。バッテリーの残量も残り少なかったので、ここまでとして撤収作業に移った。

霧で光が拡散してしまう
霧で光が拡散してしまう



結果として電車とレンタカーといった大袈裟な探索となってしまったかも知れないが、リュック一つで灯火採集の出来る手軽さは今回一番の収穫となった。今回は天候もさる事ながら、月齢もかなり悪かったらしい。今までここまで月齢を気にした事はなかったが、やはりこの採集方法を続けるのであれば今後の課題として意識して行きたい。今回は自分なりに有意義な探索であった。また機会があれば敢行してみたい。

充分の結果
充分の結果


成績ミヤマ♀×2 コクワ♂×1 ♀×1 カブトムシ♂×1
(確認後、全てリリース)

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